あの感動をもう一度! LE VELVETS×フルオーケストラ、アンコール公演開催~結成15周年を迎えLE VELVETSが今の心境を語る

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2023.7.16

「実は○○さんもすごい痩せたんです!(佐藤)」

『billboard classics LE VELVETS 15th ANNIVERSARY Premium Symphonic Concert 2023』公演の模様

『billboard classics LE VELVETS 15th ANNIVERSARY Premium Symphonic Concert 2023』公演の模様

ーーアンコール公演の会場となるのは、東京文化会館大ホールというクラシックの殿堂とされるホールです。このホールにまつわる思い出などありますか?

宮原:藝大に通っているときに上野公園から出ると必ず通る場所にあったので、自分の中では特別なホールです。円形になっていて座席に段差もあるので、どこからでもステージがすごく見やすいんですよ。お客様にとってもゆったりと楽しめるホールだと思います。

佐賀:僕にとっては本当に何度もお客さんとしてバレエやオペラなどを観に行ったホールです。そこに自分が立つというのは、正直まだ想像できないですね。

日野:僕はこのホールで、フアン・ディエゴ・フローレスというテノールの方の来日コンサートに行った思い出があります。が5万円くらいしたんですけど、もうこんな機会はないと思って奮発しました(笑)。そのフローレスと同じ舞台で歌うということが今でも信じられなくて。彼が舞台から見たのと同じ景色を見られることが楽しみです。 

佐藤:自分にとっても本当に憧れのホールでしたが、去年開催された「ららら♪クラシックコンサート Vol.10」で初めてその舞台に立たせてもらったんです。そしたらめちゃくちゃ気持ちよくて! ただそのときはマイクで歌ったので、マイクなしで歌ったらどうなるかというのは挑戦になります。

ーー前回公演から会場・指揮者・オーケストラは変わりますが、セットリスト自体は変わらないそうですね。

日野:はい。他に変わったことと言えば、佐藤くんが痩せたことくらいでしょうか。

一同:(笑)。

佐藤:今までサイズが合わず買えなかったような服が買えるようになったんですよ! XLだったんですが、今はLとかMとか。Mサイズのシャツが着れるなんて今でも信じられません。

宮原:佐藤くんは痩せてからよりおしゃれになったよね。これまでの服はかなり捨てたんでしょう?

佐藤:そうですね。リバウンドしないようにジーパンも4本くらい捨てました。ところでみなさん! 気付いていないかもしれませんが、実は宮原さんもすごい痩せたんです! ちょっと前に本人から「佐藤くんが痩せたから僕が痩せたのが目立たない」とこっそり言われて(笑)。きっと宮原さんは僕が痩せたことを憎く思っています(笑)。

宮原:そんなことないよ(笑)。元々はグループの中で一番重いのは佐藤くんで、その次が僕だったんですね。僕も水泳をして78キロから74キロまで痩せたんですけど、ちょうどその頃に佐藤くんがグングン痩せてしまって(笑)。

日野:しかもその前に僕も痩せたんだよね。ミュージカル『ダブル・トラブル』という作品がかなり大変で、食べても食べても痩せちゃって。

佐藤:日野さんは元々痩せているのにみるみる細くなっていったんですよね。というわけで、「実は宮原も4キロ痩せていた」って記事に書いてくださいね! まだどこにも出していない情報ですから(笑)。

宮原:そんな情報は記事にいらないでしょう(笑)。

ーー承りました(笑)。LE VELVETSはグループのリーダーを決めていらっしゃらないそうですが、やはり最年長の宮原さんが引っ張ってこられたんですか?

宮原:いや、僕は全然中心ではないです(笑)。よっしゃーと引っ張っていくタイプではないので。

佐藤:宮原さんはみんなを見守って優しく包み込んでくれる存在。宮原さんがいるからこのグループは成り立っているんですよ! 他のメンバーが最年長だったらきっと大変です(笑)。

ーー他にもグループ内で自然と生まれたポジションのようなものはありますか?

佐藤:ありますね。例えば、音楽面をいろいろやってくれるのは日野さんです。佐賀さんは脳梗塞を患う前までは、MCのたたき台を全部作ってくれていました。で、僕はみんなを楽しませる担当みたいな(笑)。 

佐賀:佐藤くんは楽屋の空気を良くしてくれるんですよ。

宮原:彼はムードメーカーですから。「あんまり調子に乗ると後半疲れちゃうよ」と、いつも言っているんです(笑)。 

佐藤:つい楽屋でテンションが上がり過ぎちゃうので「ちょっと落ち着け、本番に取っておけ」とよく言われます(笑)。

ーーLE VELVETSのコンサートはMCも好評ですよね。

佐藤:数年前まではいろいろ作りこんで、MCもよく練習していたんです。けれどある日、MCを聞いていたマネージャーが一言「かたくてつまらない」と (笑)。「楽屋トークの方がまだ楽しい」と言われてしまったので、最近はあえて作り込まないようにしているんです。以前は険しい顔でMCを聞いていたマネージャーが、段々笑ってくれるようになりました(笑)。

日野:MC中、もはや僕は野放しです。

佐藤:ボケてもらうからね。

宮原:日野くんは突然面白いことを言うんですよ。

佐藤:日野さんがボケ、宮原さんと佐賀さんが天然、僕は道筋を作っていくという分担です(笑)。ツッコミ不在の状況なのですが、佐賀さんがリハビリしながらツッコミに戻ろうと頑張っています!

佐賀:そうなんです。お客様の前でトークをするのはいいリハビリになりますね(笑)。

>(NEXT)15年間を振り返って今思うこととは…

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