『古代エジプト展』を楽しみ尽くす、謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』をSPICE編集部が体験ーーミイラへの理解が深まり、満足感が倍増

レポート
アート
2022.2.3
リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

画像を全て表示(8件)

2022年2月27日(日)まで、兵庫県立美術館にて開催中の『ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展』。世界初公開となる最新技術のCTスキャンによるミイラの解析結果や、日本で初めて12点の棺が並ぶ立体展示など、貴重な展示品の数々をひと目見ようと連日賑わっている。そんな本展のもうひとつの楽しみ方として、話題を集めているのがリアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』だ。展示会場を巡りながら隠された謎を解いていくゲームで、SNSでも日々感想が飛び交い盛り上がりを見せている。そこで今回は、この謎解きにSPICE編集部が挑戦! 主催の読売テレビのスタッフらとともに、ネタバレなしで本展の魅力と体験した模様をレポートする。

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

謎を解くため、すみずみまで展示を鑑賞! 古代エジプトの謎がまるわかり

『ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展』では、大英博物館やルーヴル美術館と並び、世界屈指の古代エジプト・コレクションを誇るオランダのライデン国立古代博物館の約25,000点にのぼる所蔵品の中から、厳選したミイラや副葬品を含む約250点を展示されている。

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

そんな貴重な展示品の数々を鑑賞しながら楽しめる、リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』。物語の主人公は、展示会場に足を踏み入れた私たち。何者かの声が聞こえ、その声に従い、展示会場内を彷徨う魂を救うために謎を解いていくというストーリーだ。

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

まずはインフォメーション(受付)で、謎解きのキットを受け取ろう。入口の手前にコインロッカー(100円返却式)があるので、展示や謎解きに集中できるように貴重品や必要なもの以外を預けて身を軽くしておくとよいかも。キットには謎解きに使う冊子と「謎のパピルス」(透明な用紙)、簡易鉛筆が付いてくる。冊子にメモをとったり答えを記入する必要があるため、バインダーなど持参すると書き込みやすいのでおすすめ。

また、冊子に掲載されているQRコードを読み取ると、ヒントを知ることができるのでスマートフォンの充電も忘れずに。謎解きにかかる時間は、60分~90分程度となっている。

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

いざ、展示会場へ。今回、謎解きを体験するSPICE編集部の筆者は、展示も謎解きも初めて。主催・読売テレビスタッフの川合さんは本展は2回目の鑑賞、服部さんは初めての鑑賞で2人とも謎解きはベテランである。それぞれ違った観点で謎解きに挑戦! この日は平日のオープン直後にもかかわらず多くの人で賑わい、謎解きを楽しんでいる人も多数見かけた。じっくりと謎を解いて回る様子や展示品の数々も紹介したいところだが、ネタバレにつながってしまうため割愛。90分後に出口で待ち合わせ、外で感想を語り合った。(謎解き初心者の筆者は、観賞と謎解きに没頭してしまい少し遅れてのゴールとなった)

スマホで確認できるヒントの画面

スマホで確認できるヒントの画面

本展が2回目の鑑賞となる川合さんは、「初めて鑑賞した時とは全く違う見え方で、とても新鮮でした! 1回目もしっかり見て回ったと思っていたけど、ぜんぜんだったなと思うくらい。謎を解こうと、細やかな装飾だったりキャプションのすみずみまで見ながら回るので、より展示品への理解が深まりますね」と新しい発見がたくさんあったと目を輝かせた。

また、初めての鑑賞となった服部さんは、「物語の導入を読んでからいざ会場に入ると、本当にエジプトの迷宮へと迷い込んだような気持ちになってワクワクしました。古代エジプトやミイラという人類の謎がテーマになっているので、謎解きとの相性もぴったり。これまで、いろいろな謎解きを体験してきたけれど、自然と世界観に没入できました!」と感動をあらわに。

本展は、「エジプトを探検する(1章)」、「エジプトを発見する(2章)」、「エジプトを解読する(3章)」、「エジプトをスキャンする(4章)」の章からなるストーリー仕立てて構成されている。そのため、実際に探検団の一員になったような気持ちで、エジプトを探検しながら、ミイラや装飾品のひとつひとつに込められた想いや意味、そして歴史を知ることができ、謎解きがひとつひとつの理解を深め解読の手助けになっていることが何よりの魅力だった。象形文字(ヒエログリフ)の読み方の解説が丁寧に展示されていたり、360度鑑賞できるようフロアの中央に展示されたものがあったりと、レイアウトを活かした問題もあり、より細部まで展示品を鑑賞するキッカケにもなっている。

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』

また、服部さんが「ここまで最大限に協力していただけたなんて!」と驚きを隠せないでいたほど、兵庫県立美術館の全面協力によって実現している仕掛けもあり。会場全体に、謎解きのヒントが隠されているのだ。最後の問題は会場を出てから、近隣のカフェや自宅でも解ける仕様になっているので、後の予定を気にせずゆっくりと取り組むことができるのもポイント。

難しすぎず、簡単すぎず。筆者は、ヒントを見なければ解けない問題があったりなど、ビギナーから謎解き玄人までうならせる難易度だった。3人とも「もう1回、見て回りたい……」と感想が一致したほど、謎解きを通してすっかり古代エジプトの虜になって体験は終了。

展示がはじめてでも、2回目以降でも楽しめることが証明され、また謎解きビギナーでもベテランでも夢中になることがわかった。より『ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展』の世界を堪能するひとつの楽しみ方として、ぜひ謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』にもチャレンジを。90分の滞在期間以上の達成感と満足感を、ぜひ体感してみてほしい。

鑑賞券と謎解きがセットになった、お得なチケットはイープラスにて販売中。

展示の詳細レポートはこちら

取材・文・撮影=大西健斗

イベント情報

展覧会『ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展』
【開催期間】会期中〜2022年2月27日(日)
【開館時間】10:00〜18:00(入場は17:30まで)
【休館日】月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12月31日、1月1日)
【会場】兵庫県立美術館
〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1[HAT神戸内]
 
【料金】
観覧料(税込)
一般:1,800円(当日)、1,600円(団体)
大学生:1,400円(当日)、1,200円(団体)
70歳以上:900円(当日)、800円(団体)
 
■リアル謎解きゲーム『彷徨えるファラオと消えた記憶の秘密』
【料金】1,500円
 ※お得なセット券はイープラスで販売中!
【時間制限】なし
【場所】展示室内
 
※団体は20名以上 ※障がい者手帳をご提示の方は一般450円、大学生350円(要証明)、介助者1名は無料
※一般以外の料金でご入場の際は証明できるものをご提示ください。
※高校生以下無料 ※予約優先制です。予約のない方は長時間お待ちいただいたり、ご来館された時間によってはご入場いただけないこともございます。
【主催】兵庫県立美術館、産経新聞社、読売テレビ、ライデン国立古代博物館
【後援】外務省、オランダ王国大使館
【協賛】DNP大日本印刷、伊藤文化財団、みなと銀行文化振興財団
【特別協力】日本教育公務員弘済会 兵庫支部
【協力】ヤマト運輸
【お問合せ】兵庫県立美術館 078-262-1011
【公式HP】egypt-leiden-kobe.com 
シェア / 保存先を選択