indigo la End 『インディゴミュージック』ZeppTokyo公演レポート 『インディゴラブストーリーvol.1』開催決定

レポート
音楽
2016.7.22
indigo la End

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『インディゴミュージック』 2016.7.20 Zepp Tokyo

indigo la Endが7月20日にワンマンツアー『インディゴミュージック』の東京公演をZepp Tokyoにて開催した。現在のメンバーになってからは初のアルバム『藍色ミュージック』を6月に発表し、ファイナルの福岡・DRUM LOGOSまで9公演が行われた今回のツアーは、信頼のおけるメンバーとフラットに音楽を楽しむ4人の姿が実に印象的なツアーとなった。

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それぞれが藍色の衣装を身に着けたメンバー4人がステージに現れ、佐藤栄太郎(Dr)が下手寄り、コーラスの2人が上手寄りに位置する新しいポジションにつくと、ライブは“愛の逆流”からスタート。

佐藤と後鳥亮介(B)によるソロの応酬から始まった「悲しくなる前に」、「忘れて花束」と新作の中でもオルタナ感の強い曲を続けて披露すると、ドラマチックな構成の光る「アリスは突然に」、さらには、ループ感のあるダンスナンバー「ココロネ」と、序盤から多彩な曲調が際立つ。

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「indigo la Endです。よろしくお願いします。東京のワンマンは半年ぶりですけど、みんな元気でよかった」という短いMCを挟み、川谷絵音(Vo/G)がアコギに持ち替えると、アルバムのオープニングを飾る“藍色好きさ”、ミディアムバラードの「心雨」と、『藍色ミュージック』の世界を展開していく。

続くMCでは、川谷がポケットに入れっ放しにしていたマスクをオーディエンスに突っ込まれるという微笑ましい一幕もありつつ、「雫に恋して」、「ダンスが続けば」と再び新作からの曲を続け、フォーキーなメロディーの強さが耳に残る「心ふたつ」から、「夏夜のマジック」へ。ハンドマイクを持った川谷はステージ上を自由に動き回り、ベース残しのパートでは後鳥に寄り添って歌ったりと、この空間を存分に楽しんでいることが伝わってくる。

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9月に新木場STUDIO COASTでツアーの追加公演が行われることが決定し、「プレイバック」というサブタイトルに沿ったコンセプチュアルな内容になることが予告されると、シンセとコーラスがシアトリカルかつ幻想的な雰囲気を作り出す「eye」へ。

一転、「シノブ」と「風詠む季節」はほぼピアノと歌のみで、ときにしっとりと、ときに力強く、美しいメロディーを歌い上げる。川谷と長田カーティス(G)が向かい合ってカッティングを刻む「インディゴラブストーリー」では、エモーショナルな曲調がオーディエンスを魅了した。

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「『藍色ミュージック』はこの4人で、この(コーラスの2人も含めた)6人で作った初めてのアルバムで、長く愛せる作品ができたと思うので、長く愛してほしいです。これからもうざいくらい曲を作っていくので、うざいくらい聴いてください」という川谷のMCに歓声が起こると、ラストに向けてアッパーな「夜明けの街でサヨナラを」を披露。

初期のインディゴを代表する名曲「緑の少女」では会場中でクラップが起こり、最後は「名もなきハッピーエンド」で華々しく本編が締め括られた。

アンコールではまず川谷が一人で登場し、オーディエンスからお題を募って、即興で作った曲を弾き語りで披露するという。この日は「アイス」「靴下」「斉藤さん」「髭」という4つのお題を歌詞に入れ、ゲスの極み乙女。の休日課長ネタも交えながら、見事にその場で曲を完成させ、オーディエンスから大きな拍手が送られた。

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続いてメンバーが登場すると、後鳥が「もう言っちゃっていいよね?」と、ツアー前に肩を骨折していたことを告白し、今度は場内から大きなどよめきが起きるも、「もう全然大丈夫」という報告に、暖かな拍手が起こる。あくまで音楽を軸としながら、ゆったりとしたMCを含む、このアットホームな雰囲気も、インディゴのライブの大きな魅力だと言えよう。

10月に東京と大阪で2マンライブ『indigo la End presents「インディゴラブストーリー vol.1」』の開催が発表され、再び場内が大きく湧くと、その勢いのまま「瞳に映らない」へ。

「インディゴはファンの方に恵まれてると思います。直接話すことはできなくても、音楽で会話できるのがライブだと思うので、また来てください」というMCに続き、最後に披露されたのは「素晴らしい世界」。ラストのパートを一人アカペラで歌い切った川谷は、オーディエンスに向けて深々とお辞儀をして、ステージを後にした。


レポート・文=金子 厚武

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ライブ情報
indigo la Endワンマンツアー 「インディゴミュージック」
2016年6月17日(金)広島CLUB QUATTRO  OPEN18:00 / START19:00
2016年6月19日(日)高松オリーブホール  OPEN17:00 / START18:00
2016年6月25日(土)新潟LOTS  OPEN17:00 / START18:00
2016年6月26日(日)仙台Rensa  OPEN17:00 / START18:00
2016年7月03日(日)Zepp Sapporo  OPEN17:00 / START18:00
2016年7月13日(水)Zepp NAMBA OPEN18:00 / START19:00
2016年7月14日(木)Zepp Nagoya OPEN18:00 / START19:00
2016年7月20日(水)Zepp Tokyo OPEN18:00 / START19:00
2016年7月22日(金)福岡DRUM LOGOS OPEN18:00 / START19:00

indigo la End presents「インディゴラブストーリー vol.1」

16年10月03日(月)大阪 BIG CAT
16年10月12日(水)東京 LIQUIDROOM
16年10月19日(水)東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO

※時間:OPEN18:15 / START19:00 全公演共通
※出演: indigo la End + 1ARTIST(ゲストアーティストは7/31の21時に発表予定)
※前売り料金:税込¥4,000-(1drink別途)

【FC先行】7/21(木)12:00 ~ 7/27(水)23:00 まで
オフィシャルモバイルファンクラブ『indigoる』にて受付 http://sp.indigolaend.com/
【一般発売】9/03日(土)

 

リリース情報
indigo la End major 2nd full album『藍色ミュージック』

◎発売日:2016年6月08日(水)
◎品番:初回限定盤(CD&DVD)WPZL-31164/5、通常盤(CD)WPCL-12336
◎金額:初回限定盤(CD&DVD)3,500円+税、通常盤(CD)3,000円+税
※初回限定盤DVD収録内容↓
① indigo la Endの素顔と本音が描かれたshort movie「藍色四人」。川谷絵音が初のナレーションを担当し、
臨場感をありのままに伝えるバイノーラルで録音!!
② 本作品で初公開となる「心雨」music video
※初回プレス特典(初回限定盤&通常盤)は「Newメンバービジュアル ステッカー」
◎収録曲(全14曲): 01. 藍色好きさ 02. 雫に恋して 03. ココロネ 04. 愛の逆流 05. シノブ
06. 悲しくなる前に 07. 忘れて花束 08. eye 09. 夏夜のマジック 10. 風詠む季節 11. music A
12. ダンスが続けば 13. 心雨 14. インディゴラブストーリー
Produced by 川谷絵音 / All Music & Lyrics Written by 川谷絵音
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