アジアからメディアカルチャーを総合的に発信する国内初のプラットフォーム MeCA l Media Culture in Asia: A Transnational Platform

インタビュー
アート
2018.2.16
メインビジュアルデザイン:Inodoro ® エディトリアルデザイン:林琢真

メインビジュアルデザイン:Inodoro ® エディトリアルデザイン:林琢真


なんでも東京で、いや日本でのメディアカルチャーの祭典としては過去に類を見ないすっごいフェスティバルが開催されている。MeCA|Media Culture in Asia: A Transnational Platformがそれだ。でもね、「メディアカルチャー」だ「メディアアート」だと言っても実のところ、なんとなくのイメージは浮かぶけれど、どんなものなのかと聞かれても答えられないのではないだろうか。かく言う僕もポッとイメージするのはプロジェクション・マッピングくらい。まあ、世の中の多くの皆さんはそんなもんだろうと勝手に考え、主催する国際交流基金アジアセンターの廣田ふみさん、TodaysArt JAPAN/AACTOKYOの玉井裕規さんを訪ねた。そんな世界があるんだと、まあ目からウロコ、ウロコ、ウロコ……

メディアアートと聞いてイメージするものは?

ーー会場となる渋谷や表参道は、街にサイネージがあふれているというか、メディアアートの街という気がします。そういう意味ではその環境に浸っていればいいのかもしれないけれども、この街の中でアートと広告をどう切り分けて考えればいいのかな?と漠然と感じました。

廣田 一般の方はメディアアートと聞くとプロジェクションマッピングとか、巨大なピカピカしたものを想像するかもしれません。そしてやはりそれを期待されることも多いんですね。でもそれは東京ならではの傾向なのかもしれません。メディアアートというのは、人や環境によって捉え方が少し異なるのではないでしょうか。たとえば、MeCAでも作品を巡回展示している山口市のYCAM(山口情報芸術センター)の近くに住んでいる方は、YCAMが展示しているものがメディアアートだという認識があるかもしれません。だからこそ、見る人の多様性を広げることはものすごく大事だと感じます。実はNHKの紅白歌合戦などの舞台裏ではものすごい数のメディアアーティストが働いています。逆に言えば、個人の表現に寄与した活動は難しい時代なのかもしれません。それを大事にする価値観や機会をしっかり作らないといけない、だからこそMeCAでは個人の方々の作品にスポットを当てようと考えています。

玉井 今回招聘する作品は、いわゆる王道ではない作品が多いんです。多様なテクノロジーを使ったものが多い。それを発見する場としてもMeCAは面白いと思うんですね。それこそメディアアート「的」なものが日常にあふれすぎているじゃないですか。だからこそ、それらとは違うテクノロジーの使い方をプレゼンテーションすることが大事なんじゃないか、という問いかけになっているかもしれない。

廣田 そういう意味では期待を裏切ることもあるかもしれません。もちろん派手なこともやっています。でもそうじゃないものもある。たとえば坂本龍一さんと高谷史郎さんの作品にはたくさんの照明が使われているんですけど、実現しているのはゆるやかな光の変化や白い色なんです。期待を裏切るかもしれないというのはそういうことで、意外な作品がすごく多いかもしれないですね。

坂本龍一+高谷史郎「WATERSTATE 1(水の様態 1)」 2013年 撮影:丸尾隆一(YCAM)  写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

坂本龍一+高谷史郎「WATERSTATE 1(水の様態 1)」 2013年 撮影:丸尾隆一(YCAM)  写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

メディアカルチャーとは、情報化に対応したさまざまな文化

ーーちなみに日本におけるメディアアートはどういう流れがあったのでしょうか。

廣田 日本では1970年の大阪万博がこのジャンルにスポットが当たった機会でした。そこまでさかのぼると、当時メディアアートはテクノロジーアートと呼ばれていて、その後コンピューターが一般化してきた中でメディアアートと呼ばれるようになりました。また2000年代に施設や教育機関などが刷新されて、マルチメディアを推進した時期がありました。2010年代以降には、インターネットによる作品の創作環境が生まれたり、「先端」とされる技術が変化したことから、それらの施設の活動も変化しています。しかし、東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、2020年に向けて日本の芸術祭では扱われていない分野に取り組もうという動きが生まれ、再び、こうした分野に注目が集まっているのも事実です。だからこそ、今回はもっと「メディアアート」という表現形態ではなく、同時代の文化形態として今もう一度、メディアアートを取り扱おう、と考えています。

玉井 オランダのデン・ハーグで15年ほど続いているメディアアートの祭典があり、それを日本にローカライズさせた形で開催したいということで「TodaysArt JAPAN」を作りました。ここ10数年のタームで、テクノロジーを使ったアートが地域復興、企業のプロモーションに使われるようになり、日本にも受け入れ態勢ができてきたと感じています。エンターテインメントに寄らないハードコアなアーティストを日本に呼んでも受け入れられるのではないかという仮説のもと、オランダと提携して日本でのフェスティバルを作っていました。

廣田 今回は海外の作家が多いんです。国際的なメディアアートシーンで名前が挙がる方々なんですが、日本には彼らを紹介するシーンがないので、オーディエンスの方にはなじみがないかもしれません。作品ひとつひとつとても斬新で素晴らしく、インパクトもあります。だからこそ、みなさんにとって新しい表現に出合う機会になればと思っています。

玉井 アジアセンターとの共催ということで、われわれのネットワークで招聘するヨーロッパやアメリカなどからのアーティストと、アジアセンターが得意とするASEAN諸国のアーティストが一堂に会することで、アジアからメディアカルチャーを発信しようというのが、狙いになっています。また美術作品の紹介というのはすでに美術館やギャラリーでなされていますが、街の中で期間限定のフェスティバルという形で紹介することで、より誰もがアクセスしやすいポップアップ的なアウトリーチができれば面白いのではないかという思いがあります。そもそもオランダでも博物館や教会などを会場に運営されていて、普段、地元のおじいさんおばあさんが集っているところに若者が先端のアートを見にやってきている。そういったアイデアがベースにありつつ、いわゆるホワイトキューブではできないような作品を街にインストールしていくこともテーマとしています。

廣田 そして東京にもメディアアートのセンター、それも情報化に対応した美術や演劇などの新進の動向を扱う複合施設ができるといいですよね。韓国やシンガポールにはいくつもありますが、東京にはまだまだそういうプラットフォームはできていない。90年代に山口市にYCAMがオープンしていますが、国内の最近の動向としては、イベントベースの芸術祭が増えているのが現状。ですからMeCAは文化的ビジョンにしっかりとつながる展開をしていくためのプラットフォームになっていくことが重要だと考えます。そのためには、まずメディアアートがどういうものかわかっていただく必要があるわけです。そのため第1弾としては、いろんなものがあることを知ってもらうことが大事だと考えています。エスタブリッシュされたイベントをやるというよりは、いろんな人が集まって、多様性が見える場を作ろうと考えています。

平川紀道「datum」 2016年

平川紀道「datum」 2016年

玉井 プラットフォームと銘打っているからには、そこにいけば面白い人たちに会えるとか、2月に東京に行けばメディアカルチャーの関係者に会えるというように、フィジカルな場所としての役割を果たし、ブランドになるように続けていくべきだと思うんです。海外のお客様も多いと思うんですけど、MeCAを目掛けてきてくれるようになっていかないとと思います。またプラットフォームが名ばかりにならないようにするために人材育成など教育普及プログラムにも力を入れています。もちろん一朝一夕に何かができるものではありませんが、あそこで見たから、やったからという人が増えていくことの可能性を考えています。一般の方にこのMeCAがどのように見えるのかはすごく重要だと考えています。

廣田 ここまでメディアアートということで話をしてきましたが、今回、MeCAではあえて“メディアカルチャー”という言葉を使っています。これは学問領域でもありますが、メディアを介した文化影響を解いていくことでもあります。情報化に対応した文化ということを押し出し、メディアアートだけに限定しないことで意外なものがたくさん入っくる。今の世の中、情報化社会、高度情報化と言われていますが、そこにおける文化とはなんなのか、まず広げてみて、その中にメディアアートがあるのか、というように考えてみたいなと。

山口情報芸術センター[YCAM]教育プログラム「Eye2Eye」 撮影:丸尾隆一(YCAM)/写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

山口情報芸術センター[YCAM]教育プログラム「Eye2Eye」 撮影:丸尾隆一(YCAM)/写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

アジアと欧米では、テクノロジーに対する考え方などが違うものの、表現への思いの強さは変わらない

ーーフェスティバルの見どころを教えてくださいますか。まずは展覧会から。

廣田 アジアとかオランダ、フランスといった各地域のアーティストによる作品が展示されます。なかでも、東京ではなかなか見ることのできない大規模なインスタレーションがご覧いただけることも特徴です(坂本龍一+高谷史郎、平川紀道)。もう一つ、海外のメディアアートの現状を含めて、フィリピンと、フランスやオランダなどさまざまな国の作品が見られることは大きなポイントだと思います。テクノロジーに対する考え方、一般化している状況が各国で違うなか、作家自身の個性やそれぞれの作品にある強度な表現性を見ることができると思います。個人に寄与した表現と先ほど言いましたけど、テクノロジーの発展状況は違えど個人の創造性のレベルという意味では等価だったりする。そのあたりの拮抗具合、混乱具合が見られるのは面白いポイントです。

メディアアートの祭典では、音楽がフェス感覚で、等価で取り上げられる

KIMOKAL

KIMOKAL

Morton Subotnick、Lillevan、Alec Empire

Morton Subotnick、Lillevan、Alec Empire

tofubeats

tofubeats

ーー展覧会と同時に音楽イベントが予定されているのも面白いと感じました。

玉井 MeCAでは、音楽も展示と等価で扱っています。ヨーロッパで行われているメディアアートのフェスティバルは音楽イベントと一緒になっているものが多いんですよ。そのやり方を踏襲して、いわゆるメディアカルチャーの中で音楽がどんなふうに扱われているかをテーマに、二つのプログラムを準備しています。渋谷のライブハウス2会場で同時に、オールナイトで開催します。テーマは、ひとつは「BORDERING PRACTICE」。もうひとつは「Alternative SOUND + VISION」。

廣田 ともにデジタルテクノロジーによる音楽の表現や文化状況に焦点を当てています。「BORDERING PRACTICE」はコミュニケーションレベルの話で、インターネット以降の音楽文化の状況を反映したプログラムになっています。CDの売り買いではなくお互いのデータを交換・編集して、たとえばフィリピンと日本のアーティストがネットとデータを介してコラボレーションし、楽曲をリリースするなど、音楽の創作環境はどんどん変化しているんです。今回は、そういったインターネット界隈で音楽をやっている人たちを一挙に集めています。「Alternative SOUND + VISION」は音響表現と視覚表現を等価に扱うアーティストを集めています。本当は2日がかりのイベントなんですが、それを一度にやってしまうという。

玉井 「BORDERING PRACTICE」は、比較的若年層のオーディエンスに支持されると思うのですが、一方で、「SOUND + VISION」は、オーディオマニアの方から、往年のハードな電子音響を聞いていた人もいらっしゃる層がターゲット。このなかには、まさに今活躍している若手もいますが、時代を超越するために映像とエレクトリックミュージックが介在している。それぞれオーディエンスがまったく違うわけですが、2会場を行き来できることで、触れ合うことのない表現と、半ば出会いがしらに体験することを設計をしています。

取材・文=いまいこういち

 

イベント情報
MeCA(Media Culture in Asia: A Transnational Platform)
■日程:2月9日(金)~2月18日(日)
時間:11:00~20:00
会場:表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、Red Bull Studios Tokyo、WWW、WWW X、ほか
問合せ:MeCA事務局 Tel.03-5428-5400、Eメール contact@meca.tokyo
MeCA(Media Culture in Asia: A Transnational Platform):http://meca.tokyo
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【展覧会】
デジタルテクノロジーとともに、表現力の強度を追求する日本初公開作品を含む展覧会。山口市にあるアートセンター、YCAMの委嘱作品や、東南アジアの同分野を牽引するフィリピンのWSKフェスティバル、日仏の文化事業デジタル・ショック、フランスのBiennale Némo、Scopitone などメディアアート・フェスティバルから、さまざまな地域のメディアアート作品が一堂に! 
日程:2月9日(金)~18日(日)
時間:11:00~20:00 
※最終日18日(日)は17:00まで
※11日(日)は表参道ヒルズ会場のみ18:00まで
会場:表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿
(最終日18日(日)は17:00まで/11日(日)は表参道ヒルズ会場のみ18:00まで)
出展アーティスト:
《表参道ヒルズスペースオー》 
坂本龍一+高谷史郎[日本] 
Guillaume Marmin and Philippe Gordiani[フランス]
Bani Haykal[シンガポール]
Kawita Vatanajyankur[タイ]
《ラフォーレミュージアム原宿》
Tad Ermitaño[フィリピン] 
平川紀道[日本] 
Studio The Future - Klara van Duijkeren [オランダ] 
Vincent Schipper、couch[日本]

MeCA(展覧会)チケット:一日券 1,000円/全日券(会期中何度でも入場可)1,800円、中学生以下無料
※表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿の展覧会を鑑賞可
※本券を提示で入場当日に開催するトークイベント(Red Bull Studios Tokyo)、
 ギャラリートーク(表参道ヒルズ スペース オー)に参加可
※一部プログラムは、別途事前予約が必要です。

【音楽プログラム】(終了)
インターネット以降の音楽文化の動向を探るプログラムと、デジタルテクノロジーによる音響と映像表現を紹介する二つのプログラムを同時開催。MeCAのオープニングを飾るプログラムとして、2会場を回遊できるオールナイトイベント。
▽「BORDERING PRACTICE」
日程:2月9日(金)
時間:21:00~29:00
会場:WWW WWW X
プログラムディレクター:tomad
出演者:
tofubeats[日本]
KimoKal[インドネシア]
Meishi Smile[アメリカ]
Ryan Hemsworth[カナダ]
Meuko! Meuko![台湾]
PARKGOLF[日本]
similarobjects[フィリピン] 
ステージビジュアル:
huez [日本]

 
▽「Alternative SOUND + VISION」
日程:2月9日(金)
時間:WWW 21:00~29:00、WWW X 22:00~29:00
会場:WWW WWW X
出演者:
Morton Subotnick[アメリカ]
Lillevan[ドイツ]
Alec Empire[ドイツ]
Jacques[フランス]
Young Juvenile Youth[日本]
Jean-Baptiste Cognet and Guillaume Marmin[フランス]
X0809[タイ]
音楽プログラムチケット:前売3,500円/当日4,500円 
※別途1ドリンク代
※音楽プログラムは20歳未満入場不可
※来場者全員、IDチェックあり、要写真付き身分証明書
※身分証明書不携帯の場合は入場不可

公募型キャンププログラム関連【トークプログラム】
「バイオテクノロジーとアート」をテーマに、国内外から広く参加者を募る公募型キャンププログラム「BioCamp: Gardens as ‘Biotechnik’」。「庭」をテーマに、人間の生態や社会生活にまで深く関与するバイオテクノロジー(生命工学)を批評的に捉え、能動的・創造的に活用することを目指す。世界各地の専門機関からアーティストや研究者が集結し、20名の参加者とともに、トークやワークショップを通じ、世界的に広がりを見せているDIYバイオのラボやコミュニティ間の国際的なネットワーク構築を図る。
 
▽映画上映+トークイベント「HEAVEN + EARTH + JOE DAVIS」(終了)
バイオアートのゴットファーザーと呼ばれ、宇宙人とコミュニケーションするために膣の収縮運動を宇宙に送る男ジョー・デイヴィ)のドキュメンタリー映画と、ジョー・デイヴィスをゲストに迎えたトーク。
日程:2月12日(月・振休)
時間:19:00~21:00
会場:Red Bull Studios Tokyo
監督/プロデューサー:Peter Sasowsky
ゲスト:ジョー・デイヴィス(アーティスト、哲学者)[アメリカ]
モデレーター:ゲオアグ・トレメル (アーティスト/ BCL)[オーストリア/日本]
※参加無料(要MeCAチケット)※日英同時通訳付

 
▽SymbioticA・イオナ・ズール氏スペシャルト-ク「Care and Control - a living affair」(終了)
西オーストラリア大学人間科学部内に設置されているアートリサーチセンター「SymbioticA」の取り組みを紹介するとともに、文化的人工物、そして天然試料に近づく生物との、これまでと現在の関係について掘り下げる。
日程:2月15日(木)
時間:19:00~21:00
会場:Red Bull Studios Tokyo
ゲスト:
イオナ・ズール(アーティスト、研究者/西オーストラリア大学SymbioticA)[オーストラリア]
モデレーター:
ゲオアグ・トレメル(アーティスト/ BCL)[オーストリア/日本]
※参加無料(要MeCAチケット)※日英同時通訳付

 
▽ジョー・デイヴィス氏 スペシャルト-ク
「PRE-TERRESTRIAL GARDENING AND THE LEGEND OF THE MAGI」
ジョー・デイヴィスのこれまでの活動を交えながら、メディアアーティストやバイオアートに携わる人びとをマギ(賢者)や魔術師になぞらえる彼にとっての「バイオアート」を語りつくす。
日程:2月16日(金)
時間:19:00~1:00
会場:Red Bull Studio Tokyo
ゲスト:ジョー・デイヴィス(アーティスト、哲学者)[アメリカ]
モデレーター:ゲオアグ・トレメル(アーティスト/ BCL)[オーストリア/日本]
※参加無料(要MeCAチケット)※日英同時通訳付

 
▽BioCamp: Gardens as ‘Biotechnik’ 公開プレゼンテーション
公募型キャンププログラム「BioCamp: Gardens as 'Biotechnik'」の最後を飾る成果発表会。アジアをはじめ世界各地から集った参加者20名が、専門施設の見学やレクチャー、ワークショップを経験してデザインした「庭」が披露されう。また参加者による成果は、2月18日にラフォーレミュージアム原宿において展示される。
日程:2月17日(土)
時間:13:00~16:00
会場:Red Bull Studios Tokyo
モデレーター:BioCamp Program Directors
出演者:“BioCamp: Gardens as 'Biotechnik'”参加者
ゲスト:
ジョー・デイヴィス(アーティスト、哲学者)[アメリカ]
イオナ・ズール(アーティスト、研究者/西オーストラリア大学SymbioticA)[オーストラリア]
※参加無料(要MeCAチケット)※日英同時通訳付

【教育普及プログラム】
「社会」「身体」「メディアテクノロジー」 をテーマに、メディア社会における創造性を学ぶワークショップ。対象は小学校4年生以上。日本のメディアアートを牽引してきた山口情報芸術センター [YCAM]で開発されたオリジナルワークショップの出張特別開催のほか、プログラミングやハードウェアハッキングなどを体験できる。
日程:2月10日(土)、12日(月・振休)、17日(土)、18日(日)
会場:渋谷区文化総合センター大和田
対象:小学4年生~高校3年生(※同伴者に限り観覧可能)
※参加無料(事前予約 https://meca.excite.co.jp/projects/education/ )

 
▽ワークショップ#1「Eye2Eye」(終了)
 人びとの視線を可視化し共有する「EyeWriter」という視線入力技術を使ったワークショップ。参加者の視線を可視化しながらさまざまなゲームを行い、視線やものの見方が日常どのように使われているのか、隣の友達がいま何を見ているのかを共有し、「視線」そして「見る」ことがもつ可能性を考える。
日程:2月10日(土)
時間:10:30~/14:00
講師:
菅沼聖(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)[日本]
山岡大地(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)[日本]
定員:最大8人/回

 
▽ワークショップ#2「コトバ身体」(終了)
山口情報芸術センター[YCAM]で開発されたオリジナルのテクノロジーを使い、日常生活であまり意識しない「言葉」と「身体」の関係について発見する。言葉をもとに身体を動かし、動いている身体から言葉を考えていく。また、身体の動きと言葉を組み合わせてコンピューターに登録し、「コトバ身体」のデータベースを作り、そのデータ化された動きを組み合わせて、新しい振り付けを作り出す。
日時:2月12日(月・振休) 10:30~/14:00~ 
講師:
菅沼聖(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)[日本]
山岡大地(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)[日本]
定員:最大10人/回

 
▽ワークショップ#3「“元気グルーブ”- 身近なものからレコードプレーヤーを作ろう!」
身近なものを用いて、レコードを再生することで「音」の原理(=空気の振動)と録音・再生の仕組みを学ぶワークショップ。段ボール、鉛筆・消しゴム・定規などの身近なものを使って、チームでレコードプレーヤーをつくり出し、音楽の再生に挑戦する。
日程:2月17日(土)(定員のため受付終了)
時間:10:30~/14:00~
講師:
Franchesca Casauay(WSK: FESTIVAL OF THE RECENTLY POSSIBLE共同ディレクター)[フィリピン]
定員:最大10人/回

 
▽ワークショップ#4「“グリッチテープ”―音と映像をつくり出すシンセサイザーを作ろう!」
アート、科学、テクノロジーの領域で活動するインドネシア・ジョグジャカルタを拠点とするLifepatchのメンバーが講師となり、音と映像を操作するオリジナルの装置をつくるワークショップ。はんだ付け、小型コンピューターの組み立て、プログラミングを含む電子工作の基本~応用を実践的に学びながら、装置を組み立て、映像・音声信号を操作し、みんなで演奏も。
日程:2月18日(日)
時間:13:00~
講師:
Andreas Siagian(アーティスト、エンジニア/Lifepatch)[インドネシア]
Nur Akbar Arofatullah(研究者/Lifepatch)[インドネシア]

 
【国際シンポジウム】(終了)
アーツカウンシル東京と国際交流基金アジアセンターでは、メディアアートやデジタルクリエイティブ分野に関する芸術文化の創造・発信とネットワーク形成を目的とし、“アート&テクノロジー”をテーマにした国際シンポジウムを2016年に引き続き開催します。
日程:2月11日(日・祝)
会場:東京ウィメンズプラザ
入場無料(事前申込制 https://meca.excite.co.jp/projects/symposium/)
問合わせ:メディアアート国際シンポジウム事務局(株式会社ノット内)Tel.03-5784-0175(平日10:00~17:00)、Eメール mediaartsympo@knot-inc.co.jp

 
▽第2回メディアアート国際シンポジウム
「“アート&テクノロジー” ―創造・教育・アーカイブのために―」
国内外のアートセンターやフェスティバルのさまざまな取り組みを紹介しながら、メディアアートの創造環境が現代社会の中でどのように機能しているかをひも解く。さらに、こうした表現活動の文化的価値の継承について、ネットアートをはじめとしたデジタル技術を用いた作品の保存・アーカイブの先行事例を踏まえて考えていく。
[イントロダクション]
時間:10:30~10:40
[第1部]
創造と学びのプラットフォーム
時間:10:40~12:40
登壇者:
Tengal(作曲家、WSK: Festival of The Recently Possible創設者)[フィリピン]
菅沼聖(山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター)[日本]
Jos Auzende(Gaîté Lyriqueアーティスティックアドバイザー)[フランス]
Julia Sarisetiati(アーティスト、キュレーター/ルアンルパ)[インドネシア]
[第2部]
修復・保存・アーカイブの現在
時間:14:00~15:30
登壇者:
Aria Dean(New Museum附置Rhizomeアシスタント・キュレーター)[アメリカ]
赤岩やえ(アーティスト/エキソニモ)[アメリカ/東京]
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