IVVY 新メンバー加入後初のシングル「BLUE DAISY」で果たした“進化”とは?
HIROTO
――そもそも新曲を「BLUE DAISY」にした決め手は何だったんですか?
HIROTO:この曲は、まずメンバーで曲名から考えたんですよ。“どういうシングルにしようか?”っていうところから。
――え、作り方も進化してるじゃないですか。
HIROTO:そうなんですよ。今回は新生IVVY一発目のリリース作品。意味のあるものにしよう、絶対みんなで納得いくものを作ろう、というところから始まり、まずコンセプトを決めたんです。このシングルで何を伝えたいのか、というところから考えて。IVVYは植物、シングルも植物、花にしようと。花一覧を見て調べていたら、ブルーデージーというのが響きがよくて。意味を調べたら“幸福”“幸運”“協力”とあったから、まさにこれだ、と。じゃあ衣装は花の色に合わせて青にして、曲も幸せを運んでくるような曲調にして、みんなで協力してここからいこうって考えたら全部がつながるなというところから、この曲の元ができたんです。IVVYは、いままでは曲があって、その曲に合わせてああしよう、こうしようだったから。今回のように、タイトルからコセンプトから曲調、歌詞に込めるメッセージ性まで全部、ゼロからメンバーで決めてやったのは。
KENTO.i:初だった。
――それをメンバーで決めた後に、曲や歌詞を作家さんに発注していったんですか?
HIROTO:はい。
YU-TA
――では振り付けに関してなのですが。これ、踊るんですか?
TAIYU:踊るんですけど、7人で表現するところがめちゃくちゃ多い。ダンスというよりも“作品”になってます。
――もしかして花びらになるとか?
TAIYU:そうです!
HIROTO:大正解(笑)。
TAIYU:途中でKENTO.iさんが《Beautiful Flower》というパートでは、KENTO.iさんが真ん中にいて、全員がいろんなところから咲いていって、次にYU-TA君が歌い始めるとか。だから、これは見てるとダンスというよりも作品なんです。
HIROTO:踊るというよりも演技してる感じ。
――“協力”がアクトにも表れてる訳ですね。
TAIYU:はい。振付についても、ギリギリまでメンバーと話して。自分のなかで“この振付師さんだったらこういう表現ができそう”と思えるいう方に初めて今回、振り付けをお願いして。その方と、ここはこういうコンセプトでこういうイメージがあるからこんな見せ方をしたい、というのを、いままでのなかで一番細かく打ち合わせをしました。
KENTO.i
――それを全部TAIYUさんが?
TAIYU:はい。
――おぉー(全員拍手)。
YU-TA:いい存在ですよ。TAIYUは。
――迷子とか言っておきながら、重要な任務を担当しているじゃないですか。
TAIYU:実はあったんです(笑顔)。
HIROTO:ちょっとポジションが裏方寄りにはなってきましたけどね(笑)。
YU-TA:でも大事! 他のメンバーはこんなことできないんですから。
TAIYU:それでできた振り付け、7人の新体制、この楽曲、3つの要素が全部いい感じでハマって、めちゃくちゃ刺さるものになりました。
TAIYU
――みんなでできるポイントダンスはあるのでしょうか?
TAIYU:あります。サビの後半で《OH-OH-OH-OH》というところで、全員で腕を広げて手で花を咲かせる振り付けがあるんですけど。ライブではそこをファンの方がやってくれて、BLUE DAISYの花が広がっていく感じになってます。
――今回、MVも新しい監督さんと組んでやられたんですよね?
YU-TA:そうんですよ。このMVを見れば、TAIYUが“これは作品”と言っていた意味が分かると思います。すごく綺麗です。新しい監督さんは曲の世界観、ストーリーをすごく汲み取ってくださってて。そこが映像から伝わってくるものになってます。
――C/Wの「Let it go」はカッコいいIVVY全開のアッパーのダンスチューンでした。ボーカル、ラップがどんどん入れ替わっていく感じがスリリングでヤバかったです。
HIROTO:振り付けもヤバいんですよ。初めて韓国の方に振り付けをしてもらったんですけど、めっちゃカッコいい。曲のなかでメンバーがいなくなったりしますから。
YU-TA:サイドにはけて。
KENTO.i:韓国特有の振り付けだよね。
HIROTO:ステージ上で1人だけになるパートがあるんですけど。誰だと思いますか?
MASAKI
――《しかめっ面》のMASAKIさん?
全員:そこ?(爆笑)
HIROTO:TAIYUです。
――めっちゃおいしいポジションですよね。
YU-TA:だから、全然迷子じゃないんです。
TAIYU:でもこの振り付けは本当に新しい感じなので、僕らもやってみないと分からないです。
HIROTO:この曲に関しては、新体制の進化、そこにさらに“チャレンジ”が加わってますから。曲もそうだし、パートがどんどん変わるのもそうだし、ダンスもそうだし。もっと新しい何かが見つかるんじゃないかなってところのチャレンジ曲でもあります。
TAICHI
KENTO.i:チャレンジという意味では、今回初めてラップを自分が作ってないんですよ。
――えっ! そうなんですか?
KENTO.i:今回はめまぐるしくパートが変わっていくところをスムーズに聴かせるためにも、あえてShogoさんに作ってもらって。いつも自分で書いたラップしかしてないから、レコーディングは変な感じでした(笑)。
HIROTO:相当録り直してたもんね?
KENTO.i:俺とTAICHIで。
HIROTO:TAICHIは「BLUE DAISY」ではボーカルですけど、この曲はラップで出てきます。
TAICHI:「BLUE DAISY」と違って、こっちのラップでは男らしさを出した感じにしてます。
KENTO.i:声は俺と同じぐらい低いんですけど。
――しゃがれてる声質がTAICHIさん?
KENTO.i:そうそうそう。
KEY
――KEYさんはどうでしたか?
KEY:デモを聴いたときから“マジかっこいい”って思ったので、「BLUE DAISY」とは変えて、強気なパフォーマンスをしようと思いました。ダンスはホンマにカッコいいんで楽しみでしかないです。
――MASAKIさんは歌ってみてどうでした?
MASAKI:この曲はラッパーの勢い、スピード感に耳がいきがちなんですが、ラップチームからボーカルチームへ切り替わったときの歌感。そこは意識的に出していきました。
――こちらはライブで盛り上がりそうですね。
HIROTO:チャレンジの曲なので、どうなるんでしょうね。いままでみたいに、みんなで一緒になって楽しく盛り上がる感じの曲でもないし。沸いてもらいたいですね、フロアには。
取材・文=東條祥恵 撮影=横井明彦
リリース情報
2022年6月29日発売
【初回限定盤】(CD+Blu-ray)VIZL-2063 / ¥2,000 (tax in)
初回盤
01. BLUE DAISY
02. Let it go
[Blu-ray]
01. BLUE DAISY (Music Video)
02. BLUE DAISY (Music Video Making Movie)
■トレーディングジャケット封入(各メンバー1種×全7種類のうちランダム1種封入)
■キャンペーン応募券封入
【通常盤】VICL-37645 / 1,000 (tax in)
通常盤
01. BLUE DAISY
02. Let it go
ライブ情報
7/19(火)Banana Hall
BLUE DAISY TOUR 後夜祭in東京
7/31(日)新宿BLAZE
MAGNETIC FESTIVAL in 大手町三井ホール ~夏休みスペシャル2022~
7/23(土)大手町三井ホール