ELAIZAこと池田エライザ、Sia書き下ろし主題歌を生歌唱 映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』プレミア上映会に登場

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2022.2.14
ELAIZA/池田エライザ

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2月13日(日)、映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』登壇イベント付きプレミア上映会が都内劇場にて開催された。イベントには、本作の日本版カバーソングアーティストを務めるELAIZAこと池田エライザが登壇し、生歌を披露している。

『ライフ・ウィズ・ミュージック』は、素顔を見せないシンガーソングライター・Sia(シーア)が初監督と製作・原案・脚本を務め、オリジナル楽曲も手がけた映画。孤独で生きる希望を失っていたひとりの女性が、家族の存在や周りの人々の助けによって“愛する”ことを知り、居場所を見つける姿を描いた作品だ。孤独に生きる主人公・ズーを演じるのは、『あの頃ペニー・レインと』などのケイト・ハドソン。また、イマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックをマディ・ジーグラーが演じているほか、ズーに優しく寄り添う隣人・エボ役でレスリー・オドム・Jr.(ブロードウェイミュージカル『ハミルトン』)が出演している。

 
 

イベントに登壇したELAIZAは、1月末に公開された本作のJapanese cover MVで主題歌「Together」を披露。この日は、「オファーが来た時は、『あのSiaの曲を私が歌うんですか⁉いったいこの人達は何を言っているんだろうか』とパニックになりました(笑)」と、憧れのアーティストの作品に関わることができたことへの驚きを明かした。また、「映画を観させていただいて素晴らしかったので、ぜひ参加させていただきたいと思いました」と喜びを語っている。

また、ELAIZAは、「アーティストが監督したという先入観が一切なくなるほど素晴らしい映画。ふとした瞬間に思い出して胸が熱くなったり、急ぎ足で生活していて見逃しそうな、日常の中のささやかな尊いものに改めて気付かせてくれた」と本作を絶賛。「壮大な出来ごとじゃないからこそ登場人物達が身近に感じますし、何かに振り返ったりしたときに、そばにいつでも愛情があったんだなっていうすごく素朴なところに自分を立ち返らせてくれます」と語る。

ELAIZA/池田エライザ

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「自身が“愛されている”と気付いた瞬間」について質問が及ぶと、ELAIZAは「愛されているなと気付くには案外時間差があるのかなと思っていて。大人になって昔できなかったことができるようになった瞬間があった時に、ふと小さいときに親が言ってくれていた言葉がよぎったりすると、『ああすごく愛されていたんだな』と感じますね。その時は分からなくても、言葉や愛情は脳や身体に残り続けるのかなって思います」と回答。監督のSia自身がアルコール依存症に陥り、自殺を試みるほど絶望した過去から“音楽と愛すべき友人”によって救われたというエピソードから、「ELAIZAが救われたもの」について聞かれると、「やっぱり家族ですかね」と即答。「母はとてもたくましいので、中学生の時は弱音を吐くと『くだらないこと言わないで』と言われて『厳しい!弱音ぐらい吐かせてよ』と感じていましたが、今思うと『そんなこと言ってないで前向いて頑張りなさい』という愛情も込みだったのかなと。自分の中のささやかな幸せは家族と共にあるのかなと思います」と明かした。

ELAIZA/池田エライザ

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「ELAIZAにとっての“人生に欠かせないもの”」を聞かれると、本作のタイトル『ライフ・ウィズ・ミュージック』にちなみ、「ライフ・ウィズ・キャット・ウィズ・パラキート(インコ)です」と、ともに生活している愛猫とインコの存在を挙げた。

ELAIZA/池田エライザ

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イベントの最後には、主題歌「Together」のJapanese coverを生歌で初披露し、優しく包み込むような透き通った歌声で会場を魅了した。ELAIZAは、「Together」の歌詞に大好きなフレーズがたくさんあることを明かし、特に「もう大丈夫 その心に虹が見える 私の天使 昨日にバイバイ 明日におはよう」との歌詞を挙げている。また、「抽象的なようで、すごく愛おしくてストレートで、そこから繋がるサビの歌詞もとってもかっこよくて、『みんなで一緒にともに行こう』という感じがすごく大好きです」と熱弁。歌唱後には、「歌っている日本語の意味からかけ離れないように、なるべく愛情をしっかり込めてがむしゃらにやらせていただきました」「日本語が持つ魅力・やさしさとか気遣いとか音の柔らかさとかにすごく感動しましたし、そしてやっぱりサビのストレートな『Oh together ともに行こうよ』っていうフレーズは、家で聴いていてもみんなのこと思い出したりとか、友達とか大切な人たちとか応援してくれている人たちのことを考えながら、前向きでポジティブな気持ちになれるので私にとってもすごく大切な曲になりました」と、楽曲への想いを明かしている。

 
 

最後に、ELAIZAは「きっと皆様にとって大切な映画になる気がしています。私にとって、とっても大切な映画になったからです。私は映画館というものが大好きで、自分がまた何か新しいものに出会えるんではないのかとワクワクするのが好きで、本作では気持ちの部分でも映像面でも表現というところでも、皆様をきっと前向きな気持ちにしてくださったり、音楽のパワーを感じていただけたりするんじゃないかなと思います。ぜひ、登場人物達に心を重ねながら観てください」と締めくくり、大きな拍手に包まれながらイベントに幕を下ろした。

ELAIZA/池田エライザ

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『ライフ・ウィズ・ミュージック』は、2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

作品情報

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』
(2021年/アメリカ/107分/カラー/シネスコ/DCP/5.1ch)
原題:MUSIC
監督・製作・原案・脚本:シーア
キャスト:ケイト・ハドソン(『あの頃ペニー・レインと』)、マディ・ジーグラー(Sia「シャンデリア」MV)、レスリー・オドム・Jr.(ミュージカル「ハミルトン」)
字幕翻訳:原田りえ/監修:山登敬之
レーティング:G
配給:フラッグ 
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