堺シティオペラ、「堺から“あなたの自宅へ”〜Stay Home 応援プロジェクト〜」を開始 オペラ公演の過去動画を無料配信
「堺から“あなたの自宅へ”〜Stay Home 応援プロジェクト〜」
堺シティオペラが、2020年5月13日(水)から6月末まで、オペラ公演の過去動画を無料配信している。この取り組みは「堺から“あなたの自宅へ”〜Stay Home 応援プロジェクト〜」の一環だ。
現在、堺シティオペラは新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、多数のイベントや公演を中止・延期とし、5月31日(日)まで活動を中止している。だが、このような状況の中でただ事態の好転を待つだけではなく、音楽・舞台芸術を通した社会貢献が何かできないかと模索し、今回の「堺から“あなたの自宅へ”〜Stay Home 応援プロジェクト〜」が実施された。
1978年より本格的なオペラ公演を始めた堺シティオペラは、ほとんどの公演動画を残しており、その中から近年の公演動画を期間限定で配信。現在公開されているのは、オペラの金字塔として知られている『アイーダ』、『カルメン』、また邦人作曲家の代表作である『ちゃんちき』の全編動画だ。その他のオペラ公演動画も配信準備中とのことなので、楽しみしておこう。
堺シティオペラはプロの出演者だけでなく、一般市民の方々も合唱団や制作スタッフとして参加しています。今回、動画を公開した公演に於いても舞台上だけでなく多くの市民の方々の力が集まりました。
堺シティオペラは世界に通用するレベルの公演に市民の皆さまが参加出来る、日本でも稀有なオペラ・文化団体としてこれからも歩み続けます。今回の公演動画の配信を通して我が国の文化芸術に対しての理解が良い方向に変わり、私たちが目標としている「音楽・舞台芸術を通した街づくり」がより進んで行きますよう願っております、とメッセージを寄せている。
堺シティオペラ一般社団法人について
1978年に市民オペラとして産声をあげ、それを基盤にして1986年に堺市民オペラ協会発足、以後毎年オペラ定期公演を上演。2009年に一般社団法人に法人化。創設当時から海外の歌劇場やオペラ団体との交流を盛んに行い、1995年にはドイツのケムニッツ歌劇場と『魔笛』を共同制作し、堺とケムニッツの2カ所で公演をする。2006年にはイタリアのプッチーニフェスティバルで、日本の団体として初めて、現地との共同制作による『蝶々夫人』を上演、真の日本の様式美として絶賛を博した。2013年には音楽の都ウィーンで、日本のオペラや歌曲、舞、狂言を交えた公演を行うなど、精力的に活動している。2012年第27回定期公演『ちゃんちき』が三菱UFJ信託音楽賞奨励賞を受賞、2014年第29回定期公演『黄金の国』で音楽クリティッククラブ賞、佐川吉男音楽賞、2015年第30回定期公演『カルメン』で大阪文化祭奨励賞を受賞した。2019年には在オーストリア大使館後援による日本・オーストリア国交150周年コンサートをウィーンにおいて2公演行なった。
配信情報
https://www.youtube.com/channel/UCi0knd7y_ov9liAHQgnIBSw?view_as=subscriber
<配信作品>
指揮:牧村 邦彦
演出:粟國 淳
合唱指揮:岩城 拓也
ラダメス:Rudy Park
アムネリス:福原 寿美枝
エジプト王:Krišjānis Norvelis
アモナズロ:迎 肇聡
ラムフィス:伊藤 正
巫女長:端山 梨奈
伝令:瀬田 雅巳
管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
指揮:柴田 真郁
演出:粟國 淳
合唱指揮:岩城 拓也
児童合唱指揮:土居 克江
ドン・ホセ:谷 浩一郎
エスカミーリョ:桝 貴志
ミカエラ:喜多 美幸
スニガ:Ronan Nédélec
モラレス:東 平聞
フラスキータ:加藤 真由子
メルセデス:西村 薫
ダンカイロ:木村 孝夫
レメンタード:橋本 恵史
児童合唱:堺シティオペラ Kid’s Chor. & あべのハルカス少年少女合唱団
管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
■堺シティオペラ 第27回定期公演『ちゃんちき』
指揮:船曳 圭一郎
演出:茂山 千三郎
合唱指揮:角地 正範
おとっさまが化けた美人:水野 智絵
狐のぼう:柳内 葵衣
獺のかわ兵衛:Krišjānis Norvelis
獺のおかわ:片桐 仁美
〜口開〜 山神:鈴木 実
管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
ウェブサイト http://sakai-city-opera.jp/
Facebook https://www.facebook.com/sakai.city.opera/?tn-str=k*F