佐藤アツヒロ主演、脚本家・演出家の鈴木勝秀が「能と現代劇の融合」を目指す舞台『YARNS』が開幕へ 舞台写真&コメント到着

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2020.10.7
(左から)鈴木勝秀、佐藤アツヒロ 撮影:岩田えり

(左から)鈴木勝秀、佐藤アツヒロ 撮影:岩田えり

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2020年10月7日(水)より浅草九劇にて上演される、佐藤アツヒロ主演舞台『YARNS』。本公演の初日開幕に先駆けて、10月6日(木)に、公開ゲネプロと取材会が開催され、脚本・演出の鈴木勝秀と主演の佐藤アツヒロが登壇した。この度、舞台写真(ゲネプロには大山将司・中村まことが出演)とコメントが到着したので紹介する。

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)鈴木裕樹、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)鈴木裕樹、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

本作は、鈴木による「能と現代劇の融合」を目指す新作シリーズ。鈴木と6回目のタッグを組む佐藤が新作会話劇に挑む。カウンセリングを受けに来る精神的に少し疲れた現代人と、その患者の話を聞くカウンセラー(精神科医)の物語。患者は記憶の糸を手繰りながら、自分の過去を物語、無意識の中に眠る真実に向き合っていき、最終的に未来から差し込んでくる光を感じていく……というもの。佐藤のほか、鈴木裕樹、前田隆太朗・大山将司(Wキャスト)、中村まこと・加納幸和(Wキャスト)が出演する。

公演ビジュアル 前田隆太朗

公演ビジュアル 前田隆太朗

公演ビジュアル 加納幸和

公演ビジュアル 加納幸和

舞台『YARNS』ゲネプロより 中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより 中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより (左から)大山将司、中村まこと 撮影:岩田えり

【あらすじ】
高校の同級生との再婚を考えているスガヌマは、ある日から見知らぬ女の夢を見るようになる。
この夢に苦しむスガヌマは、精神科医・ランバシの勧めにより、夢日記と箱庭療法を始めた。
ランバシの実子であるトオルは激しいマザーコンプレックスで、時々カウンセリング・ルームに現れてはランバシを困らせる。
夢日記と箱庭療法によって、奇妙なスガヌマの夢の細部が次第に浮かび上がってくる。
箱庭に表現された灯台のある風景は、スガヌマの幼少時に描かれた絵と同じものだった。
これは前世の記憶かもしれないと疑うランバシと、にわかには信じられないスガヌマ……。
そしてふたりは、さらにスガヌマの深層へと下りていく――
 
舞台『YARNS』ゲネプロより 大山将司 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより 大山将司 撮影:岩田えり

 舞台『YARNS』ゲネプロより 鈴木裕樹 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより 鈴木裕樹 撮影:岩田えり

脚本・演出 鈴木勝秀 コメント

鈴木勝秀 撮影:岩田えり

鈴木勝秀 撮影:岩田えり

新型コロナの影響がなかったら、このようなかたちでの上演はなかった作品です。コロナ禍でなにかできないかと、前向きに考え創りました。舞台セットを見ていただくとわかりますが、普通のお芝居とは違い、ここまでセット全面を囲っている舞台はないと思います。時間をかけて実験を重ね創りあげました。セットの構造上、役者たちの声は舞台上の役者には肉声でほぼ聞こえず、マイクを通してセット上部のスピーカーから聞こえているんです。そして役者から客席側や、アクリル板の向こう側はほぼ見えず、役者同士も向かい合わない演出になっています。
今作は“聴いている人の姿勢”が大事な舞台なのですが、主演が「アツヒロでよかった」です。僕がやってほしいと思っていることを、感性で理解し無意識にやってくれている。アツヒロの“聴く人”の芝居がとても良いです。ぜひ劇場でご覧ください。

(左から)鈴木勝秀、佐藤アツヒロ 撮影:岩田えり

(左から)鈴木勝秀、佐藤アツヒロ 撮影:岩田えり

佐藤アツヒロ コメント

佐藤アツヒロ 撮影:岩田えり

佐藤アツヒロ 撮影:岩田えり

劇場に入って初めてセットを見たときに、感染対策の舞台セットのすごさにびっくりしました。演出のスズカツ(鈴木勝秀)さんとは今回で6回目になります。この制限された中で、どうスズカツさんが演出するのか見ていただきたいです。稽古期間中、役者同士での会食はありませんが、稽古場で作品について語り合いながら、コミュニケーションもとってきました。コロナ禍のこの現状の中でも、演劇の可能性を広げた作品になったと思います。この、『YARNS』の世界にいれることの幸せを感じています。
色々な舞台がある中で、『YARNS』では芸術作品を作っているような気分です。絵のような、芸術作品のような、そんな舞台になっています。皆さんの心に残ってほしい作品です。
スタッフ、演者で、出来る限りのことを一つひとつやってきました。感染対策をしっかりと行いながら、千穐楽を迎えたいです。頑張ります!

舞台『YARNS』ゲネプロより 撮影:岩田えり

舞台『YARNS』ゲネプロより 撮影:岩田えり

本公演は11月8日(日)まで東京・浅草九劇、11月21日(土)~23日(月・祝)まで大阪・シアター・ドラマシティにて上演される。

上映情報

『YARNS』
 
脚本・演出:鈴木勝秀
出演:佐藤アツヒロ/鈴木裕樹 前田隆太朗・大山将司(Wキャスト)/中村まこと・加納幸和(Wキャスト)
 
公式サイト:http://g-atlas.jp/yarns/
主催:atlas
 
<東京公演>
日程:2020年10月7日(水)~11月8日(日)
会場:浅草九劇
 
<大阪公演>
日程:2020年11月21日(土)~23日(月・祝)
会場:シアター・ドラマシティ
 
料金:料金:8,000円(全席指定・税込)
 
お問合せ:atlas ticket2@g-atlas.jp (現在電話によるお問い合わせ受付は休止しております)
 
ご来場に際してのお願い事や注意事項は9月下旬を目処に公式HPにて発表いたします。
開場時間はロビー・客席共に現段階では東京・大阪ともに各回開演45分前を予定しております。
上演時間は80分(途中休憩なし)を程度を予定しております。途中休憩はございません。
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