コブクロ、スキマスイッチ、DAOKO、尾崎世界観ら23名が思いを語る 映画『音響ハウス Melody-Go-Round』応援コメントを公開
(C)2019 株式会社 音響ハウス
11月14日(土)に封切られる映画『音響ハウス Melody-Go-Round』へのミュージシャン・映画監督らの応援コメントが到着した。
『音響ハウス Melody-Go-Round』は、レコーディングスタジオ・音響ハウスにスポットを当てたドキュメンタリー映画。1974年東京・銀座に設立された音響ハウスは、昨年創立45周年を迎えた。『音響ハウス Melody-Go-Round』では、YMO時代から同スタジオで試行錯誤を繰り返してきた坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、綾戸智恵、矢野顕子、鈴木慶一、デイヴィッド・リー・ロス(ヴァン・ヘイレン)らが、出会いや思い入れを語る。さらに、当時のプロデューサーやエンジニアらにもカメラを向け、1970年代から80年代にかけて勃興したシティポップがどのように形作られたのかにも迫るという。また、ギタリスト・佐橋佳幸とレコーディングエンジニア・飯尾芳史氏が発起人となり、大貫妙子、葉加瀬太郎、井上鑑、高橋幸宏らゆかりのミュージシャンがコラボレーションした新曲「Melody-Go-Round」のレコーディングにも密着する。メガホンをとったのは、レコーディングエンジニアや映像プロデューサーをへて、2018年公開の映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』で初監督を務めた相原裕美氏。
『音響ハウス Melody-Go-Round』にコメントを寄せたのは、コブクロ、スキマスイッチ、OKAMOTO'S、クリープハイプ、never young beachなど音響ハウスでレコーディング経験のあるアーティストや、作家、映画監督ら。計23名のコメント全文は以下のとおり。
オカモトコウキ(OKAMOTO’S)
音響ハウスは特別。試しに演奏してみたら、
1テイク目からこれだ!となった経験多数。
この映画を見て、なぜ特別な場所なのかを理解できた。
偉大な先駆者たちの貴重な証言や楽曲制作の内側。
必見のシーンばかりです。
林 哲司(作曲家)
はかり知れない音楽が生まれる瞬間があった――
もちろん、自分にとってかけがえのない作品も。
クリス松村(タレント/音"楽"家(おんらくか))
『音響ハウス』は生き物!?このスタジオでなければ生まれなかった音と奇跡の真実。ミュージシャンの方々の魂が焼きつく音楽とスタジオの歴史のエピソードは、さまざまな音の時代をも物語ります。音の生まれる母体の中を覗いた気持ちになって興奮しました!
箭内道彦(クリエイティブディレクター/東京藝術大学教授)
音響ハウスは森で、ミュージシャン達は妖精で。
無二の泉から、今日も新しい音が湧き出ている。
岩井俊二(作曲家)
伝説の音源が数多く作り出された場所。
45年という歳月はあまりに濃密で眩い。必見にして必聴。心地よい余韻がいつまでも続く。永久保存版にしたくなる。相原裕美監督なればこその極上の音楽ドキュメンタリー。
尾崎世界観(クリープハイプ)
いつもお世話になっている音響ハウスの歴史を知ることができて、あの言葉にならない不思議な空気の正体が少しだけわかったような気がしました。早くまたレコーディングをしに行きたいです。
船山基紀(編曲家)
音響ハウス45周年おめでとうございます!
ここでは数限りなくレコーディングでお世話になりました。
1st.での大編成、2st.でのシュアなリズム録り、ブラスダビング、1階の喫茶店での打ち合わせ・・・思い出は尽きません。
まさに船山基紀の仕事人生にシンクロしていました。
これからも東京のスタジオシーンの先頭を切っていただき、さらに日本の音楽界を盛りたてていただくことを期待しています。
Daoko(アーティスト)
小さい頃から父の影響で耳にしていた大好きな音楽たちの制作秘話を聴けて勉強になりましたし、自分の中で創作意欲が湧き上がりワクワクしました。
脈々と受け継がれる“音楽遺伝子”の伝承場所なんだなあと!
何より主題歌が素晴らしく、歴史を辿る旅を終えたあとのエンドロールはじーんと心に染み入りました。
「音楽がだいすき」と再認識することができ、私の人生の中でも大切な映画となりました。音楽さいこうっ
深田晃司(映画監督)
好きなものについて話す人たち、話したくて仕方がない人たちからこぼれおちる楽しさをお裾分けしてもらう100分間。
いろんな楽器やいろんな声が耳に心地よく作品自体がひとつの音楽のよう。矢野顕子さんフリークとしても大満足でした。
中野裕之(映画監督)
イエイ!
日本を代表する音楽家たちが集まって一曲を作る過程を
見せながらも、そこでしか生まれないスタジオが作り出す
魔法についてみなさんが喋ってる様すらも愛おしい。
歌うハナちゃんが十三才って、その歌声がなんとチャーミングなことかね!
清水ミチコ(タレント)
ミュージシャンの才能に、磁場が加わると、
とんでもない作品が誕生するという魔法。
スクリーンに映っていないはずの音の歴史が見えてくる不思議さ。
個人的にはミュージシャンの普段着も楽しく堪能しました。
金澤寿和(音楽ライター)
「音楽の神が棲む場所。その所業、目に見えぬスピリットに触れることができたミュージシャンだけが、日本のポップス史に残り得る名盤を創り上げていく。それが良くわかるドキュメンタリーです」
山崎まどか(エッセイスト)
自分の思い出を彩る名曲のいかに多くがこのスタジオから生まれているのか!
改めて驚いた。
J-popサウンドのオール・スターズによるレコーディング風景と、
日本のポピュラー音楽界が最も豊かできらびやかだった頃の
レジェンドたちの証言を思う存分楽しんだ。
栗花落 光((株)FM802 代表取締役会長)
1970年代以降、日本のROCK,POPSシーンを支えてきた「音響ハウススタジオ」のプロデューサー、エンジニア達。様々なアーティスト達とコラボレーションしてきた彼らの熱き想い、音へのこだわりを是非感じ取ってほしい。
安部勇磨(never young beach)
音響ハウスは実家のような安心感があります。全部が温かくてやさしいんです。自然で気持ちがいいんです。
なんでそんな気持ちになるのか、さらにわかった気がしました。大好きです。
野宮真貴(シンガー)
音響ハウスは、音楽家たちとエンジニアたちが音楽の旅をする船のよう。
旅の終着点は、数々の名曲となって世界中に広がっていく。
私の’81年のデビューシングルは音響ハウスで録音された。
その乗船券は今でも私の宝物。
岸田繁(くるり)
2020年、様々な立場の人たちがその価値とエネルギーを試される時代になりました。音楽家たちにとって、試す場所であり、エネルギーを生み出し、それを封じ込める場所のひとつがレコーディングの現場であります。数多の魂を燃やし、肌身で感じ、それが音に刻まれる「場所」として、このスタジオは存在し、新しい歴史をこれからも刻んでいってほしいと思いました。
信藤三雄(Art Director)
映像がスタートするとすぐに音響ハウスのスタジオに入って行く時の緊張感が伝わってきました。初めてスタジオに行ったのはYumingのレコーディングの時です。だいたい僕らデザイナーは空き時間に、次のアルバム等の打ち合わせをするので、ちょっと緊張があるんですよね!
小沼純一(音楽評論家)
こんなビート! こんなブラス! 知らないのになつかしい、そんな曲がだんだんとできてゆく。あいだにさまざまな人たちが語る。知った顔、知らない顔。できあがった楽曲は、20代に親しんでいたポップスのサウンド。この映画、わたしのために?
小渕健太郎 黒田俊介(コブクロ)
2000年の末、メジャーデビュー曲のレコーディングで初めて訪れた、音響ハウス。
プロデューサーの笹路正徳氏率いるスーパーバンドの元、「YELL〜エール〜」のリズム&ストリングス録音をしていただき、その響きと音像の豊かさに衝撃を受けました。
今日も、イメージを膨らませながら、音響ハウスでなければ出ない音を求めて新曲を作り続けている事が、その証であります。音響ハウスの構造すべてが、まるで素晴らしい楽器の様です。
大橋卓弥(スキマスイッチ)
音響ハウス、何度足を運んだことか。
たくさんの楽曲を音響ハウスで録音させてもらいましたが、そのどれもに思い出と思い入れが詰まっています!
常田真太郎(スキマスイッチ)
数々の大先輩方が名作を生み出した音響ハウス。いつも行く度に勝手に肩を並べたような気にさせていただいている、とても大切な場所です!
この映画でぜひともスタジオの厳粛な空気感を感じ取ってください!
坂本美雨(ミュージシャン)
暗いブースのピアノの下で寝っ転がって絵を描いていたこと、重い扉で指を挟んで泣いたこと、出前のいいにおい、話しかけられないくらい真剣な大人たちの横顔。このスタジオには幼い頃の思い出がたくさん詰まっています。こんなに素晴らしい音楽の生まれる場所で育ったことを、幸せに思います。
コメントフライヤー (C)2019 株式会社 音響ハウス
なお、東京・代官山 蔦屋書店ほかにて、映画公開を記念したトークイベントの開催も決定している。詳細は公式サイトを確認しよう。
『音響ハウス Melody-Go-Round』は11月14日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。