音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince~きみとぼく~』開幕 小倉久寛、水夏希、演出:小見山佳典のコメント到着
(C)音楽朗読劇「星の王子さま Le Petit Prince〜きみとぼく〜」 (C)木南清香
2023年1月26日(木)南青山の円形ホール「BAROOM」にて、音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince〜きみとぼく〜』が開幕した。
本朗読劇は、今もなお、世界中から愛されているフランスの名作『星の王子さま』を、日替わりで8組16名の多彩なキャストにより上演し、初日は、王子さま役で小倉久寛、飛行士役で水夏希が出演し、観客を魅了した。
今回の朗読劇は、ラジオドラマを多数手がけている小見山佳典が全日程の演出を手掛けており、演じる役者は2名のみの、朗読×音楽の力を最大に生かしたシンプルな演出となっている。
本日行われた小倉久寛×水夏希による公演では、息ぴったりな掛け合いのなかに、2人ならではのユーモアな演出があり、物語への没入感を出す照明とピアノの生演奏も相まって、観客が『星の王子さま』の世界に引き込まれている様子がうかがえた。
南青山「BAROOM」の円形ならではの臨場感で、子どもから大人まで世代を問わず、国を超え時代を超えて多くの人の愛され心に響く『星の王子さま』の世界観をまさに体現した朗読劇で、終演後は会場から大きな拍手が上がった。
初日を皮切りに、1月27日(金)~1月29日(日)、2月2日(木)~2月5日(日)の各日程で日替わりのキャストで上演する。ここでしか味わえない『星の王子さま』の世界観を体験してみてはいかがだろうか。
(C)音楽朗読劇「星の王子さま Le Petit Prince〜きみとぼく〜」 (C)木南清香
コメント
◆王子さま役(初日:1月26日(木)出演):小倉久寛
人は、いろんな勉強をして、いろんな経験をして、いろんな物を身に着けて立派な大人になってゆくと思っていました。でも、いざ大人になってみるとそうでもなかったりして、全く必要のない余計なものまで身についていたりして、絶対無くしちゃいけない物を失くしていたりして、そんな事を「星の王子さま」に触れて思ってしまいました。いつどこで失くしてしまったのだろう?いまからでも遅くないだろうか?そんな事を思いながら・・。初日をむかえました。
◆飛行士役(初日:1月26日(木)出演):水夏希
いよいよ星の王子さまウィークが始まります!
今日から4日間、そして2月2日からの4日間
劇場で稽古してきましたが、照明が入ってまた一段と世界観が広がりました。小倉さんの王子さまとの温かい出会いを存分に楽しみたいと思います! 当たり前の事を当たり前にスル―してしまっている日常に、ちょっとだけいつもと違う所に目を向けると、全然違った世界が見えてくる。そんなちょっとの事で訪れる幸せが沢山見つかりますように。
◆演出 小見山佳典
トップバッターを担っていただいた小倉久寛さんと水夏希さん。その稽古場は笑いの絶えない和やかでとっても気持ちのいい空間でした。「スベッたらどうしよう。緊張するなあ」という小倉さんに、水さんは「私がボケれば大丈夫!」と胸を張ります。小倉さんの繊細で緻密、ユーモア溢れる芝居に水さんの華麗な歌声とほれぼれする“男っぷり”とがぴったりとかみ合い、美しく切なく、微笑みに満ちた物語が生まれました。やっぱり、小倉・水組(フィギアスケートのアイスダンスみたいですが)は、唯一無二のファンタスティックなペアです。その他のペアの皆さんのmarvelousなsinging & reading もどうぞお楽しみに。
音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince〜きみとぼく〜』とは
パブリックドメインとなった誰もが知っている物語を歌と会話で構成する「音楽劇」。
出演者は王子さま役と飛行士役の二人です。パイロットの「僕」は、飛行機の故障で砂漠に不時着した。
心から分かり合える人に出会えないまま生きてきた「僕」は、そこで小さな星からやってきた王子さまと出会った。王子さまは、星に咲いていた我儘な花の話を僕にした。王子さまは花の気持ちを理解することができないまま旅に出て、そして、様々な人と出会った。最初の星の“王様”は、自分の権威を守ることしか考えていなかった。“うぬぼれ屋の男”は自分以外の人は「自分を称賛する存在」だと思っている。‟酒浸りの男“は自分を恥じながらも、恥を忘れるために酒を飲んだ。‟実業家“は、自分は有能だと信じ、「所有する」ことだけを考えていた。5番目の星には、“点灯夫”が一人住んでいた。誰かのためにガス灯を守る点灯夫は、それまでの4人とは違ったが、王子さまは旅を続けることにした。“地理学者”は自分では探検せず、報告をまとめるだけだった。王子さまは自分の星に残してきた花の事を考え、後悔をしていた。花はとてもはかない存在だということを知ったからだ。
7番目の星・地球で出会ったキツネは、“たいせつなものは、目には見えない”と言った。心から分かり合える人がいなかった「僕」にとって、王子さまは掛けがえのない存在になっていた。
公演情報
2023年1月26日(木)~1月29(日)
2023年2月2日(木)~2月5日(日)
[昼の部] 13:15 開場 / 14:00 開演 [夜の部] 18:15 開場 / 19:00 開演
演出 小見山 佳典
脚本・作詞 樋口 ミユ
音楽・演奏 滝澤 みのり
歌唱指導協力 堂ノ脇恭子
ヘアメイク 松元 未絵
■出演者 (王子 × 飛行士)
【1 月 26 日(木)】小倉 久寛 × 水 夏希
【1 月 27 日(金)】戸田 恵子 × 植木 豪
【1 月 28 日(土)】吉本 実憂 × 木戸 大聖
【1 月 29 日(日)】新谷 ゆづみ × 阿部 よしつぐ
【2 月 2 日(木)】島田 歌穂 × 戸井 勝海
【2 月 3 日(金)】佐久間 レイ ×上原 理生
【2 月 4 日(土)】平野 綾 × 須藤 理彩
【2 月 5 日(日)】彩乃 かなみ × 市毛 良枝
製作協力:株式会社アミューズ
協賛:森川健康堂株式会社
■
8,500 円(全席指定・税込)
<当日券>
前売完売日を除き、各公演の開場1時間前より劇場入口にて販売いたします
■会場
song&supper BAROOM (東京都港区南青山 6-10-12 フェイス南青山 1F)
■公式 Twitter
@LPP2023_BAROOM