『バレエホリデイ@home』に若い世代も注目 オープンから3日で10万5千人以上がサイトを訪問 後半プログラムに町田樹、オニール八菜、金森穣が登場
「バレエと出会おう、バレエで遊ぼう!」というコンセプトで2017年に始まった『上野の森バレエホリデイ』。初めてのオンライン開催となった『バレエホリデイ@home』が、60以上の多彩なプログラムをそろえて2020年4月25日(土)10時にオープンした。
ホームページにプログラムのサムネイルが出そろった前日の4月24日(金)から、25日(土)、26日(日)までの3日間で、10万5千人以上がサイトを訪問し、延べ訪問回数はほぼ17万回にもなっている。
とくに主要コンテンツの一つである、『YOUTUBEチャンネル特別配信』の視聴回数は2日間で延べ3万回を達成。この番組は、英国ロイヤル・バレエ団の高田茜や東京バレエ団の上野水香等の人気ダンサーたちが対談する「ダンサー・クロストーク」、様々なバレエ団に所属するダンサーたちのメッセージ動画、バレエ・エクササイズやダンスのワークショップなど多彩なコンテンツで構成され、1日に午前と午後の2回配信され人気を博している。
上野水香と小野絢子、 バレエ団の垣根をこえたトークが実現
リモートで対談する山本康介(左)と高田茜(右)
左上から時計回りに飯島望未、 オニール八菜、 金森穣、 菅井円加
また、オンライン版を訪れている人たちには、東京・上野で開催される例年の『上野の森バレエホリデイ』とは違った傾向も見られる。サイト訪問者は35歳~44歳の年齢層が中心で、 ふだん劇場に足を運ぶ観客層と重なるが、その次の山を成すのは25歳~34歳と、劇場の観客よりも若い世代の視聴が中心となっている。視聴者の所在地(都市)では東京都区内をはじめ、横浜、大阪、名古屋、神戸、札幌、福岡など全国に広がっている。また国別では日本が98%だが、米国1.6%、欧州他0.4%など海外からも視聴され、オンラインならではの地球的な拡がりを見せている。
東京バレエ団の海外ツアーに密着しドキュメンタリー映画も無料公開
後半には、元フィギュアスケート日本代表で現在も大きな注目を集める町田樹や、パリ・オペラ座バレエ団のオニール八菜、日本を代表する振付家の金森穣も登場し、 さらなる盛り上がりが期待される。4月29日まで続く『バレエホリデイ@home』に注目してみよう。
クロストーク収録中の様子。 上野水香(左)、 町田樹(右)