フランス版実写映画『シティーハンター』日本語吹替版で山寺宏一が“冴羽獠”役に 神谷明もゲスト参加し「山ちゃんしかいない」
『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』ポスタービジュアル (C)AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS
11月29日(金)に封切られる映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』の日本語吹替版キャストが発表された。
『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』は、1985年に『週刊少年ジャンプ』で連載をスタートした北条司氏の漫画『シティーハンター』のフランス版実写映画化作品。原作の映像化としては、1987年にテレビアニメの放送がスタートし、シリーズ全140話、スペシャル作品3作、劇場版3作が製作された。また、1999年のTVスペシャルから20年ぶりとなるアニメ映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が2019年2月8日に公開され、興収15億超えのヒットを記録している。アニメ『シティーハンター』は、フランスでエンタメ番組『クラブ・ドロテ』(1987-97)中で『NICKY LARSON(ニッキー・ラーソン)』のタイトルで放送。同番組を見て『シティーハンター』のファンとなったフィリップ・ラショーが『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』で監督&主演を務めている。
「デラックス吹替版」と題した日本語吹替版では、冴羽獠こと“リョウ”を山寺宏一が、槇村香こと“カオリ”を沢城みゆきが演じることが明らかに。海坊主=ファルコンにあたる役で玄田哲章、香の兄・槇村秀幸にあたる役で田中秀幸、野上冴子にあたる役で一龍斎春水が出演。そのほか、浪川大輔、多田野曜平、土師孝也、恒松あゆみ、三上哲がキャスティング。また、アニメ版の冴羽獠役・神谷明と槇村香役の伊倉一恵がスペシャルゲストとして出演することも決定している。
本作の吹替制作に際して、神谷は”リョウ”役をオファーされたが、今回は実写作品の冴羽獠であることから辞退。その後、テレビシリーズの番組レギュラーキャストであった山寺に白羽の矢が立ったという。山寺は、今年2019年2月に公開されたアニメーション映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』で、香の幼なじみのIT企業経営者・御国真司役を務めている。
山寺、神谷、伊倉のコメントは以下のとおり。
山寺宏一
長年愛されてきたシリーズで、”冴羽獠”と言えば、誰もが神谷さんの声を想像しますから、神谷さんには「神谷さんがやるべきです!ファンはそれを待っていますよ!絶対僕はできません。」とお伝えしたんです。でも神谷さんから「今回、自分は違う役で出るから、冴羽獠は山ちゃんに任せた!」とおしゃっていただきました。それでも悩みましたが、僕を育ててくれた作品ですし、アニメシリーズの現場で神谷さんが演じているのをそばで見てきました。とにかく憧れて、収録後、家に帰って神谷さんが演じる獠の真似をしていたほど。他の人がやるなら…とご依頼を受けました。でも今でもプレッシャーはあります。本作は底抜けに楽しくて、アクションもかっこいい。想像を遥かに超えて面白いです!画面から原作をリスペクトしていることがすごく伝わってきました。吹替ですので、オリジナルの俳優のセリフを日本語で再現することを意識しましたが、神谷さんが演じていた雰囲気を少しでも出せればなと考えながら演じさせていただきました。
神谷明
山ちゃんにオファーがいったと聞いて「よし!」と思いました。<プライベート・アイズ>の打ち上げで話した際、僕に遠慮しているように感じたので「山ちゃん頼むよ」とお願いしました。アニメ版『アラジン』でテレビシリーズ合わせて100本以上ご一緒しましたが、自在に様々なキャラクターを演じられる人は、吹替の長い歴史を振り返っても山ちゃんしかいない。僕が太鼓判を押します。山ちゃんなら、フィリップ・ラショーが演じる冴羽獠を立派に演じて頂けると思っています。そして、監督の原作愛は本物。ファンもすんなりと映画が描く「シティーハンター」の世界に飛び込めるはず。安心して観てほしいと思います。
伊倉一恵
作品を見て「すっごく面白かった!」と北条先生、神谷さんにすぐLINEしました!(笑)
獠と香が動いてる感じで、本当にシティーハンターの世界でした。
山寺君も沢城さんも、間違いない!凄い作品にしてくれる気がします。
『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
※初出時のキャラクター名に誤りがございました。一部訂正してお詫びいたします。