『AKIRA』バイクにデロリアン、フレディまで80年代てんこ盛り スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー・ワン』最新映像
映画『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』 (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
スティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』が2018年に日本で公開されることが決定。あわせて特別映像が解禁された。
『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』は、スティーブン・スピルバーグ監督の最新作。アーネスト・クライン原作のベストセラーSF小説『ゲームウォーズ』の実写映画化作。スピルバーグ監督が『A.I.』以来 16年ぶりにワーナー・ブラザースとタッグを組んだ作品でもある。同作では、西暦2045年を舞台に、オタクの高校生ウェイドが、仮想ネットワークシステム‟オアシス”に隠された謎を解き明かそうとする物語が描かれる。
解禁された特別映像は、先日、米サンディエゴにて開催された世界最大のポップカルチャーの祭典『コミコン・インターナショナル』でお披露目されたもの。約2分半の映像では、タイ・シェリダン演じる主人公のウェイドが、バーチャルリアリティの世界‟オシリス”に飛び込み、刺激的なVR空間に圧倒される姿が描かれる。80年代に大きな影響を受けた開発者が作り上げた‟オシリス”の世界では、大友克洋氏の『AKIRA』の金田バイクそっくりの乗り物や、『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガー、 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンらしき車など、当時を思わせるキャラクターが次々と登場。また、『アイアン・ジャイアント』のアイアン・ジャイアントや、『スーサイド・スクワッド』で知られるハーレイ・クインといった、どこかで見たことのある映画・アニメ・コミックの主人公たちも。果たして、この世界でスピルバーグ監督はどんな物語を描くのか。
タイ・シェリダン、スピルバーグ監督、そして原作者アーネスト・クライン氏のコメントも発表されている。
スティーブン・スピルバーグ監督
バーチャルの世界は素晴らしかったです。原作を読んだとき、今まで一番素晴らしいフラッシュフォワードとフラッシュバックが同時に起きていたのです。(ここで見せる映像は)短いですが誇りをもって見せられる、この先発表される作品のテーストが感じられる映像があります。
アーネスト・クライン(原作)
ここにいる観客の人と同じように、スピルバーグ監督の映画を見て育ってきて、彼の映画から勉強させてもらって、私の DNA に組み込まれてきたのです。彼から教わってストーリーテラーにさせてもらったのです。いままでの人生で一番素晴らしく夢がかなった経験となりました。
今回、制作の興味深いところはスティーブンやザック(脚本家)、それにキャストらと一緒に劇中に入れたいもののアイデアを出し合えたことだ。スティーブンはそれらのほとんどに「イエス」って答えてくれたんだよ。
タイ・シェリダン(ウェイド役)
このプロジェクトの話を聞いた時、バーチャルリアルティにほれ込んでいたので、ウソだろ?スティーブン・スピルバーグが VR 映画を作るって?早く見たい、と思いました。このプロジェクトに関われるということをとても光栄に思いました。今このコミコンで皆とこうしてここにいられることをとてもうれしく感じています。
映画映画『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』は2018年全国ロードショー。
【ストーリー】
舞台は貧困の差が激しい西暦 2045 年。人類の歴史を変えた仮想ネットワークシステム「オアシス」に、世界へ向けてメッセージが突如発信された。この仮想世界を開発し巨万の富を得たジェームズ・ハリデーが死去、「オアシス」に隠された謎を解き明かした者に、すべての遺産を譲り渡すと。
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED