京極夏彦×シライケイタ×新木宏典 珠玉の名作が舞台化

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2023.9.8

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2024年1月20日(土)―28日(日)紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、舞台『死ねばいいのに』が上演されることが決定した。

『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『百鬼夜行シリーズ』や『巷説百物語シリーズ』など、数々のベストセラー作品を生み出してきた京極夏彦。その京極作品の中でも異色とも言える本作は、究極のミステリーとの呼び声高く、他に類を見ない人間の内面を炙り出した作品となっている。小説家のみならず、妖怪研究家、グラフィックデザイナーやアートディレクターと多岐に渡る経歴を持つ京極夏彦は、2024年に文壇デビュー30周年を迎える。本公演も30周年記念の一環として上演されるという。

京極(撮影:但馬一憲)

京極(撮影:但馬一憲)

上演台本・演出は、2023年7月に座・高円寺の芸術監督に就任したシライケイタ。原作をもとに描いた上演台本・演出やオリジナルの劇作を得意とし、劇団のみならず外部での演出も数多く手がけている。主人公・渡来健也を演じるのは、演技力にも定評がある新木宏典。40歳の誕生日を機に、「荒木宏文」改め「新木宏典(あらきひろふみ)」として心機一転し活躍中。舞台を中心にテレビでも活躍してきた新木が、これまでの経験を活かし、本格的なセリフ芝居に挑戦する。そして、主人公と対峙する六人には、津村知与支、宮﨑香蓮、伊藤公一、阿岐之将一、魏涼子と福本伸一といった実力派のメンバーたちが集結し脇を固める。

STORY

死んだ女のことを教えてくれないかー
三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。彼女と関係のある6人の人物の前に、渡来健也と名乗る無礼な男が突然現れる。
健也との交わらない会話に、苛立ちや焦燥を顕にする6人だったが、彼の言葉にハッとさせられる。問いかけられた言葉により暴かれる嘘、さらけ出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。渡来健也との対話の先にある「死ねばいいのに」という言葉が導く結末とはー。

新木宏典コメント

この度、京極夏彦先生の「死ねばいいのに」の舞台化にあたり、出演させて頂く事になりました。
現実と虚構の境目がなくなってしまいそうになるこの世界感に恐怖を感じながら、魅了されたこの感覚を、板の上でも丁寧に表現出来るよう、精一杯努めて参ります。

シライケイタ コメント

シライケイタ

シライケイタ

誰もが本心を隠しながら生きていける時代に、これほど正直な人間を描いた物語は珍しく、原作を読んで驚きました。
言葉と俳優の存在だけで真っすぐ、愚直に作ろうと思います。
「死ねばいいのに」という言葉が反転して客席に深く突き刺さる。そんな芝居を作るつもりです。

公演情報

舞台『死ねばいいのに』
 
原作=京極夏彦「死ねばいいのに」(講談社文庫)
上演台本・演出=シライケイタ
出演=新木宏典
津村知与支 宮﨑香蓮 伊藤公一 阿岐之将一 魏涼子 福本伸一
劇場名=紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
公演期間=2024年1月20日(土)―28日(日)
発売=詳細後日発表
【公式HP】http://stage-shinebaiinoni.jp/
【公式X(旧Twitter)】@stshinebaiinoni(https://twitter.com/stshinebaiinoni
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