駒田航が日本語とドイツ語でベートーヴェンを演じる ラブレター、遺書と音楽で綴るCDの告知動画が公開
駒田航
2020年5月27日(水)にリリースされる、ベートーヴェンの「人物像」に迫るコンピレーションアルバム『恋におちたベートーヴェン』『我こそは、ベートーヴェン』の特別告知動画が公開された。
今年生誕250年を迎えるベートーヴェン。今回発売されるのは、彼のラブレター、遺書と音楽で綴るCDで、女性への「熱情」を綴った手紙と愛から生まれた音楽に焦点をあてた『恋におちたベートーヴェン』と聴力を失うことへの苦悩を綴った若き日の遺書とそれを乗り越えて作った名曲らを集めた『我こそは、ベートーヴェン』の2種類。
『恋におちたベートーヴェン』『我こそは、ベートーヴェン』
生涯独身ながら、様々な女性と恋愛をしたことで知られるベートーヴェン。その中でも一番の謎として残っているのが、死後戸棚に隠された秘密箱から見つかった宛名不明の自筆の恋文。文中に「不滅の恋人よ!」と呼びかけがあることから、不滅の恋人への手紙と知られている。長年の研究から数人の候補があがったが、未だ誰に宛てたものなのかは謎のまま。『恋におちたベートーヴェン』は、この手紙の朗読と、ベートーヴェンが恋人へ向けて書いたとされる楽曲、「エリーゼのために」、ピアノ・ソナタ「月光」などが収録され、ベートーヴェンの愛し方を知ることができる1作になっている。
『恋におちたベートーヴェン』
『我こそは、ベートーヴェン』は、音楽に革命を起こしたベートーヴェンの軌跡をたどる1作。新進気鋭の作曲家として注目され始めた頃、ベートーヴェンを突如襲った難聴という病。音楽家として一番大切なその感覚を失うことへの不安や恐れを吐露しつつも、自分の音楽を追求する覚悟を誓い書き残した「ハイリゲンシュタットの遺書」。2部からなるこの遺書の朗読と、その苦悩を越えて生まれた珠玉の名曲、誰もが知る「運命」、ピアノ・ソナタ「悲愴」「テンペスト」そして、年末の風物詩・第九などを収録している。
『我こそは、ベートーヴェン』
両CDのジャケットイラストは、著作『B(ベー)〜ブラームス二十歳の旅路』などで知らる創作漫画ユニット・留守key(るすきー)による描き下ろし。また、収録される手紙や遺書、そして収録された楽曲の詩を朗読するのは人気声優・駒田航。ドイツ連邦共和国出身の駒田は、これらをドイツ語・日本語の2カ国語で読み上げている。
駒田航
収録される音楽は、東ドイツの国営レコード会社、伝説のドイツ・シャルプラッテンレーベルを代表するアーティストによる全盛期の名演をたっぷり収録。日本でも人気を誇る巨匠・ヘルベルト・ブロムシュテットが指揮するシュターツカペレ・ドレスデン、カール・ズスケ率いるベルリン弦楽四重奏団、その確かで揺るぎない音楽表現スタイルで、日本でも熱狂的ファンを持つペーター・レーゼル(ピアノ)、昨年惜しまれつつ亡くなったテノール歌手の巨星・ペーター・シュライヤー。
リリース情報
1.交響曲 第5番 《運命》 第1楽章