ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展をレポート 舞台上の熱量をそのままに再現した、充実の展示空間
展覧会エントランス
Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて『ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!!展』がはじまった。(会期:2017年4月25日〜5月28日)週刊少年ジャンプで人気連載中のバレー漫画『ハイキュー!!』を、舞台に持ち込んだハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』が始まってから早2年。本展覧会では、これまでの公演でキャストが実際に使用した衣裳の展示やステージが再現され、"演劇『ハイキュー!!』"の空気を体感できる充実の内容になっている。開催に先立ち催されたプレス内覧会とオープニングセレモニーから、本展の見どころを紹介したい。
演劇『ハイキュー!!』の世界に浸る
展覧会の冒頭では、バレーネットの形をしたスクリーンに3分間の特別映像が流される。演劇『ハイキュー!!』のハイライトを振り返り中へ進むと、烏野高校をはじめ、青葉城西、音駒、伊達工業、常波高校など各敵校の衣裳を見ることができる。烏野高校排球部の憩いの場所「坂ノ下商店」のセットも再現。なお、青葉城西高校の衣裳のみ裸足だが、5月7日まで公演中の「勝者と敗者」内で使用中のため、展示は公演終了後に予定しているとのこと。
烏野高校排球部
青葉城西高校
音駒高校
伊達工業高校
坂ノ下商店
名シーンに登場した衣裳から舞台裏まで
会場には、演劇『ハイキュー!!』の中で印象的な「王様の影山」や、「日向の分身」の衣裳も展示されている。
コート上の王様
日向の分身
日向翔陽
また、「バックステージゾーン」では、舞台裏の様子を一部再現。劇中内で馴染みのある白いコートや女子高校生の制服、嶋田マートのエプロンなど数多くの小道具が揃っている。日の目を見ることのなかった幻の衣装展示もあるので、どのシーンに使用される予定だったのか想像を膨らませてほしい。
バックステージゾーン
お蔵入り衣装
ここだけの特別プロジェクションマッピング
「ハイパープロジェクション演劇」と題しているように、演劇『ハイキュー!!』の見どころは、プロジェクションマッピングを使用した映像美と演劇の融合だ。本展では、この展覧会のために用意したオリジナルのプロジェクションマッピングが公開される。迫力ある映像と音楽を体感しながら、舞台の感動を再度味わえる内容となっている。
実際に使われた八百屋舞台
計96公演と数々の稽古を積んだ八百屋舞台(傾斜のある舞台)は、実際に使用されたもの。そこには「バミリ」と呼ばれる、役者の立ち位置や道具の配置を示すための目印や、傷跡、足跡も多数残されている。舞台に上がり、キャストの目線から見える景色を楽しむことも可能だ。
未公開写真やキャストの色紙も
展覧会の後半には、パンフレットやグッズに使用されなかった未公開写真の展示や、出演者が書いたメッセージ入り色紙が飾られている。原作漫画の台詞を取り入れたものなど、キャラクターの個性と役者の個性が合わさった色紙は、読み応えのあるものになっている。
未公開写真
キャストによるメッセージ入り色紙
「みんなでアイディアを詰め込んで歩んで来た、大きな結晶」
4月25日に行われたオープニングセレモニーでは、一足先に展覧会を観覧した烏野高校排球部のキャスト計10名と、演出家のウォーリー木下氏が登壇し、本展の見どころを紹介した。
前列左より、ウォーリー木下、小坂涼太郎、木村達成、三浦海里 後列左より、冨森ジャスティン、猪野広樹、秋沢健太郎、須賀健太、塩田康平、橋本祥平、川原一馬
オープニングセレモニー テープカット
左より須賀健太、木村達成
『ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!!展』は2017年5月28日まで開催。現在、隣接のTOKYO DOME CITY HALLでは5月7日までハイパープロジェクション演劇ハイキュー"勝者と敗者"が絶賛公演中だ。当日券の販売や、千秋楽には全国の映画館にてライブビューイングも控えている。展覧会と合わせて、この機会にぜひ演劇『ハイキュー!!』の世界を楽しんではいかがだろうか。
会期:2017年4月25日(火)〜5月28日(日) ※5月9日(火)は休館
時間:平日12:00〜20:00 GW期間(4月28日〜5月7日)および土日祝日 10:00〜22:00
場所:Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
料金:当日大人(高校生以上)2,000円/当日小人(小・中学生以上)1,400円 ※当日券は前売券で残券がある場合の日時のみ販売(最終販売時間は閉館の30分前)
HP:http://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/exhibition/engeki-haikyu/