HYDE×いしわたり淳治×阿部サダヲ、あいみょん×吉岡里帆!全14アーティストが映画『音量を上げろタコ!』に楽曲・出演で参戦
左上から時計回りに、HYDE、あいみょん、阿部サダヲ&吉岡里帆、いしわたり淳司 (C)2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
10月12日(金)公開の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(以下『音量を上げろタコ!』)のW主題歌をHYDEとあいみょんが手がけることがわかった。また、楽曲提供、出演などで全14組のアーティストが参戦することも発表されている。
『音量を上げろタコ!』は、ドラマ『時効警察』シリーズや、映画『俺俺』の三木聡氏が監督・脚本を務める映画。“声帯ドーピング”というタブーを使い驚異の歌声を手に入れた世界的ロックスター・シンと、声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかがひょんなことから出会ったことから始まるロック・コメディ。阿部サダヲがシンを、吉岡里帆がふうかをそれぞれ演じる。そのほか、千葉雄大、麻生久美子、小峠英二(バイきんぐ)、ふせえり、田中哲司、松尾スズキらがクセの強いキャラクターをハイテンションに演じているという。
2曲のW主題歌のうちHYDEが作曲を手がけたのは、阿部サダヲ演じるロックスター・シンが歌う「人類滅亡の歓び」。HYDEは楽曲提供について「監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑。シンとの共通項も多く、時期的にもお互いパクったわけではないのですが、シンと僕のアー写がそっくりだったので驚きました。僕はドーピングしてませんよ!」とコメント。また、同曲では、作詞を作詞家・音楽プロデューサー・作家のいしわたり淳治氏が担当している。いしわたり氏は、「『声帯をドーピングしてとんでもない声を出すカリスマ的ロックスターの歌詞なんですけど…』なんていう言葉で笑いながら始まる打ち合わせは、おそらくこの先の人生でも二度とないでしょう」と振り返っている。
一方、吉岡里帆演じるふうかが歌う主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」では、作詞・作曲をシンガーソングライター・あいみょんが手掛ける。あいみょんは、「あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!」とコメントしている。
また、「人類滅亡の歓び」のバックバンド“EX MACHiNA”として、降谷建志、岡崎体育などへのサウンドプロデュースなどで活躍するPABLO(アレンジ/ギター)、RIZE、Dragon Ashなどで活躍するKenKen(ベース)、ロックバンド・FUZZY CONTROLのSATOKO(ドラム)が登場。「体の芯からまだ燃えているんだ」のアレンジ・演奏をTHIS IS JAPANが担当する。
さらに、挿入歌としてnever young beachの安部勇磨が「夏風邪が治らなくて」を作詞・作曲。never young beachがアレンジ・演奏で参加している。くわえて、チャットモンチーの橋本絵莉子がソロとして「まだ死にたくない」「ゆめのな」の作詞作曲を手掛ける。「遊ぶ金欲しさの犯行」の作詞・作曲は、グループ魂のギター“遅刻”としても活躍する富澤タク。同曲では、ニューロティカのKATARU(ベース)、NABO(ドラム)と共にギターとして演奏・出演も行う。また、ジュリアード音楽院で音楽を学んだ清水麻八子をボーカルに迎え、プログレッシヴ・ロックバンド八十八ヶ所巡礼が「肩噛むな!」で作曲、演奏・出演で参加する。
参加アーティストの一覧、各アーティスト・三木監督のコメントは以下のとおり。
HYDE/「人類滅亡の歓び」作曲
HYDE
監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑。
シンとの共通項も多く、時期的にもお互いパクったわけではないのですが、シンと僕のアー写がそっくりだったので驚きました。
僕はドーピングしてませんよ!
いしわたり淳治(作詞家・音楽プロデューサー・作家)/「人類滅亡の歓び」作詞
いしわたり淳司
「声帯をドーピングしてとんでもない声を出すカリスマ的ロックスターの歌詞なんですけど…」なんていう言葉で笑いながら始まる打ち合わせは、おそらくこの先の人生でも二度とないでしょう。廃退的で耽美的な歌詞。とても楽しい貴重な経験をさせて頂きました。
あいみょん/「体の芯からまだ燃えているんだ」作詞・作曲
あいみょん
人生の先には、まだ知らない誰かとの出会いが想像つかないくらいに待っていて、その出会いが自分自身の人生を大きく変えていくかもしれない。そう思うと未来は爆発的に面白い。
あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!
PABLO/「人類滅亡の歓び」アレンジ・ギター演奏・出演
PABLO
ライブシーンで炸裂する「人類滅亡の歓び」の編曲では三木監督のアイデアに基づき、様々なサブカルとリンクした音楽的要素を詰め込めこみつつ、やりたい放題で最高に気持ちがいい音に仕上がりました!
映画に出演することが夢だったこともあり、作品と関わり最高の体験をさせていただきました。
是非、映画館の大音量で『EX MACHiNA』の轟音を『シン』の絶唱を全身に浴びてください!!
KenKen/「人類滅亡の歓び」ベース演奏・出演
KenKen
今回は大好きな三木聡監督の作品に呼んでもらって、本当に嬉しかったです。
冒頭の少しの出演ですが、少しでも華を添えられたら幸いでございます。
SATOKO(FUZZY CONTROL)/「人類滅亡の歓び」ドラム演奏・出演
SATOKO
最高に楽しくて刺激的な映画と楽曲に携わらせて頂き幸せです。
音楽演奏のみならず、阿部サダヲさんのバンドメンバーとして役も頂いて光栄の極みです。
三木ワールドの住人たちは本当にぶっ飛んでいます。故にメイクが奇抜すぎて誰だかわからないかも…。笑
THIS IS JAPAN/「体の芯からまだ燃えているんだ」アレンジ・演奏
THIS IS JAPAN
音量を上げろ!と言われなくても音量を上げがちなバンドである我々ですが、観終わった後にはもっともっと音量を上げたい!とテンションが上がってしまいました。大好きな作品です。
エネルギーとエモーションに満ちた「音タコ」に、少しでも携われたことを誇りに思います。 杉森ジャック(THIS IS JAPAN)
安部勇磨(never young beach)/「夏風邪が治らなくて」作詞・作曲
never young beach
この映画は笑って観る映画です。恥ずかしがらず、たくさん笑いましょう。
never young beach/「夏風邪が治らなくて」アレンジ・演奏
橋本絵莉子/「まだ死にたくない」「ゆめのな」作詞・作曲
橋本絵莉子
声が小さく、気も小さいボーカリストの曲を作って下さいとお願いされた時は、私の得意分野かもしれないと思いました。普段の私に近いからです。
歌詞も、私半分、ふうか半分の割合で完成しました。楽しかったです。
富澤タク(グループ魂/Number the.)/「遊ぶ金欲しさの犯行」作詞・作曲・ギター演奏・出演
富澤タク
当時のパンク、ニューウエーブに思いを馳せながら、三木監督と作詞の共作までさせていただきつつ、楽曲制作をやらせてもらいました。そのうえ微妙に出演までさせていただき(直視しないでください(苦笑))感謝の念に堪えません。今年の音楽映画はコレで決まりっしょ!
KATARU(ニューロティカ)/「遊ぶ金欲しさの犯行」ベース演奏・出演
KATARU(ニューロティカ)
NABO(ニューロティカ)/「遊ぶ金欲しさの犯行」ドラム演奏・出演
NABO(ニューロティカ)
清水麻八子/「肩噛むな!」ボーカル・出演
清水麻八子
八十八ヶ所巡礼/「肩噛むな!」作曲・演奏・出演
八十八ヶ所巡礼
監督のキ●ガイ的な歌詞のおかげで、我々だけでは絶対に作れなかったキ●ガイじみた曲ができました。監督に感謝です。 マーガレット廣井(八十八ヶ所巡礼)
三木聡監督
――本作の音楽について
この作品の音楽を最強のメンバーでやれたことは、本作をやってよかったと思えることのひとつです。
参加して下さった、どのアーティストも最強過ぎ。ちょっとしたフェス状態で心も体も震えます。
――W主題歌について
HYDEさんといしわたりさんの曲、格好良すぎて脳下垂体からアドレナリンが噴出します。
あいみょんさんは、心をグラグラと揺らされる歌を作って下さいました。
阿部サダヲ・吉岡里帆という二人のパフォーマーがその曲に対してどう立ち向かっているのか、ご期待ください。
『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は10月12日(金)ロードショー。