綾野剛が自身の頭蓋骨に穴をあけ、人間の歪みを“異形”として見る男に 清水崇監督で『ホムンクルス』が実写映画化&劇場公開・配信へ
綾野剛 映画『ホムンクルス』 (C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
山本英夫原作による漫画『ホムンクルス』が実写映画化されることが決定。俳優の綾野剛が主演することがわかった。
『ホムンクルス』は、山本英夫原作で2003年から2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載された漫画。記憶も社会的地位もなくした男が、頭蓋骨に穴を開ける実験“トレパネーション”を受けたことがきっかけに、人間の心の歪みを異形として見るようになり、自らの記憶に隠された真実に向かい合う姿を描いたサイコミステリー作品だ。
同作初の実写映画化プロジェクトとなる本作では、TVドラマ『MIU404』や映画『ドクターデスの遺産-BLACK FILE-』などの綾野剛が主演。記憶をなくしてホームレス状態となり、トレパネーションを受けたことで、人間の心の歪みを異形として見る能力を得た男を演じる。メガホンをとったのは、『呪怨』シリーズや、映画『犬鳴村』などの清水崇監督。撮影は、2019年12月から2020年1月に西新宿を含む東京都内などで行われた。
なお、本作は企画段階からNetflixで全世界独占配信されることが決まっている。また、日本国内のみ全国の劇場で先行公開されることも発表されている。
主演、監督、原作者のコメントは以下のとおり。
綾野剛(主演)
全てが初めてでした。
世界観も、表現も、生き方も。
僕が山本英夫先生の漫画の世界に初めて触れた時、
今までに出会った事のない感覚や悍ましさ、
人間の奥底に眠る境地がそこにありました。
映像作品となる本作にもその世界は確かに存在しました。
世界は瞳に映るモノ、見えているモノが全てでは無いという事実をお届けします。
清水崇(監督)
人の精神面を可視化して描いている原作に惹かれました。
撮影しながら、次第に綾野君はじめとする俳優やスタッフ陣、
そして自分のホムンクルスが見えてきました。
どこのどんな文化圏の人にも通じる“人の脆さ”や“距離感”、
その“交差”や“生きる価値観”などを本作で少しでも見つめ直したり、
共有してもらえたら…と思います。
山本英夫(原作)
人間(肉体)というタマネギの皮をむいていったら、
その人の〝魂〟はどんなカタチをしているのか・・・・・・?
そんな興味から、『ホムンクルス』を作ったのを覚えています。
それが、10年経った今、、
まさか実写映像で見られるとは・・・・・・
とっても嬉しいです!!
しかも、
〝魂〟を視る主人公を、綾野剛さんが演じてくれるとはピッタリだと思いました!
他の俳優陣も豪華キャストで・・・・・・
はよ見せて。
映画『ホムンクルス』は2021年4月2日全国公開。