高見沢俊彦 42年のキャリアを持ちながら今もなお未知の領域に挑み続ける原動力はどこにあるのか
高見沢俊彦 撮影=大塚秀美
一体このバイタリティーはどこから来るのだろうか。デビュー42年目を迎えたTHE ALFEEのリーダーにしてギタリストの高見沢俊彦のことである。THE ALFEEとしては、5月25日リリースの最新シングルが「今日のつづきが未来になる」が50作連続オリコンチャート・ベスト10入りという記録を打ち立てたばかりだ。春ツアー、夏フェスと、精力的なバンド活動を展開しながら、同時にソロでも新たな表現に挑み続けている。今年2月には世界を舞台に活躍する指揮者、西本智実との共演が実現し、Bunkamuraオーチャードホールで開催されたクラシックコンサート『INNOVATION CLASSICS TOMOMI NISHIMOTO × TOSHIHIKO TAKAMIZAWA』に参加し、その模様が収録されたDVDも6月29日にリリースされた。さらには8月17、18、19日の3日に渡って、『真夏の夜の夢:Takamiy 3Days』というタイトルのもと、ビルボードライブ東京でのソロライブも決定している。42年の音楽人生の中でも初となるクラブでのステージ。今もなお未知の領域に挑み続けているその原動力はどこにあるのだろうか?
THE ALFEEだって、まだブレイク前、まだ夜明け前ですから。
常にそういう気持ちでいたいです。
――ビルボードライブ東京でのソロライブが決まっていますが、そもそもどういう流れで実現したんですか?
2月にやらせていただいた『INNOVATION CLASSICS』がbillboard classics presentsということで、ビルボード東京ライブさんと懇意にさせていただいたことがきっかけですね。『INNOVATION CLASSICS』も自分にとって初の試みだったんですが、クラブでのライブも初めてなので、おもしろそうだなって。ビルボードライブ東京って、オシャレなイメージがあるので、そういう場所で自分がやったら、どういうものになるのか、興味が湧いたんですよ。
――メタルなどのハードな音楽も、EDMなどのダンスミュージックも、そぐわなそうな場所ですからね。
普段Takamiyのソロでやっているようなハードなものは控えていこうと思っています。’91年にロンドンレコーディングをして、『主義-ism:』というソロアルバムを出してから今年で25年目になるんですが、その時に作った1stはメロウでロマンティシズム溢れる作品だったんですよ。“ism”というのはロマンティシズムの“ism”。なので、その作品からも何曲かやる予定です。それと、今年はベンチャーズに「TOKYO LONELY NIGHT 」という曲を書いたので、その曲のTakamiyバージョンをやるのもいいかなと。要するにギターで行なえる表現の中で、ハードではない部分やインストでの表現を追求していきたい。2月の『INNOVATION CLASSICS』で感じたクラシックメロディを、ギターで表現してみるのもおもしろそうだし。まだ全然決まってないんですけど、インストは、ああいうクラブには合うんじゃないかな。
――ビルボードライブ東京は、ジャズのインストも多いですよね。
そういうところで自分の音楽の新たな扉を開いていけたらと思っています。もちろんハードなものも大好きなんですが、そうではない高見沢メロディの集大成的なものを今後、作っていこうと思っていて、そのとっかかりとして、ビルボード東京ライブはいいのかなと。
――常に新しいものに挑んでいく姿勢を持ち続けているところが素晴らしいですね。
『INNOVATION CLASSICS』をやった時、クラシックのフィールドの中に単身入っていくアウェー感覚があったんですが、あのアウェーの緊張感が自分にとっては良かったんですよ。こんなにキャリアを積んだヤツは普通はわざわざアウェーに行かないぞって言われたんですが、あえて挑戦するのも面白いかと。でも終わった後の達成感は格別でしたね。
――ビルボードライブ東京もアウェーと言えそうですね。
アウェーですよね。だってみなさん、食事をしてますからね(笑)。食事をして、お酒を飲んでいる中で演奏するわけじゃないですか。みんなでヘドバンするわけにはいかない(笑)。グラスが倒れしまいますから(笑)。ステージも狭いので、普段、僕が使っているギターのセット、アンプ類やエフェクター類は入らないし、ギターもそんなにたくさんは置けない。なのでなるべくシンプルなギターでやろうかなと思っています。まあ、洒落でエンジェルギターを持っていくのもありかもしれませんけど(笑)。いつもとはちょっと違った面を出してみたい。1日2ステージで、70分限定なので、あっという間かもしれませんけど“真夏の夜の夢”みたいな感じで、パッと出てパッと終わる、みたいな感じになるんじゃないかな。普段のTHE ALFEEのコンサートみたいに、しつこいほど長くやるステージでないことは確かですね(笑)。
――『真夏の夜の夢』というコンサート名もせつなさ、儚さが漂っています。3日間それぞれに、“Night of Noir”“Night of Rouge”“Night of Blanche”とタイトルが付いていて、それぞれ黒、赤、白ということになりますが、これは?
日によって、部分的に曲を変えてもいいかなと。“黒い夜”、“赤い夜”、“白い夜”ってどういうものなのか、僕なりの表現でやっていけたらと思っています。……単純にギターの色が違うだけだったりしてね(笑)。
――黒、赤、白で限定しても、様々なギターを持っていらっしゃいますからね。
いくらでもありますね。色彩のイメージが湧く曲もあるので、そのあたりのことも考慮して組んでいこうと思っています。それぞれの日限定のカクテルも考えています。~オブ・ノワールとか。お酒を飲めない方用にはノンアルコールのカクテルも用意するので、雰囲気も含めて味わっていただけたら。
――3日連続で、しかも1日2公演というのは?
初めてですね。THE ALFEEで3DAYSをやったことはありますが、ソロでは3DAYSも初めてなんですよ。しかも1日2回公演は生まれて初めて。そういうのもなんかいいですね。ビートルズのハンブルグ時代はこんな感じだったのかなって(笑)。あの頃はビートルズ、1日4ステージとか、やってたらしいですから。
――『真夏の夜の夢』を見に来る人へメッセージをいただけますか?
いつものライブだと、汗びっしょりになっちゃうんで、軽装で来る方が多いんですが、今回は『真夏の夜の夢』なので、ちょっとオシャレをして来るといいんじゃないかな。もちろん自分なりのオシャレでいいんですよ。正装する必要はないし、ドレスコードがあるわけでもないので、どんな格好をしてもいいんですが、お互いにいつもとは違う気分で参加したら、より楽しめるんじゃないかな。天井も高いし、異空間ですしね。ライブハウスとは全然違うし、日本の今までのクラブ的な場所とも違うし、ニューヨークの摩天楼の中にあるライブ空間みたいなイメージで、カクテルが似合う。僕もTHE ALFEEで着ているようなギラギラしたものではなくて、シンプルなスーツでいこうと思っています。と言っても、あくまでも僕が考えるシンプルなので、世間一般の普通のシンプルとは違うかもしれませんけど(笑)。
高見沢俊彦 撮影=大塚秀美
――『INNOVATION CLASSICS』についてもうかがいたいのですが、指揮者の西本さんからのオファーがきっかけだったんですか?
そうです。西本さんから「一緒にやりませんか」って声をかけていただいて、お話を聞いて、興味を持ったところからスタートしました。クラシックで新しいことをやりたいという情熱が伝わってきたし、僕もクラシックが好きだったので、自分がクラシックの人たちとやったらどうなるんだろうって思ったんですよ。その時点ではまったく想像が付かないじゃないですか。そういうことをやるのが逆におもしろい。キャリアを積んでくると、だいたいのことは想定できるようになるんですよ。THE ALFEEでスーパーアリーナをやるとなったら、こうなるな、ああなるなって、ある程度は読める。自分にとってまったく想像できなかったのが『INNOVATION CLASSICS』でした。
――そもそもクラシックのどういうところに惹かれたんですか?
メロディアスなところですね。作曲家たちが作ってきたメロディは、人類の財産だと思うので、守っていかなければならないと思っています。実際にすごい人たちがたくさんいる。モーツァルトにしても’70年代のロックミュージシャンみたいな感じで自己破滅的な終わり方をしているじゃないですか。ベートーベンだって、すさまじい人生を送っていて、ロッカーよりもすごい(笑)。音楽にすべてを捧げて、ストイックな人生を歩んでいるからこそ、その人の魂が音楽に宿っている気がするし、そういう人たちの作ったメロディって、心惹かれますよね。
――高見沢さんの書くメロディもクラシックの影響がありそうですが、そのあたりは?
クラシックはメロディアスの宝庫ですし、そういった部分では子どものころから影響は受けていますよね。だからどんなにハードな曲でもダンサブルな曲でも、メロディは大事にしていきたい。そこが自分の真骨頂だと思ってますから。
――クラシックが好きと言っても、オーケストラの中に入っていってやるのは勇気も必要ですよね。
2年くらい前に“やりましょう”っていうことになって、ずいぶん先のことだからって思っていたんですが、近づくにつれて正直、だんだん不安になってきました(笑)。
――DVDのメイキング映像にたくさんの付箋が貼られたぶ厚い譜面が映っていましたが、あれを見ただけで、とんでもなく大変そうなことが伝わります。
“こういう曲をやりたいんです”という西本さんからのリクエストがあって、あの譜面が送られてきました。一応、お互いの共通項が『展覧会の絵』だったんですが、オーケストラと一緒にやるとなった時に、どう弾けばいいかわからないじゃないですか。西本さんの意向が曲に対する最大のアドバンテージですから、譜面に沿って演奏するんですが、果たして俺にこれが弾けるんだろうかっていう懸念がまずあるわけですよ(笑)。
――DVDを見ても、高見沢さんが弾くギター、実に多彩なプレイを展開されています。弦楽器とユニゾンで弾いたり、管楽器とユニゾンで弾いたり、ソロで様々なニュアンスを出したり。
ひとりオーケストラですよね。しかもクラシックの譜面にはコードというものは載ってない。もちろんメロディのハーモニーなので、和音はありますが、コード記号はないので、自分なりに解析して、クラシックの言語をロックの言語に翻訳していかないといけない。それが結構大変でしたけど、おもしろかったですね。“そうか、こうなっているんだ”っていう発見がたくさんありました。
――THE ALFEEでも『THE ALFEE CLASSICS』シリーズをリリースしたり、ソロでも『Takamiy Classics』をリリースされていますし、もともとクラシックに造詣の深い高見沢さんだからこそ、ロック言語への翻訳が可能だったのではないですか?
スラスラというわけにはいかないんですが、♯や♭は付いているので、読み解いていくことはできますね。クラシックの場合は♭が付いているのも結構あるんですが、ギターで♭コードの譜面を弾くのはちょっと面倒なんですよ。そこはチューニングを変えてギターを弾くなどの工夫をして対処しました。
――微妙な音の表情、音色の強弱など、高見沢さんのギターの表現力の豊かさが際立っていると感じました。
ロックってある一定の幅の中でガツンと行くんですが、クラッシックはデクレッシェンド、クレッシェンド、ピアニシモなど、レンジが幅広いんですよ。アンサンブルを重視して演奏しなければならないし、他の楽器の演奏も把握しなければいけないし、他の楽器を際立たせるために、音を抑えなければならないケースも多々出てくる。なので、自分なりにいくつもの音をミックスさせて作りましたよ。あんなにギターを練習したのは、高校生以来かも(笑)。途中で気が付きました。これはもしかして相当大変?って(笑)。結果もしかしてどころの話じゃなかったけどね (笑)。
――たくさんのハードルがあったと思うんですが、乗り越えていく上でポイントになったことはありますか?
音楽に対する興味、追求心、探究心に尽きますね。これがある限り、乗り越えていくことができる。ただし、ひとりでいくら練習しても、ダメなんですよ。というのは、オーケストラの皆さんと一緒に合わせない限り、いいのか悪いのか、答えが出ないから。つまり本番日になってみないと、どうなるかわからない。こんなことって、ないじゃないですか。僕らが普段やっている音楽って、ひとりで練習していても、最終的にはこうなるなってある程度の予想がつくでしょ? でもオーケストラとやる場合は、いくら個人練習を積んでも、本番で一緒にやらない限り音の具合もわからないし、テンポ感もわからない。蓋を開けてみないとわからないなんてことは、今までなかったですからね。
――クラシックコンサート独特の静寂の瞬間も、緊張しそうですよね。
あんな緊張、当分ないだろうと思いました。今回の『真夏の夜の夢』も緊張しそうですけどね。でもあの静寂はなかなか味わえるものじゃないですよね。静寂の中で出て行ったんですが、僕は後ろのほうにいて、暗いし、よく見えなかったので、観客いるのかなと思ったら、いまして(笑)。すべてが新しかったですね。いつもは出た瞬間に、ウワーッ!ってなるじゃないですか。その歓声がまったくないから、新鮮でした。
――そうした中で、オーケストラと絶妙に融合しながら、自在な演奏もされていて。『展覧会の絵』の「古城」でのブルージーなギター、独創的で見事でした。
ブルーノート(スケール)を使ってみようと思ったんですよ。クラシックにないのがブルーノートなので。そういうところでは自分なりにフレーズをアレンジしてみました。
――指揮者を見ながら演奏するのはどんな感覚でしたか?
いや、ブレイクもあるし、ずっと集中し続けなければならないわけで、クラシックをやってる人は大変だなと思いました(笑)。一番気を付けたのは僕らバンドの音が干渉しないこと。どうしても僕らの音がでかくなっちゃいますから、ドラムも生のドラムを使わず、デジタルドラムにして。もちろん外のスピーカーではそれなりの音量で出ていますが、ステージの中ではそんなに音を出していません。あくまでもメインはオーケストラ。Takamiyバンドとしてそこは気を付けました。
――『INNOVATION CLASSICS』を終えてみて、どんなことを思われましたか?
よくぞ、自分を選んでくれたなっていうことですね。声をかけてくれたことに感謝だし、自分はまだまだ未知の場所に行けるんだという自信になりました。キャリアを積んできた今だからこそ、新しい扉を開くことができたという面もあったと思います。これまでに積んできた自分の経験値もありますし、その中で予測が付かないオファーを素直に受けることができて良かったなって。自分の中に音楽的なマインドが残っていることがうれしかったですね。まだまだできるなあって。『INNOVATION CLASSICS』をやったことで、新しい扉を開いた感覚があったので、その開いた先へもっともっと進んでいきたいですよね。新しいことって1回やって終わりではなくて、続けていくことで新たな何かが生まれていくと思うんですよ。やり続ける価値はあるし、個人的な興味もあるし、もっと違うものもできるだろうし。クラシックの裾野を広げるという意味での意義もある。音楽は国境のないものだし、クラシックは世界中どこでもできるものだし、言葉を発しなくても、通じ合うことができるわけで、改めて音楽の持っている可能性の大きさを感じました。
――DVDのインタビューで西本さんも、「またやりたい」と語っていました。
特に『展覧会の絵』はまたやってみたいですね。やればやるほど、変わるんですよ。1日目のステージと2日目のステージとで全然違っていた。始まる前はオーケストラの人たちも緊張感でいっぱいだろうし、バンドもそうだし、そういう意味ではお互いに同じ気持ちになれるのがおもしろかったですよね。
――THE ALFEEでライブをやる場合とソロでやる場合での意識の違いはありますか?
かなりありますね。THE ALFEEの方が全然ラク(笑)。3人いますし、やってきた経験が多いですから、こうすればこうなるなってある程度は想定できる。ソロは自分にとって、新しいことを試みる場所でもあるので、想定できないことがたくさんありますから。THE ALFEEでハードな部分がきつくなってきたので、じゃあハードな部分は俺がやろうっていうことで始めたのが第2期のソロのプロジェクトで。メタルチックなものをやってきて、去年は自分の音楽的なルーツでもあるGSをEDM的なアレンジでやったり。実験的なことをやることで、自分自身も刺激を受けるし、THE ALFEEにも持って帰れるんですよ。昨年12月に出したアルバム『三位一体』にもGSっぽい曲が入っていますし、そういったところで活かされることがたくさんあって。自分が刺激を受ければ受けるほど、それまでとは違う新しいTHE ALFEEが出てくる。僕がソロをやるのは常にfor THE ALFEEですから。僕はTHE ALFEEのクリエイターなので、どうやってTHE ALFEEを長持ちさせていくのかが最大の目的だし、すこしでも長く3人でステージをやっていきたい気持ちが強いんですよ。だからソロ活動をやってもTHE ALFEEの活動は休まないんです(笑)。そこは守っていきたい。
――スケジュール、とてつもなくハードですよね。
そうなんですよ。昨日もウルトラマンのコンサートに参加しましたから(笑)。みんな、バンドを休んでからソロをやるじゃないですか。僕の中ではそれは違うんですよ。バンドやりつつ、ソロもやる。もちろん大変は大変なんですが。長年筋トレをやってますからね(笑)。
――体力もそうですが、気力もすごいです。
気持ちも必要ですよね。ここまで42年も生かされてきたんだから、バンドをやり続けていきたいんですよ。その気持ちが原動力かな。
高見沢俊彦 撮影=大塚秀美
――THE ALFEEとしても春ツアー、夏フェスに続いて、秋ツアーも発表になっています。THE ALFEEでの活動、今後に向けて、イメージしていることはありますか?
最新シングルの「今日のつづきが未来になる」じゃないですけど、今日の1本が未来の1本に繋がっていくという感覚でやっています。
――1本の積み重ねがもうすぐ2600本になるわけですからね。じゃあ、特にゴールみたいなものは想定していないんですか?
もう行けるところまでですよ。THE ALFEEを聴いて、青春を感じている方がいるんだったら、その青春は終わらせないようにしたい。ジ・エンドがないように頑張っていきたいですよね。ファンの方が僕らの歌を見つけて、コンサートを選んで来てくれたおかげで、42年間、続けて来られたわけで、自分たちだけではできないわけですよ。その方達を裏切ったらダメだし、真摯な思いで感謝しています。そうした気持ちも1本1本のステージで表していけたらと思っています。まだ1回も僕らのコンサートを観たことがないという人もたくさんいますから、そういう方のためにも、テレビに出て歌って、気に入っていただけたら、コンサートに来ていただけたらいいかなと。
――積み重ねということで言うと、シングル「今日のつづきが未来になる」によって、50作連続ベスト10入りを達成しました。感慨はありますか?
正直、うれしいですよ。と同時に、ホッとしました。48作目くらいから周囲がさわぎだしたんですよ。僕らは意識してないじゃないですか。それで“えーっ?”って思って、なるべく意識しないようにしていたんですが、ついつい意識してしまって、3人とも緊張してしまった(笑)。節目のタイミングでTHE ALFEEの原点とも言えるアコースティックなナンバーを出せたので、良かったんじゃないですかね。50作連続の最初の1曲目が「メリーアン」で、ちょっとロック寄りな曲でTHE ALFEEの中ではハードな方だったんですが、50作目がアコースティックとコーラスを活かした楽曲だったのは、いい意味でTHE ALFEEを象徴していると思います。原点であり、これからのTHE ALFEEの形を示せたかなと。
――原点の部分、具体的に説明していただくと?
大学の頃によくサイモン&ガーファンクル、CSN&Y、初期のイーグルス、ビージーズなどのコーラスをコピーしていたんですよ。三声のコーラスって今、あまりないじゃないですか。3人ともにリードボーカルができる、コーラスができるというのが僕らの武器なので、今後も三声のコーラスを活かした楽曲は歌っていきたいですね。
――Takamiyとしての未来のイメージはありますか?
『INNOVATION CLASSICS』も『真夏の夜の夢』も新しい扉だと思うんですが、常にTakamiyにとっての音楽の新しいドアを探し続けたいですね。で、どんどん開いていきたいです。キャリアに関係なく、安住するのはイヤですから。これでいいやって思ったら、終わりですから。まだまだこれからだと思っています。THE ALFEEだって、まだブレイク前、まだ夜明け前ですから。常にそういう気持ちでいたいです。
撮影=大塚秀美 インタビュー・文=長谷川 誠
[1st] 開場17:30/開演 18:30 [2nd] 開場 20:15/開演 21:00
8月18日(木):Night of Rouge
[1st] 開場17:30/開演 18:30 [2nd] 開場 20:15/開演 21:00
8月19日(金):Night of Blanche
[1st] 開場17:30/開演 18:30 [2nd] 開場 20:15/開演 21:00
<参加アーティスト>
大桃俊樹 : E.Bass
ただすけ : Keyboards
宮永治郎 : E.Guitar
吉田太郎 : Drums
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サービスエリア(自由席) :¥11,000(税込)
カジュアルエリア(指定席 / 1ドリンク付) :¥9,500(税込)
その他 CLUB BBL 会員メンバーズシート・デラックスシート等有(追加料金要)
※18歳未満/高校生の方は成人のご同伴でご利用いただけます。(ただし、未就学児童のご入店はお断りいたします。)
10/06(木)サンシティ越谷市民ホール
10/09(日)桐生市市民文化会館シルクホール
10/12(水)府中の森芸術劇場どりーむホール
10/15(土)高周波文化ホール(新湊中央文化会館)
10/16(日)上越文化会館
10/22(土)広島上野学園ホール
10/23(日)島根県芸術文化センター グラント
10/27(木)相模女子大学グリーンホール
10/29(土)東京国際フォーラム・ホールA
11/05(土)びわ湖ホール
11/06(日)神戸国際会館・こくさいホール
11/10(木)市川市文化会館
11/13(日)福井フェニックスプラザ
11/19(土)福岡市民会館
11/20(日)iichikoグランシアタ[大分]
11/24(木)大宮ソニックシティ
11/27(日)静岡市民文化会館
11/30(水)神奈川県民ホール
12/04(日)栃木県総合文化センター メインホール
12/10(土)名古屋国際会議場センチュリーホール
12/11(日)名古屋国際会議場センチュリーホール
12/17(土)仙台サンプラザホール
12/23(金・祝)日本武道館
12/24(土)日本武道館
12/29(木)大阪城ホール
『billboard classics presents
INNOVATION CLASSICS TOMOMI NISHIMOTO × TOSHIHIKO TAKAMIZAWA』
『billboard classics presents INNOVATION CLASSICS TOMOMI NISHIMOTO × TOSHIHIKO TAKAMIZAWA』
TYXT-10027 (1Blu-Ray+1DVD 2枚組) ¥9,800(税込)
<収録曲>
Takamiy Classics Fantasy op.1
ヴィヴァルディ作曲:≪四季≫から<夏>~第3楽章
マスカーニ作曲:歌劇≪カヴァレリア・ルスティカーナ≫~間奏曲
アルビノーニ作曲/ジャゾット編曲:≪弦楽とオルガンのためのアダージョ≫
エルガー作曲:行進曲≪威風堂々≫~第1番
ムソルグスキー作曲/ラヴェル編曲:組曲≪展覧会の絵≫
ユニバーサルミュージックストア
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