「性」と「死」に興味を注ぐ松下まり子展、matchbaco改称前最後の展示
©Mariko Matsushita "Artist" oil on canvas, Courtesy of matchbaco, KEN NAKAHASHI
松下まり子の個展『イド』が、10月7日から東京・新宿のmatchbacoで開催される。
人間の「性」と「死」への関心をもとにした絵画を発表している松下まり子。現代芸術振興財団が主宰する『第2回CAFAA賞』の最優秀賞を受賞し、2017年にはイギリス・ロンドンで3か月にわたる滞在制作を予定している。
『イド』展では、セックスや女性器のイメージ、エロティックな感覚、女性の持つ「力」と「聖性」、タナトスなどをモチーフにした絵画や自身を描いた作品などを発表する。
なお会場となるmatchbacoは同展終了後の11月からKEN NAKAHASHIに名称変更する予定だ。
松下まり子のコメント
私はただ真っ暗闇で燃えている松明のようになりたい。肌を焼き、髪を燃やす綺麗な火のようになりたい。世界はどろどろで暗く私は根が生えたように拘束されていたが、光がそれらを鏡のように照らした。私は懸命に呼吸していたい。