【動画あり】大ヒットミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』2020年公演、タイトルロールの少年4人決定

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2019.12.24
新ビリー・エリオット役の4人:(左から)川口 調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿

新ビリー・エリオット役の4人:(左から)川口 調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿


2017年夏に東京&大阪で17万人を動員した大ヒットミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』日本人キャスト版が、2020年7月から再び東京・大阪で上演される。このほど同公演でタイトルロールのビリー役を務める少年が決定した。

応募総数1511名の中から約1年間に渡る長期のオーディションを経て選ばれたのは、川口 調(かわぐち・しらべ)、利田太一(としだ・たいち)、中村海琉(なかむら・かいる)、渡部出日寿(わたなべ・でにす)の4人だ(五十音順)。海外クリエイティブチームが太鼓判を押す彼らは、歌や演技に加え、バレエ、タップ、ジャズなどあらゆるダンス技術が求められる厳しいオーディションの末に見事、主役の座を射止めた。

ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』(原題:Billy Elliot the Musical)は、2000年に公開された映画「リトル・ダンサー」をエルトン・ジョンの音楽でミュージカル化した作品だ。映画版の監督スティーヴン・ダルドリーが舞台版でも演出を手掛け、脚本は日本でも今年(2019年)大ヒットした「ロケットマン」のリー・ホールが担当。2005年にロンドンで開幕すると空前の大ヒットを記録し、イギリスで最も権威ある演劇賞ローレンス・オリヴィエ賞で最優秀新作ミュージカル賞を含む4部門を受賞。2008年にはブロードウェイ進出を果たし、トニー賞10冠という快挙を成し遂げた。2017年日本初演では、東京と大阪で約4か月に渡る異例のロングラン公演をおこない、17万人を動員、数多くの演劇賞を受賞するなど大成功を収めた。

ビリー役に選ばれた4人のプロフィールと各コメントは次のとおり(五十音順)。

■川口 調(かわぐち・しらべ)

2007年生まれ。テレビ、舞台を中心に活躍。NHK 連続テレビ小説『まんぷく』、浪漫活劇『るろうに剣心』、『ワンピース音宴~イーストブルー編』などに出演。特技はバトントワーリングで、全日本選手権大会での優勝経験もある。

僕は2歳からバトントワーリングを習っていて、このオーディションを受けたのも、最初はバトンの役に立つかもしれないと思ったからでした。でもレッスンを受けるうちに、今ではバレエが好きだという気持ちが強くなっていて、そんなところはビリーと似てるのかな?と思います。地方からオーディションに参加して合格した共通点もあるから、そういうところを生かして、自分にしかできないビリーを演じたいです。

■利田太一(としだ・たいち)

2008年生まれ。幼少期からバレエを始め、コンクールでの入賞経験多数。初演のオーディションへの参加後もトレーニングを積み、見事リベンジを果たした。恵まれた体型と驚異の柔軟性を武器にビリー役に挑む。

3歳からバレエを習っていて、初演のオーディションも受けたのですが、その時は落ちてしまいました。同じスタジオから受かって出演した加藤航世くんの舞台を観て、すごい!やっぱり僕もやりたい!と思って今回も受けたので、合格できて本当にうれしいです!ビリーと僕は、バレエが大好きなところと、踊っている時の気持ちをうまく説明できないところが一緒。ビリーがダンスで感じた「電気」みたいな答えを、僕も本番までに見つけていきたいです。

■中村海琉(なかむら・かいる)

2008年生まれ。歌唱力を活かして、ボーイソプラノユニット“ソプラノ♪7ボーイズ”のメンバーとして活躍中。初演オーディションに参加後も研鑽を積み、得意のタップダンスを活かし、見事ビリー役を射止めた。

歌とタップ以外は初めての経験だったので、オーディション中はずっと、ちょっとでもみんなに追いつきたいという気持ちでやっていました。合格できたのは、諦めないで全力でがんばったことと、演技と歌に気持ちを込められたからかなと思います。僕もビリーと同じように、好きなことをしていると夢中になって、感情が爆発しちゃうところがあるので(笑)、そんな自分のすべてを出し切って、みんなの印象に残るビリーになれるようがんばります。

■渡部出日寿(わたなべ・でにす)

2007年生まれ。両親ともに世界トップクラスのバレエダンサーというバレエ界のサラブレッド。数多くのバレエコンクールで入賞した経歴を持つ。類まれなバレエスキルを最大限に活かして、ビリー役に挑戦する。特技はロシア語。

両親ともバレエダンサーで、僕も小学1年生からバレエを習っています。『ビリー・エリオット』のことは映画で知って、踊っていると「電気」が流れるみたいになるビリーが自分と似てると思って応募しました。バレエ以外にもいろんなことが必要だって知らなかったから、最初は大変だなあって(笑)。でもどうしても受かりたくて猛練習しているうちに、どれも楽しくなりました。合格するという目標を達成したから、次はビリーになり切ることが目標です!


以上4名の異なる個性を持つ新たなビリー・エリオットが2020年夏、誕生する。

【動画】2020年新ビリー・エリオット役4人よりご挨拶

 

公演情報

Daiwa House presents
ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』


■出演:
川口 調  利田太一 中村海琉 渡部出日寿/益岡 徹 橋本さとし/柚希礼音 安蘭けい
根岸季衣 阿知波悟美/中河内雅貴 中井智彦/星 智也/大貫勇輔 永野亮比己
 
森山大輔 家塚敦子 板垣辰治 大竹 尚 大塚たかし 加賀谷真聡 齋藤桐人 佐々木誠 高橋卓士 辰巳智秋 茶谷健太 照井裕隆 丸山泰右 倉澤雅美 小島亜莉沙 竹内晶美 藤咲みどり 井坂泉月 井上花菜 出口稚子
 
河井慈杏 菊田歩夢 佐野航太郎 日暮誠志朗 小林 桜 森田瑞姫 森田 恵
北村 栞 下司ゆな 咲名美佑 佐藤凛奈 髙畠美野 並木月渚 新里藍那 古矢茉那 増田心春 柳きよら
石井瑠音 高橋琉晟 大熊大貴 豊本燦太 西山遥都
 
<ロンドンオリジナルスタッフ>
■脚本・歌詞:リー・ホール
■演出:スティーヴン・ダルドリー
■音楽:エルトン・ジョン
■振付:ピーター・ダーリング
■美術:イアン・マックニール
■演出助手:ジュリアン・ウェバー
■衣裳:ニッキー・ジリブランド
■照明:リック・フィッシャー
■音響:ポール・アルディッティ
■オーケストレーション:マーティン・コック
 
≪オープニング公演≫
■日時:2020年7月12日(日)~17日(金)
■会場:TBS赤坂ACT シアター
■料金:S席14,000円 A席10,000円
e+プレイガイド最速プレオーダー受付中(2月18日(火)23:59まで)
https://eplus.jp/sf/play/billyjapan
 
≪東京公演≫
■日時:2020年7月18日(土)~10月17日(土)
■会場:TBS赤坂ACT シアター
■料金:S席14,000円 A席10,000円

 
東京公演前期[7/18(土)~8/30(日)]
プレイガイド最速プレオーダー受付中(2月18日(火)23:59まで)
https://eplus.jp/sf/play/billyjapan

 
※イープラス貸切公演:7月25日(土)17:00、8月19日(水)12:30
座席選択先着先行(2月19日(水)18:00まで)
https://eplus.jp/sf/play/billyjapan
 
≪大阪公演≫
■日時:2020年10月下旬~11月中旬
■会場:梅田芸術劇場メインホール
■料金:S席14,000円 A席10,000円 B席5,500円

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一般発売:2020年3月14日(土)10:00
※オープニング公演&東京公演前期(7月/8月)分
https://eplus.jp/sf/play/billyjapan
■公演に関するお問い合わせ:ホリプロセンター
03-3490-4949(平日10時~18時/土曜10時~13時/日祝休)
■主催:TBS ホリプロ 梅田芸術劇場 WOWOW
■公式サイト:https://horipro-stage.jp/stage/billy2020/

 
【あらすじ】
1984年、炭鉱労働者たちのストライキに揺れるイングランド北部の炭鉱町イージントン。主人公ビリーは、炭鉱労働者の父と兄、祖母の4人暮らし。幼い頃に母親は他界してしまい、父と兄はより良い労働条件を勝ち得ようとストライキに参加しているため、収入がなく生活は厳しい。父はビリーに逞しく育って欲しいと、乏しい家計からお金を工面し、ビリーにボクシングを習わせるが、ある日、バレエ教室のレッスンを偶然目にし、戸惑いながらも、少女達と共にレッスンに参加するようになる。ボクシングの月謝で家族に内緒でバレエ教室に通っていたが、その事を父親が知り大激怒。バレエを辞めさせられてしまう。しかし、踊っているときだけは辛いことも忘れて夢中になれるビリーは、バレエをあきらめることができない。そんなビリーの才能を見出したウィルキンソン夫人は、無料でバレエの特訓をし、イギリスの名門「ロイヤル・バレエスクール」の受験を一緒に目指す。一方、男手一つで息子を育ててきた父は、男は逞しく育つべきだとバレエに強く反対していたが、ある晩ビリーが一人踊っている姿を見る。それは今まで見たことの無い息子の姿だった。ビリーの溢れる情熱と才能、そして“バレエダンサーになる”という強い思いを知り、父として何とか夢を叶えてやりたい、自分とは違う世界を見せてやりたい、と決心する。11歳の少年が夢に向かって突き進む姿、家族との軋轢、亡き母親への想い、祖母の温かい応援。度重なる苦難を乗り越えながら、ビリーの夢は家族全員の夢となり、やがて街全体の夢となっていく……。
 
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