タイラー・ザ・クリエイターの新曲、BLACKPINKジスのソロデビュー作品などーー『speakeasy podcast』今週注目の洋楽5曲

DOGTOOTH

●「FLOWER」／ジス

JISOO - ‘꽃(FLOWER)’ M/V

BLACKPINKのジスの初のソロシングルアルバム『ME』がリリースになりました。今週トラックリストポスターを公開、「FLOWER」と「All Eyes On Me」の2曲が収録されることを公表。YG ENTERTAINMENT傘下のTHE BLACK LABELの代表プロデューサーであるTEDDYをはじめ、VINCE、KUSH、VVN、24、R.TEEが作詞、作曲、編曲に参加していることが明かされていました。タイトルの『ME』はソロアーティストとして生まれ変わった「自分」だけの色彩と生まれ持つ「美」(（韓国語の発音で「ミ」）を掛けたとコメントしています。各国のSpotify『New Music Friday』には「FLOWER」がリストインしています。BLACKPINKの中ではジェニー、ロゼ、リサに続くソロ作品となり、これによりメンバー全員がソロデビューを果たしたことになります。

●「Cheatback」/クロイ、フューチャー

Cheatback

クロイがソロ・デビュー・アルバム『In Pieces』をリリースしました。クロイ（・ベイリー）はアメリカの姉妹R&Bデュオ、クロイ&ハリーのメンバーです。10代の頃にYouTubeに投稿したビヨンセのカバー「Pretty Hurts」がバズり、ビヨンセ本人にその才能を認められ、ビヨンセのレーベルであるパークウッド・エンターテイメントと契約。これまでにクロイ&ハリーとして2枚のアルバムをリリースし『グラミー賞』にノミネート、女優としても多くの作品に出演しています。2021年からソロとしてシングルをリリースしてきましたが、今回がアルバム作品としては初めてとなります。アルバムには既にリリースになっていたクリス・ブラウンとの「How Does It Feel」やミッシー・エリオットとの「Told Ya」、フューチャーとの「Cheatback」など全14曲が収録されています。

●「Cool About It」／ボーイジーニアス

ボーイジーニアスのアルバム『the record』がリリースになりました。ボーイジーニアスはジュリアン・ベイカー、フィービー・ブリジャーズ、ルーシー・ダカスというUSインディーシーンのスターが集まったスーパーグループ。特にフィービーブリジャーズは2020年にリリースしたアルバム『Punisher』が多くのメディアのイヤー・エンド・リストにリストインするなど話題を呼びました。またテイラー・スウィフトのツアーで前座を務め、ポール・マッカートニーやシザ等ともコラボするなど大ブレイクを果たしています（先日の来日ライブも大盛況でした）。2018年のEP「boygenius」以降は、それぞれソロでアルバムをリリースしていましたが、今年に入ってトリオとしてシングルをリリースしていました。アルバムには全12曲が収録されています。海外メディアの評価も高く、NME、ローリングストーンは5つ星をつけています。

3月31日（金）配信の『speakeasy podcast』（#232）では、ほかにも今週の様々な音楽ニュースを取り上げていますので、お時間ある時に聴いてみてください。