内 博貴が2年ぶり単独主演で太宰治を演じる 浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~で谷村美月・室 龍太らと共演へ
『浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~』が9月に東京・愛知・大阪にて上演されることがわかった。
『浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~』は、小説家・太宰治の親友で作家の檀一雄が書き上げた回想録『小説 太宰 治』をベースとして書き下ろされた舞台作品。短編小説『走れメロス』が発表されて80年を迎える2020年に、太宰と多くの作家たちとの友情や彼が愛した女性たちとの愛や苦悩に満ちた波乱の人生を描く。
本作では、2018年の舞台『まさに世界の終わり』以来、2年ぶりの単独主演となる内博貴が太宰治を演じる。また、太宰と共に波乱の人生を送る小山初代と太田静子の二役を谷村美月が演じるほか、太宰の親友で作家の檀 一雄役で室 龍太(関西ジャニーズJr.)が出演。さらに、千原せいじ、黒田こらん、吉田大輝、苅谷瑠衣、原 慎一郎、藤井びん、優志、湖月わたる、なべおさみらがキャストに名を連ねている。
劇中では、太宰が高校を卒業して上京し、東京大学入学後に小説家を目指す中で、井伏鱒二や檀一雄ら数々の文豪と出会う様子や、太宰が愛した小山初代、津島美知子、太田静子、山崎富栄らとの浪漫と波乱に満ちた日々が赤裸々に描かれる。小説家として類まれなる才能を持ちながらも自身の破天荒な振る舞いが災いして追い込まれ、井伏や檀ら文豪との友情と信頼に助けられ、『走れメロス』など数々の名作が生み出されていく背景などを通じ、愛とは何か、友情とは何か、生きるという事は何かを問いかけるという。
上演は、2020年9月5日(土)から13日(日)までヒューリックホール東京にて全13公演、9月22日(火・祝)に名古屋市公会堂にて全2公演、9月25日(金)から27(日)まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて全5公演を予定している。
なお、公演は「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」ならびに、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が作成した「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を踏まえて実施される。「新型コロナウイルス感染症予防対策の取り組み」についての詳細は、公演の公式サイトを確認しよう。
主演の内、共演の室、谷村のコメントは以下のとおり。
内 博貴(太宰 治役)
太宰 治役を演じます内 博貴です。2014年のミュージカル「ザ・オダサク」で太宰と同じ時代を生きた文豪の織田作之助を演じ、今回の舞台で「オダサク」のライバルともいわれる文豪『太宰 治』を演じること、また「ザ・オダサク」で共演した(室) 龍太と共演することに不思議な縁を感じ、感慨深く、楽しみにしています。
コロナ禍の時代ではありますが、舞台を見たくてうずうずしている皆さんも多いと思います。文豪たちの友情や葛藤などをリアルに演じますので、ご期待ください。
谷村美月(小山初代・太田静子※二役)
小山初代役、太田静子役、今回2人の女性を演じさせて頂きます、谷村美月です。太宰治が生きてい
た時代を、私が、舞台で演じることが出来ると思うと、大変な状況下の中ではありますが、楽しみにさせて頂いています。今回のコロナ禍で、新しい決まり事等がたくさんあると思いますが、ひとつ、ひとつ、慎重に、皆さんと作品を作ることが出来たらいいなぁと思っています。よろしくお願い致します。
関西ジャニーズJr. 室 龍太(檀 一雄役)
檀 一雄役を演じます室 龍太です。時代物の作品は好きなので、今から楽しみです。実在した人物を演じるためには、毎回深くその人物を研究して臨みます。本番でその役が見えてきて、なりきった瞬間は、本当にワクワクします。2014年のミュージカル「ザ・オダサク」は、自分が初めてジャニーズ以外の外部に出演した作品で、当時主演だった内くんに頼ってばかりでした。今回は、少しでも頼もしくなったと思われるように、しっかり演じたいと思います。こんな時代だからこそ、生の舞台から感じられる笑顔や涙といったいろいろな感情表現の大切な部分を、一層深く感じていただけるよう頑張ります。