Lead多彩なエンタメショーで夏完走、15周年に向け「とにかくついてこい!」

レポート
音楽
2016.9.12
Lead「Lead Upturn 2016~THE SHOWCASE~」中野サンプラザホール公演の様子。 (写真提供:ポニーキャニオン)

Lead「Lead Upturn 2016~THE SHOWCASE~」中野サンプラザホール公演の様子。 (写真提供:ポニーキャニオン)

Leadの全国ツアー「Lead Upturn 2016 ~THE SHOWCASE~」の最終公演が昨日9月10日に東京・中野サンプラザホールにて行われた。この記事では2部の模様をレポートする。

毎夏恒例のワンマン公演「Lead Upturn」。今年Leadは6月にリリースしたアルバム「THE SHOWCASE」を携えて5会場10公演を実施し、衣装やセットを含めてアルバムの世界観になぞらえたエンタテインメント性の高いショーを繰り広げた。

冒頭ではまず、明るいディスコチューン「Loud!Loud!Loud!」や事務所の先輩・YORI(DA PUMP)が振り付けたロボットダンスが特徴の「Let's Get On It」や、LeadCafe定員の福澤有が振付を担当した「Game」など、アルバム収録の新曲を中心にパフォーマンス。最初のMCでは鍵本輝が「今回はLeadのいろんなエンタテインメントの形を詰め込んだステージになってます」と説明する。その言葉通り、あいさつのあとも谷内伸也が未発表ソロ曲「Stand by me」でDJのスクラッチに乗せて高速ラップを披露したり、Leadとダンサーたちが起承転結あるコミカルなストーリーをセリフなしで表現するダンスコーナーがあったりと、観る者を飽きさせない展開が続く。

中盤のMCでは、谷内が「今回は夏ツアーいち、くだけてるね。ファンクラブ(イベント)の延長線上みたいな」と話すように3人も観客もリラックスして楽しんでいる様子。そして鍵本の「夏っぽいことした?」という問いから、ミディアムな「Summer Love Story」で後半がスタートし、このパートは椅子に座って歌うラブソング「Amazing」や、古屋敬多のソロナンバー「You're the only one」としっとりしたムードが続いた。

鍵本自身が作詞作曲したソロ曲「Wake me up」以降は、ビートが鳴り響く激しいダンスチューンの連続へ。3人はラストスパートに向けて「一緒に夏の最後の思い出作っていきましょう!」と煽って、スキルフルな歌とダンスで客席を沸かせる。「It's My Style」や「Just do it」で場内を最高潮の盛り上がりに導き、最後まで紳士的なエンタテインナーぶりを見せつけて本編に幕を下ろした。

アンコールでは「あっという間やったね」と今回のツアーを振り返るコメントをした3人。来年2017年はデビュー15周年という話題にも触れ、鍵本は「弱点さえも強みに変えて成長していきたい」と宣言。彼がファンに「とにかくついてこい!」と呼びかけると、それに触発されるように古屋も「歌もダンスももっとうまくなります!」、谷内も「夢をつかみます!」とメモリアルイヤーへの決意を口にし、ファンから歓声と拍手を浴びていた。

なお、この日のライブの模様は12月21日にDVD / Blu-rayでリリースされる。

Lead「Lead Upturn 2016 ~THE SHOWCASE~」
2016年9月10日 中野サンプラザホール セットリスト

01. Loud!Loud!Loud!
02. Let's Get On It
03. ムーンライトシャワー
04. Game
05. Stand by me
06. ジレンマ(谷内伸也ソロ)
07. Zoom up
08. GREEN DAYS
09. バージンブルー
10. Summer Love Story
11. Amazing
12. You're the only one(古屋敬多ソロ)
13. Wake me up(鍵本輝ソロ)
14. 志~KO.KO.RO.ZA.SHI.~
15. It's My Style
16. Just do it
17. 約束
<アンコール>
18. Stand up Action
19. Giant Steps

音楽ナタリー
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