志朗が玖村将史と世界タイトル戦! 『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』は8/2運命のゴング
RISE世界バンタム級タイトルマッチを行う王者・志朗(左)と挑戦者・玖村将史
志朗 vs 玖村将史
志朗は昨年3月17日の『ELDORADO』のメインで、田丸辰を相手に初防衛戦を行ったが、バッティングで鼻を負傷し、ドクターストップのため無効試合。9月8日の『RISE WORLD SERIES』横浜大会で再戦を行い、判定勝ちで王座初防衛を果たした。
その後、志朗は拳の手術を経て、2025年3月29日の『ELDORADO』で韓国のユン・ドクジェと対戦。判定勝ちすると、リング上で「55kgが盛り上がっているので、次あたり55kg最強が誰かを決めたい」と話していた。
志朗
志朗は「皆が驚いていると思いますが、自分自身もRISEでリベンジマッチができると思っていなかったので、玖村選手には感謝しかないです」と相手をリスペクトすると、「3年前に負けてからいつリベンジできるんだろうと思っていて、K-1に一試合契約でも行けるんだったらリベンジしたいなという思いもあった」と胸の内を明かした。そして、「今回はRISEのベルトがかかっています。前回のTHE MATCHよりも自分が負けたらRISEが舐められるという覚悟があるので、今回はしっかりリベンジします。皆さん期待していてください」と気を引き締めた。
玖村将史
一方、玖村は、「初参戦にも関わらず、世界タイトルマッチを組んでもらえたことに感謝しています。初参戦でタイトルマッチということで色んな意見があると思いますが、そういう事も踏まえて団体、ファンの皆さんに認めてもらえる様な試合をして勝ちたいと思っています。自分がRISEに来ることで、新しい展開とかも生まれてくると思います。RISEの皆さんと一緒に格闘技界を盛り上げていければと思っていますので、よろしくお願いします」と、虚心坦懐に話した。
6月23日に32歳を迎えた志朗は、自身のインスタグラムに「沢山のお祝いメッセージ、プレゼントありがとうございます! しっかり結果を残し続けます。8月2日の勝利を誕生日プレゼントに」と投稿し、ファンへ勝利を約束した。
対する玖村は、対戦決定後の自身のインスタグラムで「新しいRISEという舞台で闘えることに感謝し、今の自分をしっかりとリングで魅せたいと思います」と決意を表明。26歳の若い力も武器に勝利を誓っている。
志朗の3年越しのリベンジが成るか、玖村がRISE初参戦で一気に頂点まで駆け上がるか、格闘技ファンなら見逃せない。
チャド・コリンズ vs 原口健飛
また、この大会では、もう一つの大一番も行われる。RISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズの防衛戦で、相手はスーパーライト級日本人エース・原口健飛に決定した。両者の対戦は5年前に一度決まるも、新型コロナウイルスの影響により中止となっていた。
チャドはシャークの異名を持ち、セクサン、パコーンといった名だたるムエタイ戦士を撃破し、多くの世界タイトルを獲得した。RISEには、2022年に初参戦を果たすと、中野椋太、直樹、笠原弘希らに勝利。2023年12月16日の『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』で、RISE世界スーパーライト級王者のペットパノムルン・キャットムーカオに挑み、3-0の判定でベルトを獲得している。
昨年のチャドは、ミゲール・トリンダーテに2度KO負けを喫しているものの、ルンキット、麻火、ヴィダレスら強豪を相手に勝利をおさめており、今回が初防衛戦となる。
対する原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビュー。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、『Road to RIZINキックトーナメント』で優勝した。2020年1月13日には、RISEライト級王座に輝き、2020年10月11日には、『DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント』優勝も果たした。また、2022年6月19日の『THE MATCH』では、第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃にTKO勝ちし、2023年3月26日には、ISKA世界王座を獲得した。
これまでにGLORY世界フェザー級王者ペッチと3回対戦するも、いずれも惜敗。昨年12月21日の『GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX』では、1回戦でミゲール・トリンダーデにキャリア初のKO負けを喫した。しかし、今年3月29日には再起し、『RISE ELDORADO2025』でGRANDPRIX3位のイ・ソンヒョンから3R判定勝利を納めている。
原口健飛
今回の挑戦にあたり、原口は、「世界タイトル挑戦は、自分的にはいろいろなチャンスをもらって負けてきて、みんなが認めるくらい強くなって挑戦しようと思っていた。突然、世界タイトルになったので『よっしゃラッキー』って気持ちは全然なくて、本当はトーナメントに優勝して、誰にでも挑戦できる権利を得て、チャドやったり、ペッチやったり、ミゲールやったり、全員倒していくのが僕の予定だったんですけれど、こういう風に突然チャンスが転がり込んできたので、これはもう『RISEのチャドと試合をせいって』RISEからのメッセージだと、そう受け取るしかないと思い切って挑戦させてもらうことになりました」と本音を吐露した。
そして、「僕たちより強い2人が上にいるので、これが世界最強かと言われたらそうじゃないと思うけれど、RISEの中では俺とチャドが一番強いと思っているし、その中でどっちが強いのかっていうのを5年の期間を経てしっかりと決めたいと思います。この試合はシンプルに俺とチャドがRISEをずっと背負ってきて、そういう人たちが一生懸命に戦う姿をシンプルに見て欲しいと思います」と話し、気合いを入れた。
RISE最強の称号は、どちらがモノにするか。今後の世界の同級トップ戦線を占う上で、しっかりと結末を目撃したい。
座席図と料金
観戦は、現在イープラスで発売中。