テレビ時代劇の生き証人・市川左團次が登場 時代劇研究家・春日太一とトークする『時代劇づくりの裏側』第5回の配信が決定

ニュース
舞台
2021.12.15
(左から)春日太一、市川左團次

(左から)春日太一、市川左團次

画像を全て表示(4件)


2022年1月1日(土・元旦)20時より、イープラス「Streaming+」にて『時代劇づくりの裏側 第5回 市川左團次×春日太一』が配信されることが決定した。

本配信は、時代劇研究家・春日太一が聞き手となり、歌舞伎俳優がこれまでに出演した時代劇について、当時の思い出や撮影の秘話などを語る特別なトークイベント。2020年10月第1回の中村又五郎を皮切りに、第2回は中村芝翫、第3回には松本幸四郎、第4回は市川猿之助が登場し、かつての時代劇撮影所の思い出や時代劇スターたちとの共演の思い出、歌舞伎が時代劇に与えてきた影響、そして歌舞伎俳優がカメラの前で演技をすることで学んできた技術など、毎回濃厚なトークを繰り広げている。第5回となる今回は、歌舞伎俳優の市川左團次が登場する。

市川左團次

市川左團次

1940年に三代目市川左團次の長男として生まれ、47年に五代目市川男寅、62年に五代目市川男女蔵を襲名。男女蔵時代には、歌舞伎の舞台と並行して68年に北大路欣也主演のNHK大河ドラマ「竜馬がゆく」に千葉重太郎役で出演。79年に四代目市川左團次を襲名すると、『仮名手本忠臣蔵』の高師直、『助六』の髭の意休、『俊寛』の瀬尾、『御所五郎蔵』の土右衛門など、名作の数々で敵役の大役を勤め、歌舞伎界になくてはならない存在として活躍する一方、映像の世界でも「怪談 高野聖 白夜に浮かぶ魔性の女」(79年・テレビ東京)に高野聖役で主演。妖しい世界に導かれる高僧を好演した。以降、「必殺仕事人」(80年・朝日放送)、「豊臣秀吉 天下を獲る!」(95年・テレビ東京)、「鬼平犯科帳」(95年・フジテレビ)、「大岡越前」(96年・TBS)、「水戸黄門」(1997年、TBS)などあまたの時代劇に出演し作品に厚みを持たせてきた。
2000年代には滝沢秀明主演のNHK大河ドラマ「義経」(05年)で義経を手助けする金売り吉次役、内野聖陽主演の「風林火山」(07年・NHK)では上杉憲政役を演じ、戦国時代を生きる大名の悲哀を感じさせる演技で視聴者に強い印象を残した。テレビ時代劇の草分けから近年に至るまで出演し続けてきた左團次は、まさにその生き証人とも言える存在だ。

春日太一

春日太一

聞き手の春日太一は時代劇のスペシャリストとして数々の著書を執筆。今月、待望となる新著「忠臣蔵入門」(角川新書)も刊行。時代劇研究者としてその造詣の深さから、インタビュアーとしても定評のある春日太一が、テレビ時代劇にその黎明期から活躍してきた市川左團次と共に“時代劇づくりの裏側”に迫る。

(左から)春日太一、市川左團次

(左から)春日太一、市川左團次

配信情報

『時代劇づくりの裏側 第5回 市川左團次×春日太一』
 
■配信日時:2022年1月1日(土・元旦)20時開始   ※配信時間は90分程度を予定
■配信場所:イープラス「Streaming+」

■出演:市川左團次
■聞き手:春日太一(時代劇研究家)

:2,000円(税込)
※12月15日(水)午前10時より発売開始
※有料配信は、1月7日(金)20:00まで発売。
※配信開始後、配信終了後に購入の方も、1月7日(金)23:59までアーカイブ視聴ができます。
シェア / 保存先を選択