菅田将暉が一心不乱に法華経を唱え、スーツ姿でチェロを演奏 『銀河鉄道の父』“実家が太い”宮沢賢治の様々な顔を捉えたカット7点を解禁
(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会
5月5日(金・祝)公開の映画『銀河鉄道の父』から、あらたな場面写真7点が公開された。
『銀河鉄道の父』は、宮沢賢治の生涯を父・政次郎の視点を通して描いた門井慶喜氏の小説。第158回直木賞を受賞した作品だ。小説は2016年に発売され、2017年から映画化プロジェクトが始動。『八日目の蟬』『いのちの停車場』の成島出監督がメガホンをとっている。
宮沢賢治の父・宮沢政次郎。父の代から富裕な質屋であり、長男である賢治は、本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は適当な理由をつけてはそれを拒む。学校卒業後は、農業や人工宝石、宗教と我が道を行く賢治。政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気を機に、賢治は筆をとる。
宮沢賢治の父・政次郎役で主演するのは、役所広司。また、長男・賢治を菅田将暉、賢治の妹・トシを森七菜、賢治の弟・清六を豊田裕大、母・イチを坂井真紀、祖父の喜助に田中泯がそれぞれ演じている。主題歌は、いきものがかりが書き下ろした新曲「STAR」。
本作で菅田将暉が演じた宮沢賢治は、中学を卒業後、家業を継ぐことを拒否し、政次郎に頼み込んで進学。しかし、興味の対象がたびたび変わり、生活力もなく、父に金を無心するなど、“太い実家”に頼りきっていた。しかし、病気になった妹・トシを励ますために童話を書くことで、文才に目覚めていく。解禁された場面写真は、そんな賢治の様々な“顔”を写し出したものだ。
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少し幼さが残る着物姿や、グレーの学生服、妹・トシの為に一心不乱に童話を書きしたためる詩人としての顔、法華経に帰依した賢治が一心不乱に法華経を唱える様子、スーツをまといチェロ演奏をするシーンなどが公開。賢治が勉学、人造宝石の商い、宗教、文学、農業、音楽と、37年の短い生涯の中で様々なことに挑戦した姿が切り取られている。
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花巻で宮沢賢治の親族にも会ったという菅田は、「話を聞いていると“やっぱり面白い人だったみたいで!”と話されていました。賢治が多面的なんでしょうね。(賢治の)色々な面のここがいいよねというところが、それぞれいっぱいあります」と語っている。
映画『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国公開。