ふぉ~ゆ~×梅棒が名曲に乗せて熱いバトルを繰り広げる 『Only1, NOT No.1』フォトコール&会見レポート
ふぉ~ゆ~ meets 梅棒『Only1, NOT No.1』会見より
舞台やテレビ、LINEライブなど、多彩な分野で存在感を見せ、ジャニーズにおける“Only1”なグループとして躍進を続けるふぉ~ゆ~。そして、J-POPを中心とする様々な楽曲とダンスで魅力に満ちたストーリーを表現する、こちらも“Only1”なダンスエンターテインメント集団・梅棒。今回はふぉ~ゆ~が梅棒と初タッグを組み、樹里咲穂、HideboH、綺咲愛里らも加わってノンバーバル作品『Only1,NOT No.1』に挑戦する。ストーリーは、本作のために書き下ろされたオリジナルナンバー「Only1,NOT No.1」を含めた21曲で展開。数々のJ-POPに加え、SMAP、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、関ジャニ∞、KAT-TUN、Snow Man、そしてふぉ~ゆ~といったジャニーズグループの楽曲も10曲使用される。
7月6日(水)の初日に先駆けて行われた会見には、ふぉ~ゆ~の福田悠太・辰巳雄大・越岡裕貴・松崎祐介、梅棒の楢木和也、樹里咲穂、HideboH、綺咲愛里、梅棒リーダーであり総合演出を務める伊藤今人が登壇した。
ーーまずは今人さんにおうかがいします。今回2年越しに公演が実現することへの感想と、ふぉ~ゆ~の印象を教えてください。
伊藤今人:ふぉ~ゆ~と梅棒で何かできないかお話をいただいていたものの、コロナの関係で2年お待たせすることになってしまいました。しかし、素敵なキャスト・スタッフに恵まれ、お待たせした分楽しませることができると手応えを感じています。ふぉ~ゆ~は期待以上の梅棒メソッドへの順応性。経験値もあり頭も良くて、それでいて親しみやすさもある。こんな言い方は失礼かもしれませんが、完璧な素材なのでちゃんと料理しないと申し訳ない。豪華な食材を使わせてもらいました。
ーーふぉ~ゆ~の皆さんはいかがでしょう。
福田悠太:セリフのない表現にはあまり挑戦したことがなかったので不安もありました。でも稽古を重ねて今人さんからアドバイスをもらううちに、セリフは心の中にあると思うようになりました。観ていても声が聞こえるような感じがしたと思います。楽しくやらせてもらっていますし、自分の表現の幅が広がったような気持ち。やっぱり僕たち天才なんだなって思っちゃってます!
越岡裕貴:ここだけ記事にしないでくださいね。
辰巳雄大:文字にするとひどいことになる(笑)。セリフがなくてもストーリーはあって、しかもすごく繊細な人間模様が詰め込まれている作品です。梅棒さんの作品はたくさん観ていて大好きなんですが、細部までこだわることでお客さんが楽しめる作品を作っているんだと、実際にやって改めて分かりました。梅棒さんの歴史を感じて、一緒にやれるのが本当に幸せですし早く観てほしいと思います。
越岡:ジャニーズで25年間やってきましたが、3分の1くらいは仕事がなかったんです。今人さんの目に「良い素材」と映っているのが本当に誇らしいというか、そう言っていただいたのをつまみに飲めますね。
辰巳:飲むことを考えるな!
福田:すいません、生ひとつ!
越岡:(笑)。僕の役は冒頭からずっと走り回っているので、この夏一番熱いのはシアタークリエになりそうです。一つひとつの思いに関するきっかけがきちんと決まっていて、それを表現しないと何も伝わらない。セリフがないので、観ている人にどう捉えてもらえるのか分からない難しさがありましたね。ジェスチャーを大袈裟にすればいいというものじゃないし。
伊藤:そのバランスを一番求められるのが越岡くんの役かなと思う。一番色々な人に影響を受けるから。自分から影響を与えるキャラクターは大きくいけるけど、受ける側は繊細に演じなくちゃいけない。でもその難しいところを稽古でちゃんと掴んでくれました。良い素材です!
松崎祐介:次僕が喋っていいんですか? 満を持して、松崎祐介です! やっぱり、(ふぉ~ゆ~の)三人も言っていた通り、観ていたものを実際に自分がやる難しさ、伝わった時の面白さや達成感があります。伝えるためにどうしたらいいか考えて今人さんに相談して、まだちょっと不完全なところがあるんですが、まだ時間はありますから。
一同:!?
辰巳:初日は明日だよ!? これ制作発表会見じゃないから!
松崎:明日は満を持して! 塩崎犬太役・松崎祐介です!
福田:「満を持して」って最近覚えたのか?
松崎:あとはあれですよ。ふぉ~ゆ~とホストってかけ離れてますよね!?
辰巳:お客さんを楽しませたいって意味では一緒じゃない?
越岡:お前もう味方いないぞ。
一同:(笑)。
伊藤:トークのスタートはいつも勢いあるけど見切り発車なんだね。
辰巳:ほら、シアタークリエはジャニーさんとの思い出もいっぱいあるよね。
松崎:あるね! 初めてライブをやった時に絶賛してくれて、初めて寿司奢ってもらったんですよ。
辰巳:台無しじゃねえか(笑)! ジャニーさんは今回の作品本当に大好きだと思うので、観にきてほしいと思いますね。
松崎:大丈夫。観てるよ、上で。
伊藤:そういう話をしたらよかったんじゃないの(笑)?
辰巳:松崎祐介にはノンバーバルがぴったりです(笑)。
福田:でもノンバーバルって意味を分かってないと思う。
松崎:あの、英語ですね。
福田:そうだね、英語だね(笑)。
伊藤:いや、ノンバーバルでよかったですよね。っていうのは冗談ですけど、ある意味当て書きが多いんです。三人(福田、辰巳、越岡)が色々な状況を抱えている中に、持ち前の太陽みたいな明るさで影響を与えて導いていくような役。松崎くんがやるべき役だと思っていただけると思います。
楢木和也:僕はふぉ~ゆ~との付き合いが長くて、毎年一緒に劇団公演みたいなことをやっているんです。この公演も待ち望んでいたんですが、彼らの順応性が高すぎて。普通、梅棒の公演に参加される方は最初手探りなんですが、ふぉ~ゆ~は梅棒の魅力を知ってくれているのもあって、稽古も最初から飛ばしていて怖くなっちゃいました。僕らも頑張らないとやばいというプレッシャーがありましたね。全員で切磋琢磨しあい、自信を持ってお届けできる作品になったと思います。
樹里咲穂:私とHideboHさんはセリフがあり、ストーリーテラーのような存在なんです。ほとんど踊らないので、どうやってみなさんを操ってNo.1にさせていくかが腕の見せ所だと思ってやっております。女帝ということで和服を着ていますがふぉ~ゆ~のみなさんが褒めてくださるので気分がいいですね(笑)。
ここで、ふぉ~ゆ~の四人がホストらしく樹里を褒めることに。福田と越岡は「エメラルドグリーンがここまで似合う女性に初めて会いました」「差し色の金も素敵。日本中探してもこんなに似合う人はなかなかいない」と女帝らしい麗しさを褒め、辰巳は「ステージ上のオーラがすごいのに、裏では気さくに話しかけてくれるので嬉しいです」と称賛する。松崎の「あなたの唇が最高です」という独特な褒め言葉には辰巳から「気持ち悪い!」とツッコミが入り、全員が爆笑。樹里は「観客のみなさんもうっとりした気分でご覧になれると思います」と笑顔で締めくくった。
松崎祐介の褒め言葉にツッコミを入れる辰巳雄大
HideboH:ふぉ~ゆ~とは彼らがグループを組む前からのお付き合い。今回は半分保護者のような気持ちでやらせていただいています。僕はダンサーですが、ノンバーバルはあまり経験したことがないし、今人さんの独特な世界はすごく参考になるので、良い初体験をさせていただいています。この作品は本当に万人におすすめというか、心温まるし、みなさん共感できる。ノンバーバルですがすごくメッセージ性が強いので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思っています。
綺咲愛里:私は松崎さん演じる犬太の妹・茉莉花を演じさせていただきます。秋田の酒蔵の娘で、上京してキャバ嬢になるという……。
松崎:どんな姿になるかはぜひ劇場で!
綺咲:と、お兄ちゃんが言っております(笑)。この世界に飛び込めるのがとても楽しく、幸せに思いながら充実した日々を送っています。自分が出ていない場面はお客さんとして観て、大笑いして大泣きしています。稽古で何度も観ているのにまだ目が足りないので、何度でも観ていただきたいなと。お客様にどう感じていただけるかも、とっても楽しみです!
ーー今回はジャニーズの先輩・後輩の曲も使われるということですが。
辰巳:NEWSの小山(慶一郎)くんに事務所で会ったときに楽曲を使わせていただきますと話したら、「俺もその曲のダンスすごく好きだし、嬉しいから観に行こうかな」って言ってくれました。すごく素敵なタイミングで曲が使われるんです。
福田:名曲をこの舞台ならではの見方で楽しめますね。
辰巳:梅棒さんの作品を観ると、曲の新たな魅力に気づいて歌詞の意味をもう一度考えられるというか。今回もジャニーズの曲が新たに生まれ変わるような瞬間がたくさんあって、改めて歌の力を感じています。
松崎:あとね、CD出したいよね。
辰巳:急だね!?
一同:(笑)。
伊藤:CDデビューもできたらいいね。
辰巳:今回「Only,1 NOT No.1」っていうすごいかっこいいオリジナル曲もあって。
伊藤:ふぉ~ゆ~の四人に歌ってもらってます!
ーー改めて、ファンの皆さんへのメッセージと意気込みをお願いします。
福田:ふぉ~ゆ~と梅棒、会うべくして会いました。ノンバーバルだからこそ伝わる熱い思いがあると思います。2年前の悔しい思いをバネに、シアタークリエで暑い夏をさらに熱くしたいと思っています。素晴らしいキャストの皆様と、シアタークリエ、そして有楽町を盛り上げて参りたいと思います!
最後に福田が「声を合わせていつものあれをやりましょう!」と号令をかけるも、「初めてやった」と声が上がりバラバラに。改めて伊藤が気合を入れ直し、「劇場に来た際はぜひこれで写真を撮ってください」と全員でポーズを決めて会見が終了した。
正しい決めポーズ
※この先、あらすじとフォトコールの写真あり。ネタバレが気になる方はご注意ください。