渋川清彦、青柳 翔、かたせ梨乃ら9名の出演が明らかに 松坂桃李が吼える映画『孤狼の血 LEVEL2』初の映像を解禁
(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会
8月20日(金)公開の映画『孤狼の血 LEVEL2』から、初の本編映像を含む特報と9名の追加キャストが解禁された。
『孤狼の血』は、第69回日本推理作家協会賞を受賞し、第154回直木賞候補作ともなった柚月裕子氏の同名小説の映画化作品。捜査のためなら違法行為も厭わない孤高のマル暴刑事・大上章吾(役所広司)と、その相棒の新米刑事・日岡秀一(松坂桃李)がある失踪事件を機に、暴力団同士の抗争に挑む姿を描いた。映画『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督がメガホンをとり、2018年の5月に劇場公開された。
続編となる『孤狼の血 LEVEL2』の舞台は、前作から3年後。広島の架空都市・呉原市の裏社会を治めていた刑事・大上章吾(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一の“その後”が完全オリジナルストーリーで描かれる。松坂桃李は、前作に引き続いて日岡秀一役で登場。今回は、建物3階から飛び降りるスタントや、カーアクションにも挑戦しているとのこと。また、日岡の前に立ちはだかる上林組組長・上林成浩役で鈴木亮平、日岡のスパイとして上林組に潜り込む近田幸太(通称:チンタ)役で村上虹郎、チンタの姉でスタンド「華」のママ・近田真緒役で西野七瀬、呉原市の暴力団・尾谷組組員・花田優役で早乙女太一、尾谷組の若頭・橘雄馬役で斎藤工が出演。さらに、殺人事件を日岡と共に捜査する広島県警本部・捜査一課の刑事・瀬島孝之役で中村梅雀、巨大組織・広島仁正会の会長・綿船陽三役で吉田鋼太郎も登場する。前作から引き続いて、白石和彌監督がメガホンをとる。
解禁された特報では、カットがめまぐるしく変わる中、松坂桃李演じる日岡、鈴木亮平演じる上林、尾谷組や五十子会、広島仁正会ら強烈な個性を放つ面々によるバイオレンスとドラマが展開。前作とは打って変わって、日岡が鬼気迫る表情で吠え、拳銃を構えるシーンなども公開されている。
(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会
また、渋川清彦、毎熊克哉、筧 美和子、青柳 翔、三宅弘城、宮崎美子、寺島 進、宇梶剛士、かたせ梨乃ら9名が追加キャストとして出演していることが明らかに。各キャストからのコメントは以下のとおり。
渋川清彦(尾谷組・組長代行 天木幸男 役)
スクリーンで「孤狼の血」を観た時、自分もこのスクリーンの中にいたかったと想いが強くあったので、続編に出演できて嬉しい限りです。組長代理の天木として、大上の遺志をまとった日岡と少しですが対峙でき、慣れない広島弁に緊張しながら心踊る現場でした。「孤狼の血」が続く事を期待します。
毎熊克哉(五十子会上林組・舎弟頭 佐伯昌利 役)
上林という男の7年間をそばで守ってきた上林組の「背景」となる役どころで、上林組がいきいきしていることを表現することが一番大事だと感じていたので、思いっきり演じました。私は広島出身なので、“ザ・広島弁”というのを演じられるのも楽しかったです。
筧 美和子(神原ピアノ教室の講師 神原千晶 役)
もともと白石監督の作品が大好きで、中でも『孤狼の血』は衝撃的な作品でした。自分の中に響いて残っていた作品なので、続編のオファーをいただいて、最初は驚きました。うれしさと不安がどちらもありましたが、とても激しく、刺激的な現場を経験させていただきました。
青柳 翔(徳島刑務所・刑務官/千晶の兄 神原憲一 役)
白石監督には、同郷ということもあり勝手に親近感を抱いていました(笑)僕の祖父は実際に刑務官だったので、台本を読んだ時に、一番に祖父が頭に浮かびました。現場では物凄いやりがいを感じましたし、みんなが待ち望んだ続編だと思うので、たくさんの方に観て頂きたいです。
三宅弘城(広島県警本部・捜査一課 中神悟 役)
念願の白石組、「孤狼の血」の続編だと聞いて心が踊りました。刺激的な撮影の日々で、松坂桃李さんと鈴木亮平さんの役を超えた怪演ぶりには度肝を抜かれました。そして、この作品の雰囲気と相反する監督の優しさと、刑事役を共にした中村梅雀さんの脚の速さには感動しました(笑)凶暴で強烈で最狂な作品です!
宮崎美子(瀬島刑事の妻 瀬島百合子 役)
今まであまり出演経験の無いタイプの作品だったので、私はどういう役割なのかと驚きましたが、以前2時間ドラマで夫婦役を演じた梅雀さんとご一緒ということもあり、安心して現場に臨むことができました。殺伐とした作品なのに現場の雰囲気はとても明るく楽しく、公開が楽しみで仕方ないです。
寺島 進(二代目五十子会・会長 角谷洋二 役)
オファーをいただいたときにうれしくてときめいている自分がいました。現場は内容が盛りだくさんで、周りのモチベーションも高く、いい緊張感もあるので毎日が刺激的でした。久しぶりの映画の現場でしたし、この歳でも初めて経験することも色々とあるのだなと感じました。
宇梶剛士(広島仁正会・理事長 溝口明 役)
久々にこんな役をいただいて満たされております。もちろん裏社会を描いた作品は何本も出演させてもらっていますが、ほとばしる怒鳴り合いなど、そういうぶつかり合いは記憶にないですね。溝口という男の全体像、作品や組織の中でのポジションなどを大いに考えて、芯を外さないようにしました。
かたせ梨乃 (故・五十子正平の妻 五十子環 役)
前作を拝見して、石橋蓮司さんが演じられた五十子正平が重厚な艶がある極道だったので、この人の妻ならぜひやりたいと思いました(笑)極妻は妻であり姉であり、母であり、女性の色々な要素を持っている人。そのイメージをもう一度自分の中に蘇らせて演じさせていただきました。
『孤狼の血 LEVEL2』は8月20日(金)全国公開。