CEDAR×僕たち私たち、ハロルド・ピンターの初期戯曲『The Birthday Party』を上演　アフタートークのゲスト発表

2022年12月17日（土）～12月25日（日）新宿シアターモリエールにて上演する、CEDAR×僕たち私たち『The Birthday Party』のアフタートークゲストが発表された。

CEDAR×深作組に続いて、「CEDAR共同企画プロジェクト第３弾」としてCEDARと僕たち私たちで20世紀後半を代表する英国不条理演劇の大家作家、ノーベル文学賞受賞者ハロルド・ピンター初期戯曲『The Birthday Party』を上演する。

たくさんの謎を残し、答えはでないまま感情を揺さぶられ、言い知れぬ恐怖感を覚えるこの作品は、ピンターがノーベル賞を受賞した理由「劇作によって、日常の対話の中に潜在する危機を晒し出し、抑圧された密室に突破口をひらいたということ」を如実に表している。矛盾、ためらい、曖昧さ、食い違い、記憶違い、繰り返し、うそ、沈黙。こうした不確実な人間性を露わにし、不条理でミステリアスで何が答えなのかわからないところが魅力的な作品となっている。

演出は松森望宏が務め、出演者は、大鶴義丹、藤田朋子、北野由大、渡邊りょう、松田佳央理、大森博史。

この度、本公演のアフタートークゲストが決定した。
12月20日（火）14:00開演回アフタートークゲストは、藤井ごう。「人の心」に焦点をあてる繊細で緻密な側面を持ちながら、大胆さを兼ね備えた演出に定評があり、小劇場から新劇、ミュージカルとジャンルを選ばない、演出家・脚本家だ。

12月22日（木）14:00開演回アフタートークゲストは、松森望宏（演出）と北野由大（出演）。松森はCEDAR主宰・演出家。2012年から演出を始め、骨太な古典作品を上演し続け、演出した第９回公演『わが友ヒットラー』（2022/三島由紀夫作）では、第30回読売演劇大賞上半期作品賞ベスト５に選出される。

北野は僕たち私たち主宰・俳優。栗山民也、宮田慶子、西川信廣、中津留章仁、藤井ごうなどの演出作品に出演。舞台を中心にナレーションや映像等に多数出演。『それからのブンとフン』（演出：栗山民也）、『水無月の云々』（演出：中津留章仁）、『かもめ』（演出：西川信廣）等、昨今ではコント企画「破竹の勢い」を共同でプロデュースし作・演出も行っている。