『ゴッホ展　巡りゆく日本の夢』が全国３か所を巡回　「ゴッホと日本人」がテーマの展覧会

全国3会場を巡回する『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』が、2017年8月26日（土）より北海道立近代美術館で開催される。

本展は、日本初となる、オランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクトとして実施されるもの。2017年8月26日（土）より北海道立近代美術館にて開催されたのち、2017年10月24日（火）より東京都美術館、2018年1月20日（土）より京都国立近代美術館にて順次実施される。

本展では、「ファン・ゴッホのジャポニスム」、「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部に分けて構成される。ファン・ゴッホと日本の関係性を、両方向から検証する内容となる。

第一部では、国内外のコレクションより厳選した約40点のファン・ゴッホ作品を通じて、ファン・ゴッホが日本からどのような影響を受け、その思いを作品に投影したのかを表現。さらに、ファン・ゴッホが日本に魅了されるきっかけとなった浮世絵を含む日本美術作品、約50点を展示する。第二部では、近代日本の知識人、約240人がファン・ゴッホ終焉の地オーヴェールを訪れた記録を残した「芳名録」を世界初公開する。加えて、その巡礼の実相を約90点の豊富な資料から辿ってゆく。

※札幌、東京の2会場のみ展示

日本を夢想したファン・ゴッホと、ファン・ゴッホに憧憬した日本人。２つの視点からゴッホの美学を描き出す本展に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。