劇団民藝、8年ぶりに樫山文枝主演『集金旅行』を東京で上演

ニュース
舞台
2021.10.6
『集金旅行』

『集金旅行』

画像を全て表示(8件)


20211124日(水)~12月5日(日)俳優座劇場にて、劇団民藝11月・12月公演『集金旅行』が上演される。2013年の初演以来、日本各地を巡演してきた傑作喜劇『集金旅行』が、いよいよ東京に舞い戻ってくる。

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『集金旅行』2019年旅公演時の舞台写真より

『黒い雨』などで知られる井伏鱒二が1935年に発表した連作小説『集金旅行』を初めて舞台化。全国各地で190ステージを重ねて客席を笑いの渦に巻き込んできた。

このたびのアンコール公演は、妖しげな色気をもつコマツランコ演じる樫山文枝と、自称「売れない小説家」ヤブセマスオ演じる西川明をはじめ、芸達者な俳優陣の練りに練った演技で芝居の醍醐味を存分に味わえる。また舞台は昭和初期、荻窪をふり出しに岩国、下関、福岡、尾道、福山とまわって集金していくため、猛特訓を重ねた古いお国ことばにも期待したい。若き太宰治も登場する必見の好舞台だ。

 

あらすじ

東京荻窪のアパートの主人がぽっくり亡くなった。家族も親戚もなく、遺されたのはかなりの額の借金。担保に入ってしまったこの安アパートが気に入ってこの先も住み続けたい居住者たちは一計を案じる。部屋代を踏み倒して夜逃げしていった不心得者たちの郷里を巡り、故人に代わって滞納金を取り立て、借金の返済に当てようというのだ。不運な役を受ける羽目になった十号室の自称"売れない小説家"のヤブセマスオ氏はしぶしぶ中国地方・九州へ向かう。それを知った七号室のコマツランコさんは、同行して各地にいる昔の不実な恋人たちから慰謝料を取り立てたいと……。こうして目的の違う集金人二人の奇妙な道中が始まる。

 

公演情報

劇団民藝11月・12月公演『集金旅行』
 
■公演日程:2021年11月24日(水)~12月5日(日)
■会場:俳優座劇場
■入場料金(全席指定・税込み)
一般=6,600円
=4,400円(11月24日、12月2日)
30歳以下割引=3,300円(劇団のみ取り扱い・要証明書)
高校生以下=1,100円(劇団のみ取り扱い・要証明書)
 
■原作=井伏鱒二 
■脚本=吉永仁郎
■演出=高橋清祐・中島裕一郎
■キャスト:
十番さん(ヤブセマスオ・小説家)           
西川 明

 
太宰 治(作家志望の学生)          
神 敏将(25日・27日・29日・12月1日・2日・5日)
塩田泰久(24日・26日・28日・30日・12月3日・4日)

 
五番さん(富士荘の居住者・勤め人)       
小杉勇二

 
七番さん(コマツランコ・職業不詳)       
樫山文枝

 
香蘭堂(荻窪の地主・文具店)    
今野鶏三

 
岩国の宿の女中  
箕浦康子

 
杉山良平(岩国の金融業者)        
みやざこ夏穂

 
相原作之助(岩国の名士)           
水谷貞雄

 
福岡の宿の女中  
有安多佳子

 
ミノヤカンジ(下関の医者)        
山本哲也

 
阿万築水(福岡の没落地主)        
内藤安彦

 
阿万克三の妻(築水の弟の妻)    
河野しずか

 
紋付の男(広島・加茂村)           
大野裕生

 
鶴屋幽蔵(加茂村の地主)           
吉岡扶敏

 
津村家の番頭(広島・新市町)    
うちだ潤一郎
シェア / 保存先を選択