『忍たま乱太郎 第7弾再演』東京公演がついに開幕、初のアフターイベント&地方公演開催にも注目
ミュージカル「忍たま乱太郎」第7弾再演~水軍砦三つ巴の戦い!~ (撮影=鈴木久美子)
2016年6月18日より『ミュージカル「忍たま乱太郎」第7弾再演~水軍砦三つ巴の戦い!~』が、東京ドームシティ・シアターGロッソにて開幕した。“忍ミュ”初となる静岡と尼崎での地方公演を行うことでも注目を集めている本公演だが、ド迫力のスタント、ワイヤーアクション、そして胸を熱くするホットな楽曲が多数楽しめる内容となっている。初日前日の6月17日(金)に、マスコミ向けの公開ゲネプロが実施された。その模様をリポートする。
物語の舞台は水軍砦。忍術学園の生徒たちは、忍者嫌いで知られる兵庫水軍の男たちと、ひょんなことから出会うことになる。お互いに警戒し、牽制しあいつつも、次第に接近し、理解を深めていく男たち…。ミュージカル「忍たま乱太郎」、通称“忍ミュ”初登場のキャラクター・兵庫水軍の正体とは!?
今回の東京公演は、会場である東京ドームシティ・シアターGロッソならではの“高さ”のある舞台を生かした演出が存分に楽しめる。なかでも舞台を水中に見立てた、まるでシンクロナイズドスイミングを観ているかのような気分になれるフライングアクションや、メンバーの息の合ったスピーディな殺陣の迫力が印象に残った。また、歌唱力がよりパワーアップした出演者たちによる合唱や、夏の暑さを忘れさせてくれるような涼しさを感じられる水中&海辺の演出、立体的な舞台セットにも注目してもらいたい。
終演後には、出演者による会見が行われた。
立花仙蔵役の鐘ヶ江 洸は、「出演者だけでなく、スタッフも息を合わせて行わないといけない演出が多数。みんなで力を合わせてやっています。日本を明るくできるように、観ていただいた方が元気になれる公演を目指しています」とコメント。また、実は高所恐怖症だという橘 龍丸は、「初めてワイヤーに挑戦した時は、さかさまになるのが結構怖かったんです。想像以上に高さがある会場なので…。リハーサル中、スタンバイで少し待ちの時間があった時は、ヒザが笑ってしまって。怖すぎて泣きました(笑)」というエピソードを語ってくれた。
海老澤健次は、「今回、初めて地方公演にも行かせていただくのですが、その会場ならではの演出が楽しめるのも今回の魅力です。Gロッソは、高さがある会場なのでそれを活かした殺陣やアクションをたくさん観ていただけますし、東京公演でしか見ることができないシーンもたくさんあると思うので、今しか見れない舞台を是非観に来て欲しいです。尼崎や静岡では、また違った舞台をお見せできると思います。」と語り、最後に北村圭吾が「最終的には仲間になれるとか、絆みたいなものの魅力が描かれている作品です。そのあたりを、さらにわかりやすくシンプルに伝えていければいいなと思っています。」と締めくくった。
六年生と兵庫水軍による会見
個性豊かなキャラクターたちがくり広げる、出会いと友情と冒険の物語。兵庫水軍が原作に登場する以前の『エピソードゼロ』が描かれた本作は、“忍ミュ”ファンはもちろん、初めて観る人にも新鮮かつ爽やかな感動が得られる内容となっている。東京公演は7月3日まで。興味のある人は、足を運んでみてはいかがだろうか。
撮影=鈴木久美子