さユり、アニメ『僕だけがいない街』EDテーマ「それは小さな光のような」ジャケ写に隠れた意図とは
さユり
1月14日のアニメ第2話放送で謎が多いED映像が公開されるやいなや、その歌と映像の「翳(かげ)と希望」の世界観が多くの反響を呼んでいる “ノイタミナ”アニメ『僕だけがいない街』エンディングテーマ「それは小さな光のような」。この曲を歌う”酸欠少女”さユりによる2月24日発売の2ndシングル、「それは小さな光のような」のCDジャケットがついに公開された。
前回、キービジュアルとして解禁されたものは、国内外で活躍するビジュアルアーティストYKBXによる、永遠の後悔(航海)の中をループする”中二さゆり”が、”宇宙棺”に封じ込められているものだったのだが、そのあまりの謎の多さに、さユりマニアやアニメファンなどからインターネットを中心に大きな話題となっていた。そんな中、今回公開されるCDジャケットビジュアルは、デビューシングル「ミカヅキ」の世界観からつながり、さらに進化と深化を重ねた”酸欠少女”の魅力溢れるものになっている。
また「それは小さな光のような」は、4形態のCDで発売され、それらの最大の見所は、”酸欠少女”さユりをテーマにしつつ、それぞれにキーカラーを持たせた、今後の展開を示唆する内容のアートワークになっていることだ。
初回生産限定盤Aのキーカラーはブラック。死神に姿を変えた2次元のさユりと、僕街のキャラクター「雛月」の姿を借りたさユり、そして3次元のさユりの、3人の酸欠少女さユりを描いた、アニメ「僕だけがいない街」ED「それは小さな光のような」の「過去と翳(かげ)」を表すビジュアル。
初回限定盤A
初回生産限定盤Bのキーカラーはホワイトで、2次元の中二さゆりと、”天使”の姿をしたサユリ、そして3次元さユり、3様のさユりを描いたものだ。これは、M2「来世で会おう」の「未来と希望」を意味するもので、初回生産限定盤Aと対になる、AとBで過去と未来をタイムリープしたビジュアルとなる。
初回限定盤B
通常盤のキーカラーはパープル。宇宙棺に封じ込められた2次元のさゆりを描いた、2ndシングルの2曲のMVのキーとなる、「過去と未来のタイムリープ」を表すものだ。
通常盤
そして期間生産限定盤のキーカラー・レッドは、アニメ「僕だけがいない街」描き下ろしオリジナルジャケット。主人公藤沼悟が雛月を救おうと手を伸ばす過去への導線と、藤沼悟を現世に強く導こうとする愛梨を描いている。最大の見所は、悟自身は「手」としてしか登場しないものの、その背景に現れる場所にも着目してほしい。その仕掛けに気付いたとき、アニメのポイントとなるリバイバル(再上映)を肌で実感することができるビジュアルとなっている。
期間限定生産盤
上記4種のジャケットはテーマカラーとビジュアルこそ異なるが、決定的に共通したものがある。それはそれぞれの世界の中での「翳(かげ)と希望」が描かれていること。過去、現世、来世と、それぞれの時空に存在する、“酸欠少女”さユりが、抱えた《”不完全な美”と“感情”》が、1mmの肯定として希望となる精神を描いた、まさに”酸欠少女”なアートワークとなっているのだ。
さらにこのタイミングで4月23日に渋谷wwwで開催されるワンマンライブ「ミカヅキの航海」の詳細も発表となり、本日からの発売も開始している。今回のワンマンライブは東京のみの開催となるが、是非さユりの”不完全な美”と“感情”が渦巻くライブを、その鋭い人間描写と現代を生き抜く渇望感を、会場で直に体験してみよう。
初回限定盤A
初回限定盤B
期間限定生産盤
通常盤