FM802 DJ・飯室大吾&内田絢子『Chillin’ Vibes 2025』リベンジ開催にかける想いーー「めちゃくちゃ良い一体感が生まれると思う」
『Chillin’ Vibes 2025』
10月18日(土)、大阪・万博記念公園 もみじ川芝生広場にて『Chillin’ Vibes 2025』が開催される。『Chillin’ Vibes』は「MUSIC&RELAX」をコンセプトに、自然の中でシートを広げてゆったりと豪華アーティストの音楽を楽しめる音楽フェス。広大な芝生広場で子どもも大人も関係なく、音楽とこだわりのフードやアクティビティを楽しみながら1日を過ごすことができる。昨年は残念ながら悪天候のため中止となってしまったが、今年はリベンジ! 出演は家入レオ、川崎鷹也、GLIM SPANKY、スガ シカオ、高橋優、ビッケブランカ(50音順)と、初登場から常連まで最高のアーティストがラインナップ。そして、大阪で活躍する若手ミュージシャンをピックアップしたWelcome ActにはFluffyが登場。今年もSPICEでは、当日MCを担当するFM802 DJ・飯室大吾と内田絢子に『Chillin’ Vibes 2025』についてと、出演アーティストのライブへの期待を語ってもらった。どうか当日が晴れますようにと願いを込めて。
過去の『Chillin’ Vibes』開催様子
親も子どもも安心して楽しめて、素敵な音楽に触れられる場所
ーー今年も『Chillin' Vibes』の季節になりましたね。昨年は残念ながら悪天候が予想されるため、中止になってしまいました。
内田:お天気の良い中で、みんなで芝生にレジャーシートを敷いて楽しむのがコンセプトだから。去年は1日雨予報になっちゃったので、私たちも泣く泣く「仕方がないな……」と。悔しかったですね。
飯室:万博記念公園はすごく緑が豊かだけど、アクセスしやすい場所にあって。街の中のでっかい森みたいな感じで楽しむなら、やっぱり良い天気の方が『Chillin’ Vibes』が作りたい空気が伝わりますよね。
内田:だからこそ、今年はまず晴れてほしい! そして暑さもちょっと和らいでてほしい。
ーー会場のもみじ川芝生広場は、FM802ではお馴染みの会場ですね。
内田:私たちも大好きな場所だからこそ、毎年「ここで音楽を楽しめるって、めっちゃ良いから!」と伝えています。子どもたちが後ろで遊んでて、レジャーシートで座りながら観れるのが良い。夏フェスとなると、みんなで「うおー」って拳を上げるイメージがあるかもしれないけど、「外で楽しむライブに行ってみたいな」と思われている方に『Chillin' Vibes』はすごくおすすめ。季節的にも過ごしやすくてちょうど良い。子どもがいる友達にも「『Chillin' Vibes』やったらすごくいいと思うよ」とすすめたりします。
ーー小学生以下は無料ですし(公園への入場料は必要)、安心に過ごせるところも大事にされていて。
飯室:すごく誘いやすい!
内田:「暑さ無理やねん」とか「子供いるし」とか、みんなのフェスを諦める理由を全部クリアにしてくれるよね。
飯室:リアルに会場でファミリーで楽しむ人たちを目の当たりにするので、自分が親として子どもを連れてきても「これは安心できるな」ってわかるというか。ルールが厳しいとか、子どもにはハードルが高いとか、体力的に厳しいところよりは、ある程度自由度が高くて、緑に囲まれてて、裸足で走り出しても大丈夫。親も子どもも安心して楽しめて、かつ、とても素敵な音楽に触れられるところに連れてきたいと思いますもんね。
ーー会場でリスナーさんに声をかけられたりしますか?
内田:かけていただきますよ。
飯室:いつもおたよりをくれる方が来てくれたりするし、「やっと会えた!」みたいな人もいる。そういう意味だと、ピクニックスタイルだから声もかけやすい雰囲気なのかな。僕らもうろうろしやすいし(笑)。
内田:オープンに色んな場所にアクティビティやフードがあるから、私たちも会場を楽しみたい。
飯室:そうそう。あまり表とバックヤードの境がない感じがするよね。
内田:アーティストの皆さんも普通にライブを観たりされる瞬間もありますし。
ーー終演も18時と早いので、より来やすいですね。
飯室:そうなんですよ。ご家族で来られた方は「何食べて帰ろうか」って言えるんです。
内田:土曜日やし、次の日のこともそんなに気にしなくていい。
飯室:最高に考えられたイベントやわ。
秋の万博記念公園は、満開のコキアとコスモスを楽しんで
FM802 DJ飯室大吾
ーー万博記念公園の自然を味わえるのも『Chillin’ Vibes』の魅力ですね。
飯室:『ミザワビ』(毎年万博記念公園で行われるFM802主催の野外音楽フェスティバル『MEET THE WORLD BEAT』)とかと比べると、『Chillin’ Vibes』はもみじ川の自然を最も贅沢に使ってる感じがあるというか。だからいつもの景色とちょっと違って見えるんですよ。
内田:グランピングエリアもあってね。
飯室:より元からある自然がしっかりわかる感じがして、いいですよね。
ーー季節ごとの楽しみ方もできますね。
飯室:秋はいいですよ。「日中はまだ半袖でいけるな」という感じでも、夕方に鞄に忍ばせておいたシャカシャカした長袖の羽織るやつに袖を通せる幸せがあって。「うわ、秋なんやな」みたいな。僕、あれを羽織る瞬間がめっちゃ好きなんですよね。
内田:1日いるから季節を感じられるよね。朝は意外と長袖が「荷物になったかな」と思うけど、夕方ぐらいに「はい、出番きました」みたいなね。
ーー万博記念公園のプロ・大吾さんが、秋に一番好きなポイントはどこですか?
飯室:コキアとコスモスが満開になるんですよ。今はコキアの緑が眩しくて見どころなんですけど、秋になるとピンク紫みたいに色が変わって、それがずっと続くお花畑があって。プラス、コスモス畑があるんですけど、ちょっと珍しい品種のコスモスが見られるんです。茶色というかワイン色で、チョコレートみたいな名前がついている珍しいコスモス。お花畑が映えるから、海外の方がいっぱい写真を撮りに来られます。
ーーへえ〜! さすが!
内田:季節ごとに「飯室散歩ツアー」もやってほしいね。
「OSAKA GENKi PARK」から脈々と続く、万博の歴史
過去の『Chillin’ Vibes』開催様子
ーーさらに今年は、大阪・関西万博の開催年です。
飯室:しかも開催日って、大阪・関西万博が閉幕になった週の週末でしょ。
内田:みんなが万博ロスになってるところの「週末どうしよう!」という時に「もうひとつの万博あるよ!」って(笑)。
ーーミャクミャク像も万博記念公園に移設されますしね。
飯室:確か、移設されるのは年明けやったっけな。
内田:また万博の原点に戻るというね。「みんな今年夢洲ばかり行ってただろうけど、やっぱり吹田もいいよ」って。
ーー今年、改めて吹田の万博の良さがわかった方もおられるんじゃないでしょうか。
飯室:いたと思います。1970年に万博記念公園がどんな姿だったのかを知らない人たちも、今年は昔の映像が流れる機会がたくさんあったので、その想いを馳せられるかもしれないですね。
ーー今年は大阪万博から55周年。夢洲と吹田、どちらも行くことで万博のレガシーを感じられる貴重な年ですよね。なお、2020年は『大阪文化芸術FES presents「OSAKA GENKi PARK」』の中で「Chillin’ Vibes STAGE」が行われましたが、その日の「GENKi STAGE」では「1970年大阪万博50周年記念セレモニー」が開催されました。
飯室:『OSAKA GENKi PARK』が5年前かあ。
内田:あの時は久しぶりに観るライブで、アーティストの皆さんも久しぶりのライブで。色々試しながら「やっぱり楽しいな」って興奮したのを覚えてる。
飯室:コロナで全国的にイベントが中止になる中で、当時は大阪でしか大規模な音楽イベントをやってなかった。東京や地方から来るミュージシャンの皆さんもほんまに喜んで「この時期に大阪に遠征してライブができるなんて思ってなかった」とおっしゃいましたし、僕らとしても「会えるってこんな嬉しいんですね!」って全員に言ってましたもん。
内田:その時もディスタンスを取るために大きなレジャーシートが配られて。色んな工夫をしながらライブを再開した記念の場所も、万博記念公園でしたね。
ーー『Chillin' Vibes』もその歴史の中にちゃんとあって。
飯室:そう思うと、改めて脈々と繋がってきてるものだなという実感がありますね。
『Chillin' Vibes』初登場のFluffy、家入レオ
FM802 DJ飯室大吾&内田絢子
ーーでは、今年の出演アーティストについてのお話を。まずWelcome Actは初登場のFluffyさんです。
飯室:Fluffyさんって、これまでにFM802のイベントもたくさん出演されているんですけど、どんなステージでもすごくリラックスして、自分の歌をめちゃくちゃ楽しく歌われる方。「ほんとに歌うのが楽しいんだな」というのが伝わってくるから、『Chillin' Vibes』の雰囲気にぴったりやと思います。観てる方も「始まった」感があるんじゃないかな。
内田:明るい方だし、トップバッターで爽やかな風を吹かせてくれそうですよね。
ーーそして、この方も初登場の家入レオさん。
内田:レオちゃんはどんな場所でも家入レオ色に染めるよね。パワーをもらえる。
飯室:ミュージシャンとしてもだけど、1人の人として芯がある方だから、会うたびに「レオ先生」と言いたくなるぐらい素敵なことをおっしゃるんですよ。例えば「音楽活動をしたら、同じだけ人間活動をして生きていきたい」とか、「ミュージシャンとして音楽をやるのも大事だけど、2時間歌を歌ったら2時間植物に触れよう」とか。会うたびに気付きをいただきます。そういうレオちゃんが歌う歌だから響くし、しっかり聴きたいと思わされますね。
内田:10代で早くにデビューしたから、彼女が大人になっていく変化がライブごとに見えるのが、私はすごく面白いなと思っていて。それは今大吾くんが言った「人間力」にも繋がるんだろうけど。今回のロケーションでアコースティックスタイルとなったら、レオちゃんの生身の人間力が見えるんじゃないかな。レオちゃんの歌声って、空に吸い込まれていく感じがすごく素敵やから、屋外で観るのは本当に贅沢な時間になると思います。
飯室:現状の最新曲の「雨風空虹」とか、ギター1本でやったらどうなんねやろ。ここにきて、自分の殻を自分でどんどん壊していくような大胆になる音楽がカッコ良い。ぜひアコギで聴きたいですね。
内田:私は秋空の下で「空と青」が聴きたいな。
飯室:やってほしい! 洋平(川上/[Alexandros])が作った曲やろ。俺この曲好きやわ。聴きたい。いや、もうやるでしょ。
内田:だってあれだけ空の広い場所だから。これを私はリクエストします(笑)。初登場だけど、レオちゃんは絶対『Chillin' Vibes』の雰囲気が好きだと思うな。
リベンジ組のGLIM SPANKY、川崎鷹也、スガ シカオ
過去の『Chillin’ Vibes』開催様子
ーー続いては、昨年出演予定だったGLIM SPANKY。最多出演で、今年も来てくださいます。
内田:嬉しい。『Chillin' Vibes』で見るGLIM大好き。
飯室:(松尾)レミちゃんって、いつもヴィンテージのワンピース着てくるじゃないですか。あの色味が、ちょっと秋めいてきた緑の雰囲気と秋にめっちゃ合うんですよ。だからいつもレミちゃんの衣装を楽しみにしてるんです。
内田:わかる。特に『Chillin' Vibes』は、多分レミちゃんも衣装とステージセットの雰囲気を考えてセレクトしてると思う。
ーーGLIM SPANKYは去年メジャーデビュー10周年を迎えられました。
内田:10周年ライブもめちゃくちゃカッコ良かった。バキバキにカッコ良いバンドスタイルもできるし、アコースティックになるとまた違うGLIMの良さが見えてくるから、『Chillin' Vibes』では後者を堪能してほしいですね。
飯室:でっかい音で鳴らすロックンロールもGLIM SPANKYだけど、アコースティック編成になった時、ロックンロールの元になってるブルースへのリスペクトをすごく感じるのがカッコ良い。盤石の不動の2人のコンビネーションですね。
内田:もともとの円熟味も、音が少なくなった時に見える、2人の声とギターの魅力も本当にすごい。レミちゃんの唯一無二の歌声は生で浴びてほしい。
飯室:10周年を経て、今本人たちも節目のアニバーサリーイヤーをしっかりやりきったところにいるから、今度はどうカッコ良くなっていくんでしょうね。10年間を走ってきたから……いや、わからん(笑)。
内田:それを確かめに行かないとね。
飯室:サポートの方が来られるかもしれませんけど、今回唯一の2人編成で、2人で鳴らす掛け合いや一瞬の目配せ、亀ちゃん(亀本寛貴)が後ろからじーっとレミちゃんのブレスの入れるタイミングを見計らってるとか、ああいうのを見ると僕はゾクッとなるんですよ。2人が「今、言葉にしなくてもいいようなキャッチボールしたな」みたいな瞬間を見てほしいですね。
ーー具体的に聴きたい楽曲は?
飯室:めっちゃある。
内田:「サンライズジャーニー」は野外で聴きたいし、「大人になったら」はどのアレンジでもすごく好きだからまた聴きたいな。
飯室:俺は「風にキスをして」ですね。バンドサウンドだとスピード感がある、GLIM SPANKYの得意なジャーニー楽曲なんですけど、アコースティックになると若干涙腺をやられそうになるんですよ。
内田:めちゃくちゃわかる。哀愁味が重なる感じがね。
飯室:すごくホッとしながらグッとくる。アコースティックでもよくやってる曲なので、今回もやってくれたら嬉しいな。
内田:去年聴けてないから聴きたいね。
ーーもう1人のリベンジ組が、川崎鷹也さん。今回が初出演です。
飯室:もう、いつも自分のドアを開けたまんまにしてるんですよね。
内田:オープンすぎる(笑)。
飯室:会ったらみんな好きになっちゃう。歌も本人のパーソナリティも。等身大というか正直というか、音楽で自分を大きく見せようとしない人だから、人も音楽も同時に好きになって、最終的に「また会いたい」と思わせるんですよ。ずるいわー。
内田:人の心もオープンにしちゃうんだね。
ーーウッチーさんはコメントで川崎さんの音楽を「魔法の音楽」と表現しておられますね。
内田:老若男女、みんなをピースフルにしてくれるイメージがあるので、子どもも一緒に歌える曲をやってくれたらいいなと思ってます。今年も全国ツアーを回ってのタイミングだから、多分すごく仕上がってるんじゃないかな。饒舌のお喋りも楽しみだね。
飯室:そうそう。川崎さんってカバーがすごくお上手じゃないですか。どんな曲でもいいからカバーをやってほしいな。個人的には大瀧詠一さんの「君は天然色」のカバー。鷹也カバーがめっちゃ良くて、めっちゃ聴きたいです。
ーーそしてスガ シカオさん。2021年に出演予定でしたがコロナで中止になり、今回が初出演になります。
内田:スガさんのアコースティックギターテクは本当にすごい。
飯室:30周年というキャリアで、スガさんの音楽に対する柔軟性があったら、もう如何様にもできるじゃないですか。もちろん挑戦したり辞めたり、色んなことを繰り返して30年やってこられてると思う。そういう方のステージってカッコ良いですよね。
内田:いつも曲の中に春夏秋冬の要素を入れてこられるので、多分その日の雰囲気や気候に合わせて曲をセレクトされるんじゃないかな。すごく楽しみですね。
ーー夕暮れ時に聴きたいですね。
内田:聴きたいねー! 涼しい風が吹いてきたぐらいにね。ソウルフルな曲、ファンクっぽい曲もアコギアレンジでやってくれたらめっちゃ盛り上がるやろな。
飯室:スガさんはエンターテイナーですからね。アコースティックギターの可能性を見せてもらえる。「アコギってこんなリズムを生み出す楽器でしたっけ」みたいなことができる。
内田:そう! 「こんなことできるんや」って。先日「『Chillin' Vibes』楽しみにしてます」とお伝えしたら「めっちゃ頑張ります」とおっしゃってました。ニヤッとしながらみんなを驚かせるセトリを考えてくれそうな気がする。
飯室:すごいことですよね。「めっちゃ頑張ります」という言葉が、どういう形になって披露されるのか楽しみ。
内田:あとスガさんも実はお喋りがめちゃめちゃ面白い。
飯室:そらもう。今回はほぼ全員そうですよ。お話も楽しみ。
常連のビッケブランカ、高橋優
FM802 DJ内田絢子
ーービッケブランカさんは、2019年の初回に「FM802弾き語り部」で出演されてから、3回出演していただいています。
内田:きっと、ステージではしゃぎはりますね。
飯室:今ビッケはバンドスタイルでやってて、海外でもライブをたくさんやるけど、海外に行く時は身体ひとつとラップトップみたいな小さな編成で音を出してるんです。EDMも好きで、今はそういう曲を作るアーティストなので、世界中を回っているところにきての、ある意味原点の鍵盤。久々にしっかり見られるのが嬉しい。本人の中でもちょっと特別感があるんじゃないかなと思うんですよ。
内田:確かに、原点だね。
飯室:しかも屋外のゆったりした空気の中で歌うのが、本人も「やっぱりこれも楽しいな」ってなりそうな気がするんですよね。
ーーライブのたびに音楽の喜びを教えてくれる方ですね。
内田:自由自在に音を操るし、楽曲によって全然雰囲気が違うからね。海外のライブでいっぱい刺激を受けてきている感があるので、『Chillin' Vibes』セレクトがどういうテイストのビッケさんなのかも興味がある。アコースティックスタイルだと、歌とピアノアレンジがより映える曲が聴けるのかな。
飯室:最近のツアーのセットリストにあまり入らないような曲をやるかもしれないですね。むしろ鍵盤で優しく響くものや、久しぶりに聴く曲が入ってくるかも。
ーー絶対に盛り上がるであろうことは想像がつきますね。
飯室:初めて観る人の感想聞きたい。「え、ビッケこんな人なの?出てきた瞬間からのこの王子様感。MCもところどころのツンデレ。何これ、気になっちゃうんだけど」みたいな(笑)。「初めてのタイプです」みたいな人多いんちゃうかな。
内田:そう考えると、このアーティストのラインナップが面白い。
ーーそして、高橋優さんは今回で3回目の出演です。
飯室:大阪を大好きでいてくださってますし、もみじ川芝生広場の雰囲気も知ってくださってるし。
内田:「お任せます」って感じ。
飯室:ほんとにそうですよ。良い意味で歌とトークの境目がないというか、いつもみんながリラックスムードで楽しめる空気を作ってくれるし、距離が近いですよね。「ギター漫談を見ているのか?」というぐらいの優さんのお話聞くの、好きですね。
内田:みんな、お喋りもちょっと期待してるところがあるやろうね。
ーー大吾さんはコメントで「リアルタイムシンガーソングライター」と書いておられますね。
飯室:これは優さんのデビューの時の座右の銘なんですけど、またここに来てもう1回その名前を掲げているようなところがあって。絶対に、自分が歌を歌うことの意味の嘘をつかない人というか。優さんの話って「この間すっごい面白いことが起きたんですよ。ちょっと聞いてもらっていいですか」じゃないんですよ。誰にでも起きそうな、ものすごく素朴な出来事を話して、結果的にとても大きな笑いになるんです。それはどちらかというと落語に近いんですよ。でも本人は大爆笑を取ろうとかあまり思ってない。だからこその素朴さ。自分の言葉に正直であり続けるという意味でも「リアルタイムシンガーソングライター」。そういうところが大好きで、尊敬しています。
ーー今回は人間そのままを出してくれそうなアーティストが多いですね。
飯室:多分楽屋から出てこない人はいないんじゃないですか。これはあくまでも勝手な妄想ですけど、スガさん、急に誰かをステージに呼んできそうだなと思うんですよ。
内田:確かにありえる。ちょっと期待する。コミュ力高いミュージシャンが揃ってる(笑)。
飯室:誰でも呼んだらワイワイなりそうな、みんなで「愉快な仲間たち」になれそうな感じがしますよね。めちゃくちゃ良い一体感が生まれると思いますよ。
内田:贅沢な日になると思う。
飯室:ここまで具体的に妄想して、雨とかマジやめてや。
内田:今年は晴れる。きっと気持ち良い1日になる。だって今語ったライブ、目の前で観たいもん。浴びたいもん。
飯室:観たい。こんだけ言わしといて(笑)。晴れてほしい!
アクティビティやフードも続々登場! 情報解禁をお楽しみに
ーーあとは追ってアクティビティやフード、DJブースの詳細が発表になりますね。
内田:今年もヨガはやります。
飯室:タイムテーブルにいつもいる「YOGA(ヨーガ)」というアーティストは誰なんだと思ったら、これヨガですからね。
内田:Fluffyちゃんがあたためてくれた爽やかな空気に、YOGA登場いたします(笑)。
飯室:去年も言ったんですけど、ヨガインストラクター・内田絢子先生のアシスタントやりたいんですよ。ヨガの時間が終わって、内田絢子先生が颯爽と帰られる後にヨガマットを巻いて撤収するの、俺やりたいんです。
内田:「あのくるくる巻く時間がシュールで面白い」ってみんなに言われるんです。
飯室:マット巻いてる時もちょっと場を回さなあかんから、ウッチー喋るやんか。そこを僕が。
内田:オープニングMCで登場する時、大吾くんはナチュラルなシャツとかで私はヨガウェアなので、ちょっと面白いコンビになるんだよね(笑)。
飯室:ハッハッハ(笑)。めっちゃ楽しみ。
ーーそれもリベンジですね!
内田:そうだね。『Chillin' Vibes』は、みんなにレジャーシートが配られているので、それをヨガマット風に使って、その上にみんな立って、芝生を踏みしめる感じを足の裏から感じて、空に向かって伸びることができるのが良いところ。
飯室:めっちゃ贅沢やもん。ヨガをやると「日頃こんなに空を見てなかったな」とか気付けるやん。あれ大事やわ〜。
内田:で、呼吸をしっかりする。『Chillin' Vibes』はヨガで心と身体をゆるめてから音楽を吸収してもらうスタイルになってます。あの時間がすごく幸せ。
飯室:フードも楽しみやなー。『Chillin' Vibes』しか見ないようなご飯があるやんか。
内田:去年もグルテンフリーとかセレクトされてたし。
飯室:オーガニックなフードメニューを作ってはる人って、作ってはる人もめっちゃ優しい感じしません?あれも好きやわ。アクティビティは新しいの加わったりするのかな。
内田:モルックはありそうだね。
飯室:去年モルックやりたかった。俺、「人生初モルック」をまだ取ってあるので。絶対ここでやりたい。ルールに詳しいリスナーの方とか教えていただきたい。
内田:今年はとにかく晴れますように。
飯室:日々徳を積みましょう。
取材・文=久保田瑛理 撮影=SPICE編集部
イベント情報
■日時=2025 年 10 月 18 日(土) 10:00 開場/11:00 開演/18:00 終演予定
■会場=大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場 (大阪府吹田市千里万博公園)
※雨天による開催有無に関しましては、開催 2 日前・10 月 16 日 15 時(予定)、気象庁発表の予報にて決定し、
Chillin' Vibes 公式サイト 及び 夢番地ホームページ にてご案内いたします。
■出演アーティスト=家入レオ/川崎鷹也/GLIM SPANKY/スガ シカオ/高橋優/ビッケブランカ
※出演者は弾き語りや小編成のアコースティック ver.での出演となります
■MC=飯室大吾(FM802)/内田絢子(FM802)
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■公式 X=https://x.com/chillin_vibes_
■公式 Instagram=https://www.instagram.com/chillinvibes_jp/
■主催=Chillin’ Vibes 実行委員会
■共催=大阪府・大阪市・大阪文化芸術事業実行委員会
■後援=FM802・FM COCOLO
■お問合せ=YUMEBANCHI(大阪) 06-6341-3525(平日 12:00〜17:00) https://www.yumebanchi.jp