ひとりの女性のこころの物語を描いた『夜明けの寄り鯨』が開幕~横山拓也(作)、大澤 遊(演出)のコメント&舞台写真到着

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2022.12.2
(左から)小島 聖、池岡亮介   撮影:田中亜紀

(左から)小島 聖、池岡亮介   撮影:田中亜紀

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2022年12月1日(木)新国立劇場 小劇場にて、『夜明けの寄り鯨』が開幕した。横山拓也(作)、大澤 遊(演出)よりコメント&舞台写真が到着した。

本公演は、新国立劇場がおくるシリーズ企画【未来につなぐもの】の第二弾で、いま演劇界で注目の劇作家・横山拓也の新作。演出は、新国立劇場「こつこつプロジェクト」第一期として『スペインの戯曲』を手がけた、若手演出家の大澤 遊。

和歌山県の港町を舞台に、25年前に自分が傷つけたかもしれない男性の面影を追う、ひとりの女性のこころの物語。ひとのこころの内面を静かに描く、まさに横山拓也ならではの劇世界となっている。

出演者は、小島 聖、池岡亮介、小久保寿人、森川由樹、岡崎さつき、阿岐之将一、楠見 薫、荒谷清水。演出家・大澤による丁寧で繊細な演出と出演者が描く本作品の奥深い魅力。どのような物語なのか、体感してみてはいかがだろうか。本公演は12月18日(日)まで上演される。

(右から)小島 聖、池岡亮介  撮影:田中亜紀

(右から)小島 聖、池岡亮介  撮影:田中亜紀

作・横山拓也 コメント

あまり見たことがないような舞台美術が建ちました。演出家と美術家のチャレンジに驚嘆します。これが奇を衒ったというわけではなく、きちんとこの劇の世界を立ち上げていて、見事なんです。こういう瞬間に立ち会わせてもらえるのも、劇作家の冥利。物語は、キャストの個性の配置が絶妙なこともあって、静謐さと賑やかさの不均衡に戸惑っているうちに、いつのまにかドラマに引き込まれていき、登場人物たちと同じ場所に立っているような気分になります。なんでしょう、この味わい。演出家・大澤遊さんが、すごく面白いものを作りましたよ。自分の戯曲でこんな感覚になった舞台ははじめてです。

演出・大澤 遊 コメント

25年前のことを思い出しつつ、当時を生きた人たちが今をどう生きているのかに思いを馳せながら、創作してきました。横山さんは、日常の中に潜む問題を繊細に描いています。それを俳優・スタッフの皆さんが丁寧に拾い上げ紡いでくださり、無事に開幕することができました。

ふとしたことがキッカケで急に過去が蘇り、心がざわつくことがあります。まさに登場人物の三桑もそうで、皆さんもご一緒にそんな過去と現在を旅してもらえたら嬉しいです。

公演情報

令和4年度(第77回)文化庁芸術祭協賛公演
新国立劇場2022/2023シーズン
【未来につなぐもの】Ⅱ
 演劇『夜明けの寄り鯨』
 
■日時:2022年12月1日(木)~18日(日)
■会場:新国立劇場 小劇場
 
■作:横山拓也
■演出:大澤 遊

■出演:
小島 聖、池岡亮介、小久保寿人
森川由樹、岡崎さつき、阿岐之将一
楠見 薫、荒谷清水
 
■シアタートーク『夜明けの寄り鯨』
日程:2022年12月7日(水) 14時公演終了後

申し込み・お問い合わせ】
新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999 (10:00~18:00)

 
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