市川九團次×大谷廣松が初の二人公演 『九團次・廣松の会』を開催
2019年8月17日(土)、18日(日)Bunkamuraシアターコクーンにて『九團次・廣松の会』が開催されることが決定した
本作は、市川海老蔵一門として全国各地で公演を行うほか、バラエティー番組出演やCM出演等、歌舞伎以外でも幅広く活躍をしている市川九團次と、女方を軸に活躍する若手の一人である大谷廣松が、今回初めて二人で開催する公演だ。
一幕では大蔵流狂言師の茂山逸平監修の下、『柿山伏』に挑戦する。柿を盗み食いにきた山伏と柿畑の持ち主とのやり取りがユーモアに表現されており、山伏が鳥や猿の鳴き真似をして罪を隠そうとする愚かさや、居直る図々しさが笑いを誘う。
三幕では、家同士の確執により現世で添い遂げられなかった男女をテーマにした『蝶の道行』を、歌舞伎俳優中村京蔵によって新たに構成された新作の舞踊『女夫蝶花臺』を披露する。日本舞踊宗家藤間流家元である藤間勘十郎が振付を担当し、市川、大谷が若い男女・蝶・獅子の三役を演じて踊り分ける、見応えのある作品となっている。
市川九團次 コメント
市川九團次
この度、関係者各位のご協力のもと『九團次・廣松の会』を開催させていただく運びとなりました。『九團次の会』では毎年、様々な挑戦を掲げ技芸向上に努めて参りましたが、今年は『柿山伏』と舞踊『女夫蝶花臺』を大谷廣松さんと共に二人で挑む事となりました。この全く異なる二つの演目を、茂山逸平師、藤間勘十郎師、中村京蔵さんのお力を賜りまして、勉強させていただけますこと心から御礼申し上げます。未だ未熟者ではございますが、二人で力を合わせ精一杯舞台を勤めさせていただきます。 何卒、 鷹揚の御見物のほど偏にお願い申し上げます。
大谷廣松 コメント
大谷廣松
この度、『九團次・廣松の会』を開催させていただくこととなりました。これも偏にご指導賜ります茂山逸平師、藤間勘十郎師、また、中村京蔵さんはじめ皆様のお力添えの賜物と篤く御礼申し上げます。九團次さんとは日頃より多くの舞台をご一緒しておりますが、昨年の『九團次の会』では『棒しばり』の太郎冠者を勤めさせていただきました。今回、いつか二人で会をという夢が実現し、喜びとともに身の引き締まる思いでございます。皆様にお楽しみいただける舞台となるよう九團次さんと切磋琢磨してまいります。何卒ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
公演情報
2019年8月17日(土)12時開演/16時開演
2019年8月18日(日)12時開演
【会場】Bunkamuraシアターコクーン
市川九團次/大谷廣松
一、茂山逸平 監修
『柿山伏』(かきやまぶし)
『女夫蝶花臺』(つがいのちょうはなのしまだい)三場
「蝶の道行」竹本連中
「石橋」長唄囃子連中
※税込・全席指定 ※未就学児入場不可
※二等席は特にご覧になりにくいお席です。
ホームページ: http://www.zen-a.co.jp/ticket/kudanji_hiromatsu/
【制作協力】全栄企画株式会社
【協力】松竹株式会社