レオナルド×ミケランジェロ展が6月より開催に 天才芸術家2人を見比べる日本初の展覧会
レオナルド・ダ・ヴィンチ 《少女の頭部/<岩窟の聖母>の天使のための習作》 1483-85年頃 トリノ王立図書館 ©Torino, Biblioteca Reale
レオナルド×ミケランジェロ展が、2017年6月17日(土)〜9月24日(日)にかけて三菱一号館美術館にて開催される。
15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。対して、10代から頭角を現し「神のごとき」と称された、世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 《少女の頭部/<岩窟の聖母>の天使のための習作》 1483-85年頃 トリノ王立図書館 ©Torino, Biblioteca Reale
ミケランジェロ・ブオナローティ 《<レダと白鳥>の頭部のための習作》 1530年頃 カーサ・ブオナローティ ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti
本展は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされる素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会だ。素描のほかに油彩画、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心におよそ65点(うち日本初公開作品約30点)が一堂に会する。2人の「最も美しい」とされる素描である、レオナルド作《少女の肖像/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉のための頭部習作》を間近で見比べる貴重な機会となる。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 《髭のある男性頭部(チェーザレ・ボルジャ?)》 1502年頃 トリノ王立図書館 ©Torino, Biblioteca Reale
レオナルド・ダ・ヴィンチ 《大鎌を装備した戦車の二つの案》 1485年頃 トリノ王立図書館 ©Torino, Biblioteca Reale
レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく 《レダと白鳥》 1505-10年頃 ウフィツィ美術館 ©Firenze, Gallerie degli Uffizi, Gabinetto fotografico delle Gallerie degli Uffizi
ミケランジェロ・ブオナローティ 《河神》 1525年頃 カーサ・ブオナローティ ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti
レオナルド・ダ・ヴィンチ(帰属) 《美しき姫君 (ビアンカ・スフォルツァ?)》 1495年頃 個人蔵