国内トップクライマーを見よ! 『ボルダリングジャパンカップ』が東京・駒沢で開催
国内のトップクライマーが集う『スポーツクライミング第14回ボルダリングジャパンカップ』が1月26日(土)から2日間、東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で開催される
『スポーツクライミング第14回ボルダリングジャパンカップ』が1月26日(土)から2日間、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場(東京都)で開催される。
スポーツクライミングは2020年東京五輪の追加種目として開催される競技。「リード」「ボルダリング」「スピード」の3種目によって構成されるが、五輪では3種目を組み合わせた「複合」が開催される。
今大会は高さ5m以下の壁に設定された複数のボルダー(石)を、制限時間内にどれだけ多く登れたかを競うボルダリングの競技会。その日本一を決めるものとして、国内のトップクライマーたちが駒沢へ集結して実力を競い合う。
今大会の注目選手は、2018年の『IFSC クライミング・ワールドカップ』で3勝を挙げ、年間世界ランク2位につけた前回女王の野口啓代。過去4度も年間チャンピオンに輝いた実績があり、この大会では2005年~2014年の9連覇を含む、通算11度の優勝経験がある。もちろん今年も優勝候補だ。
その野口を脅かす存在となるのが、2018年の『IFSC クライミング・ワールドカップ』で優勝1回、2位が6回という好成績で年間世界ランク1位に輝いた野中生萌。前回大会は5位に終わったが、伸び盛りの21歳が初優勝を虎視眈々と狙っている。
一方、男子では楢﨑智亜、藤井快、杉本怜が2018年の『IFSC クライミング・ワールドカップ』でそれぞれ1勝を挙げ、存在感を発揮している。さらに、同年9月に行われた『IFSC クライミング・世界選手権 2018』では、19歳の原田海が金メダルを獲得するなど、多士済々だ。ボルダリングジャパンカップでは藤井が3連覇中と圧倒的な強さを見せているが、果たして王者の牙城を崩すことはできるのか。
大会では26日(土)に男女とも予選が行われ、27日(日)に準決勝と決勝という流れとなる。トップクライマーの実技を生で観戦できる貴重な機会、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。