ミュージカル『ドリームガールズ』4度目の来日公演スタート バックステージツアーの模様もご紹介

レポート
舞台
2020.1.30
 @DREAMGIRLS 2020TOKYO

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2020年1月29日(水)ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』来日公演が開幕した。初日直前には同劇場にて芝居の一部が公開された。さらに一部公開の後、特別にマスコミ向けバックステージツアーが催され、文字通り“舞台裏”を見学する事ができた。

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本作は、女性コーラスグループが華やかなショービジネスの世界を駆けあがっていくサクセスストーリーであり、その裏側にある人間模様や栄光、友情がドラマティックに描かれている作品。『コーラスライン』の振付、演出を務めたマイケル・ベネットの遺作となったことでも知られている本作は、2006年にはビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソン、ジェイミー・フォックス、エディー・マーフィーら豪華キャストで映画化され、世界中で大ヒットとなった。2009年にはニューヨーク・アポロシアターで舞台版が復活、その翌年の来日公演は連日の満員となった。その後2013、2016年と来日するもその人気は衰えず、2020年の今回はニューヨークのオーディションで選ばれた実力派キャストが盛り上げる。

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<あらすじ>
1962年ニューヨーク。シカゴ出身のエフィー、ローレル、ディーナはボーカルトリオ「ドリーメッツ」を結成し、歌で成功しようと毎夜オーディションなどに出場していた。そんな彼女たちを、カーティスという男が目を付けた。やがて、抜群の人気を誇るスター、ジミー・アーリーのバックコーラスを務めることに。そんな3人はカーティスをプロデューサーに、デビューを飾る。次々にヒット曲を放ち、トップスターの仲間入りを果たすが…

 

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この日公開されたのは「One Night Only」「I'm Changing」「Dreamgirls」の3曲。
エフィーが録音スタジオにいるという設定で歌われ、また二つの曲が1曲に織り込まれているという意味でも魅力的な「One Night Only」、映画出演のオファーがディーナの元に舞い込んできたが、それが原因でカーティスとギクシャクしてしまう場面を歌い上げる「I'm Changing」、そしてタイトルナンバーの「Dreamgirls」。いずれもキャストたちのパワフル&圧倒的な歌声で彩られ、一曲一曲が終わるたびに大きな拍手が送られていた。

ケヴィン・ブラニックさん「シアターオーブは結構広い会場ですね!」

ケヴィン・ブラニックさん「シアターオーブは結構広い会場ですね!」


ステージ上にはバミリ代わりに格子が!

ステージ上にはバミリ代わりに格子が!


これなら誰がどこに立つのか一目瞭然!

これなら誰がどこに立つのか一目瞭然!

バックステージツアーでは、舞台監督のケヴィン・ブラニックが記者たちをステージに招き入れ、自ら舞台裏を解説した。
「ステージ上がバミリだらけになるのが嫌で、このように格子状に線を入れることで誰がどこに立つのかがわかるようにした」とか、「衣裳の早替えはここで行います。全部で400着くらいはあるかなあ。一つのコンテナに二人分の衣裳をまとめてあるんです」などと解説するケヴィン。

ステージのすぐ裏が衣裳置き場になっていました。

ステージのすぐ裏が衣裳置き場になっていました。


たくさんのヒールが籠いっぱいに!

たくさんのヒールが籠いっぱいに!


衣裳の上と下の組み合わせが写真付きで設置されていました。

衣裳の上と下の組み合わせが写真付きで設置されていました。


ウィッグステーション

ウィッグステーション


エフィーの衣裳は独立しておかれていました。

エフィーの衣裳は独立しておかれていました。

その他、ウィッグの着脱が行われるステーションや大量にあるLEDパネルを操作するPCエリアなども紹介。
さらに衣裳エリアの奥には生バンドのエリアがあり、我々の来訪にミュージシャンたちが笑顔で手を振っていたのが印象的だった。

ステージ上のLEDの文字を制御するPC

ステージ上のLEDの文字を制御するPC

生バンドエリア。奥のほうでギタリストたちが手を振っていました

生バンドエリア。奥のほうでギタリストたちが手を振っていました

ステージの0番(センター)から見た客席。こんな風に見えているんですね!

ステージの0番(センター)から見た客席。こんな風に見えているんですね!

取材・文・撮影=こむらさき

公演情報

ブロードウェイ・ミュージカル 『ドリームガールズ』
※字幕スーパーあり
※生演奏
 
■公演日程:2020年1月29日(水)~ 2月16日(日)
■会場:東急シアターオーブ
■座席料金:
S席 14,000円 A席 12,000円 B席 10,000円(全席指定・税込)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
 
■脚本/作詞:トム・アイン
■音楽:ヘンリー・クリーガー
■構想/オリジナル・ディレクター:マイケル・ベネット
■作詞・脚本:ウィリー・リアル
 
■キャスト:
カディージャ・オネ(エフィー・ホワイト役)
シャラエ・モールトリー(ディーナ・ジョーンズ役)
ベランド・ミラス(ローレル・ロビンソン役)
 
■主催:TBS / Bunkamura / ローソンエンタテインメント / VIS A VISION / ディスクガレージ / BS-TBS
■後援:TBSラジオ
■企画:TBS / John Gore Organization
■招聘:TBS / VIS A VISION
 
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