フォーミュラE(FE)東京大会前に必見! FEドライバーのドキュメンタリーをAmazon Primeで配信!
5月17日(土)18 日(日)に東京・有明で行われる『ABB FIAフォーミュラE 世界選手権 Tokyo E-Prix』
『ABB FIAフォーミュラE(FE)世界選手権 Tokyo E-Prix』が5月17日(土)18 日(日)に東京・有明で行われる。大会を目前に、FEドライバーのドキュメンタリーが、Amazon Primeで配信される。FE東京大会観戦前に見れば、レースへの期待感がより一層高まること請け合いだ。
話題満載のドライバー4人が登場
登場するのは、次の4人のドライバー。いずれも話題に事欠かない。※「」内はドキュメンタリーでのコメント
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ
■アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ANTONIO FELIX DA COSTA) ― 「ドイツの巨人」とぶつかる情熱家
華やかで、カリスマ性に富み、情熱的で、率直だ。時速200マイルで車を走らせていないときは、ハワイで巨大な波に乗るか、母国ポルトガルでクリスティアーノ・ロナウドと過ごしたりしている。
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ
すでに世界タイトルを手にしており、2024年にはドイツの巨人ポルシェへ移籍し、再びタイトルを獲得するとの大きな期待を背負っていた。しかし、状況は思い通りに進んでいない。
ドイツ人チームメイトに大きく水をあけられ、ポルシェとの関係も不調なレースごとに悪化。キャリアにおいて初めて、彼は越えねばならない大きな山に直面している。
「時には嫌なやつになることも必要だ。闘争心がないと最高のドライバーにはなれない。フォーミュラEで走るのはとてもたいへんだ。今の自分の平凡な成績には、全く満足していない。シーズン6で優勝したけど、1度限りの王者にはなりたくない。でも、もう一度返り咲くのはかなり難しい。2回優勝は2倍難しい。……僕にとって勝つことが全てで、その他大勢の1人になるのは嫌だ。競争心が僕という人間の土台になってる。ライバルから恐れられる存在になりたい。”あいつがいるぞ、タフなレースになりそうだ”ってね。……僕が走るのをやめた時、若い世代にこう言われたい。”この記録を破ってみせる。それが目標だ”って」(アントニオ)
ジェイク・デニス
■ジェイク・デニス(JAKE DENNIS) ― 現チャンピオン
2023年、自身初の世界タイトルを獲得し、今や誰もが打ち負かしたい存在となった。そして、比類なきモータースポーツの名門アンドレッティ家のチームで戦うことで、その重圧はさらに増している。
ジェイク・デニス
スポンサーを魅了し、天性のスピードと異常なまでの競争心により、すべてのマシンで居場所を勝ち取ってきた。しかし、今シーズンは、ジャガーやポルシェといった野心的かつ潤沢な資金を持つチームからの、新たな挑戦に直面している。
「ヘルメットをかぶり、マシンに乗り込んだ途端、僕とマシンだけの空間になるんだ。そして22人のドライバーが勝つために走る。すばやく決断する瞬間はまるでスローモーションのようだ。弱気はダメ、メンタルが大事だ。一度優勝すると、自信が持てるんだ。今がキャリアのピークだと思ってる。タイトルを守るのはすごくたいへんだけど、挑戦するのが楽しみだ」(ジェイク)
ミッチ・エヴァンス
■ミッチ・エヴァンス(MITCH EVANS) ― 永遠の二番手
ハリウッド俳優のようなルックス、モナコでの華やかな生活、そして、名門ジャガーのシート。しかし、その奥には、フラストレーションを抱えた天才の姿がある。
ミッチ・エヴァンス
過去4年間、優勝にあと一歩及ばず、常に二番手に甘んじている状況から「ブライズメイド=花嫁介添人」と呼ばれてきた。そのレッテルはもはや耐え難いものとなっている。
本来なら 2024年は、ジャガーでナンバーワンドライバーになるはずだった。しかし、幼なじみのニック・キャシディが加入、長年の友がチーム内で最大のライバルとなってしまった。
「子どもの頃はスピードを出して運転するなんて、歩くより簡単だと思ってた。生まれ持った感覚なのかも。運転が好きだからレースに出るけど、みんなより努力して上を目指し、ライバルを出し抜くことも好きなんだ。僕はここ数年、最も安定したドライバーの一人だ。過去3シーズンはトップ3でフィニッシュしてる」(ミッチ)
ダン・ティクタム
■ダン・ティクタム(DAN TICKTUM) ― モータースポーツ界で最も嫌われた男
モータースポーツ界で最も嫌われた男か、あるいは見たことのない天賦の才能を持つドライバーか。あるいはその両方かもしれない。「最大の敵は自分自身」と彼自身も認めている。10代の頃、危険運転により2年間の出場停止処分を受けた。これは史上最長の処分である。
ダン・ティクタム
2024年の課題は、自身の悪名高き気性を抑えつつ、生まれ持った才能を損なわないようにすること。この難題を乗り越えることができれば、新たな出発点となるかもしれない。その一方で、完全にモータースポーツ界から姿を消してしまう可能性もある。
「小さい頃、父や母に肩車してもらって、目の前を走る車1台1台に名前をつけてた。3歳くらいから取り憑かれてたんだ。車にね。……僕のことを好きな人もいれば、そうでない人もいる。でも、おそらく僕が世界最速のドライバーの一人であることには同意してくれると思う。……僕はレースが好きだ。スピードが好きだ。これほどエキサイティングなことはない。子どもを作るようにね。僕は自分がいかに幸運であるかを完全に理解している」(ダン)
4人の内面にも迫るドキュメンタリー
ここで、ドキュメンタリーのあらすじを紹介しよう。4人の内面にも迫る数々のシーンには、思わず引き込まれてしまう。
◆第1話
ジェイク・デニス
ジェイク・デニスは、前年王者としてメキシコに到着。夏の祝賀ムードも束の間、アンドレッティチームと共に、モータースポーツ界で最も過酷な挑戦、「連覇」への挑戦に臨む。
ミッチ・エヴァンス
これまで、王座に手が届きそうで届かなかったミッチ・エヴァンスは、優勝候補筆頭と目されるジャガーに所属し、今シーズンこそ「ブライズメイド」のレッテルを返上を狙う。
ポルトガル出身のスター、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、憧れだったポルシェで夢を叶えているはずだった。しかし、その夢は悪夢へと変わりつつある――。
◆第2話
ダン・ティクタム
イギリス人ドライバーのダン・ティクタムは、選手権に残るため、そして「悪童」のイメージを払拭するため、走る。激情型の性格と天性の才能で知られる彼は、トップレベルで走る資格があることを証明するため、自らの感情をコントロールする必要がある。
ポルトガルでのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ
元世界王者アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、ポルシェ加入後、自身のキャリア最悪のスタートを切ってしまった。高い期待と失敗が許されない環境の中で、彼は成績を好転させ、「結果が改善しなければ交代もあり得る」というチーム内の高まる声を沈黙させなければならない。
◆第3話
タイトルを狙うミッチ・エヴァンスのシーズンは、思い通りにいっていないが、最大の応援者である母が、母国ニュージーランドからモナコのホームレースに駆けつけた。母の存在は、シーズン再起への勝利を呼び込むことができるのか。
ジェイク・デニス
ディフェンディングチャンピオンのジェイク・デニスは、タイトル防衛の可能性が急速に遠のいている理由を探る必要に迫られている。アンドレッティとともに、答えを見つけ出さなければならない。時間がない中、緊張が高まり、感情が爆発する危険もはらむ。
シーズン初勝利を剥奪されるという挫折を味わったアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ。しかし彼は、再び自信を取り戻した。この勢いを持続できるだろうか?
◆第4話
怒るミッチ・エヴァンス
シーズン終盤、ミッチ・エヴァンスはタイトルをかけて、幼なじみにしてジャガーのチームメイトでもあるニック・キャシディと対決する。これまで何度も優勝を逃してきたミッチは、今回こそ友情を脇に置き、世界王者をつかむ覚悟が試される。
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ
波乱万丈だった今シーズン、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは状況を立て直すことに成功。ポルシェチームとのぎくしゃくした関係は修復には至っていないが、ここにきて思いもよらぬタイトル争いへの望みが浮上している。
そして、ダン・ティクタムは、シーズンを通して「生まれ変わった自分」を証明しようとしてきた。トップチームにふさわしい存在であることを示すために。しかし、現チームにとどまれるかはまだ不確実な中、まだトラック上でやるべきことがあることを彼は理解している。
チームから最高のパフォーマンスを引き出すFEメンバー
フォーミュラEのレースを運営するのが、次のメンバー。各チームが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、万全の準備で臨む。
■フォーミュラE 最高経営責任者(CEO)
ジェフ・ドッズ(Jeff Dodds)
ジェフ・ドッズ
FIA認定で初の電気自動車による世界選手権であり、創設以来世界で初めてカーボンニュートラルを達成した「フォーミュラE」を率いる。2023年6月の就任以前は、Virgin Media O2の最高執行責任者(COO)を2021年6月の設立以来務め、それ以前には、2019年よりVirgin Mediaにて同職を担っていた。
さらに、Virgin Media O2での役割に加え、オランダにおいて、通信事業者Tele2のCEOを務めたほか、Callaway Golf、ホンダ、ボルボにおいても経営幹部職を歴任した。
現在は、障害者の排除をなくすために活動する世界最大規模の経営者ネットワーク「The Valuable 500」の理事を務めるとともに、英国政府「Department of Levelling Up, Housing, and Communities(レベリングアップ・住宅・コミュニティ省)」の非執行役員を兼任している。
MBAおよび国際マーケティングに関する修士号(MSc)を取得。2024年にはボーンマス大学(英国)より名誉経営学博士号を授与されている。
■チーフ・メディア・オフィサー
アールティ・ダバス(Aarti Dabas)
アールティ・ダバス
メディアおよびスポーツ業界において25年にわたる豊富な経験を有する熟練のプロフェッショナル。これまでに代理店、放送局、統括団体、権利保有者など、業界内のさまざまな立場で重要な役割を果たしてきた。
現在は、選手権のファン層拡大とエンゲージメント向上を目的としたメディアパートナーシップおよび配信戦略、あらゆるプラットフォームにおけるコンテンツ展開、デジタルプロダクトの開発、放送体制の強化を統括している。
スポーツおよびメディア業界において、共感力と巻き込み力のあるリーダーとして高く評価されている人物で、これまでに国際クリケット評議会(ICC)で10年以上勤務、Ten SportsやIMG Media/TWIなどでも要職を歴任した。
インド出身で、1999年にデリーのIMG TWIでスポーツ放送のキャリアを開始。現在はロンドン、ドバイ、そしてフォーミュラEのエキサイティングな世界各地のレース開催地を拠点に活動している。
■チーフ・マーケティング・オフィサー
エリー・ノーマン(Ellie Norman)
エリー・ノーマン
新たに拡大された職務範囲を担っており、ブランド戦略、マーケティング、広報・コーポレートコミュニケーション、デジタルおよびソーシャルメディア、ファンエンゲージメントなどを統括している。
フォーミュラEに参画する前は、マンチェスター・ユナイテッドのチーフ・コミュニケーション・オフィサーとして2年間在籍。その前には、フォーミュラ1のチーフ・マーケティング&コミュニケーション・オフィサーとして5年間在籍し、ファン層の拡大、ビジョン・価値・存在意義の明確化をリード。2017年に28ドルだった株価を2021年には65ドルにまで成長させる経営陣の一員でもあった。さらに過去には、ヴァージン・メディアおよびホンダで上級役職を歴任している。
ブランド構築と顧客へのインパクト創出において高く評価され、刺激的なマーケティングおよびコミュニケーションのリーダーとして広く認識されている。キャリアを通じて、「チャレンジャーブランド」の戦略的マネジメント、ブランドの再構築、そして急速に変化する消費者中心の市場における事業再生を牽引してきた。メディア、通信、スポーツエンターテインメント分野で豊富な実績を持つ。
東京大会はダブルヘッダーで開催。最新レーシングカー「GEN3 Evo」も投入
フォーミュラEは、国際自動車連盟(FIA)管轄による世界初の電気自動車(EV)レースの世界選手権。2024年-25年に11シーズン目を迎え、自動車メーカーを含む11チーム、22名のドライバーが、世界各地で攻防戦を繰り広げている。
『Tokyo E-Prix』は、シーズン10の第5戦として、2024年3月に初開催された。シーズン11では第8・9戦として、ダブルヘッダーで行われる。パフォーマンスや持続可能性、そして、エネルギー効率において大きく進化した最新レーシングカー「GEN3 Evo」も投入される今回の2レースでは、前回を圧倒する白熱の展開が期待される。
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