動物園あるある 動物(ヒト)違い vol.4 「名前はキャットだけど、ネコじゃないよ!」

コラム
2016.1.9
 Asako Hiike

Asako Hiike

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ミーアキャット(食肉目 マングース科)

この動物の前で、「キャットっていうぐらいだから、ネコだろ?」という声をよく聞きますが、ネコではありません。「ミーアキャット(Meerkat)」は、オランダ語で「湖(meer)のネコ(kat)」という意味ですが、水辺に生息しているわけでもありません。ミーアキャットは、アフリカ南部のカラハリ砂漠など、乾燥地帯に生息しているマングースの仲間。種名の由来については諸説あり、どれが本当かはわからないようです。

右:生後2ヶ月ぐらいの赤ちゃん(よこはま動物園ズーラシアにて2015年11月に撮影)

右:生後2ヶ月ぐらいの赤ちゃん(よこはま動物園ズーラシアにて2015年11月に撮影)

例えば、サンスクリット語の「markata(サル)」から「meerkat」になったという説があります。東インド会社の船に乗っていたオランダ人たちが、船員から「南アフリカにはmarkataがいる」という話を聞きました。そして、初めてミーアキャットを見たときに「あれがmarkataに違いない!」と思い込み、「markata」をオランダ語の綴りに変えて「meerkat」にしたという説です。もしこれが事実なら、「サル」と間違われたうえに、「ネコ」と名付けられてしまったという二重の「動物(ヒト)違い」。今さら改名するわけにもいきませんが、動物園によっては、学名の「Suricata  suricatta」から、「スリカータ」と表示しているところもあります。

 
生後2ヶ月ぐらいの赤ちゃん(よこはま動物園ズーラシアにて2015年11月に撮影)

生後2ヶ月ぐらいの赤ちゃん(よこはま動物園ズーラシアにて2015年11月に撮影)

国内では、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)、埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)、市川市動植物園(千葉県市川市)、とくしま動物園(徳島県徳島市)、広島市安佐動物公園(広島県広島市)など、各地で飼育されています。

大人のマネをして穴を掘ろうとしている赤ちゃん(よこはま動物園ズーラシアにて2015年11月に撮影)

大人のマネをして穴を掘ろうとしている赤ちゃん(よこはま動物園ズーラシアにて2015年11月に撮影)

 

>>よこはま動物園ズーラシア レポートvol.1
>>よこはま動物園ズーラシア レポートvol.2

よこはま動物園ズーラシア
住所:横浜市旭区上白根町1175-1
開園時間: 9時30分~16時30分(入園は16時まで)
休園日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日休園)、12/29~1/1
※5月、10月は無休 
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