市村正親と渡辺えりの熱い想いによって実現した、ミュージカル『シークレットステージ』が開幕 舞台写真&コメントが公開
ミュージカル『シークレットステージ』(左から)パク・スビン役:東島京、森山英一郎役:中川晃教、山田正男役:市村正親、岩崎直子役:渡辺えり、百合子役:影山優佳
2026年9月9日(水)東京建物 ぴあ シアターにて、ミュージカル『シークレットステージ』が開幕した。この度、舞台写真&コメントが公開された。
舞台芸術学院の先輩・後輩である市村正親と渡辺えりが「いつか共演を」と願い続けて半世紀、二人の執念とも言える熱い想いが、完全書き下ろしの新作ミュージカル『シークレットステージ』がついに開幕!本作は9月24日(木)まで東京建物 ぴあ シアターで上演後、その後大阪、香川、静岡、宮城、新潟にて上演予定。
渡辺えりの舞台愛が満ち溢れる完全書き下ろし作品、2026年9月に上演決定! 主要キャスト5人で50役以上に挑む!
舞台芸術学院の先輩・後輩として出会い、互いの才能を認め合いながらも、一度も交わることのなかった二人の道がついに交差する。日本演劇界の至宝であり、その背中で時代を作ってきた市村正親と、劇作家・演出家・俳優として唯一無二の世界を創り出す渡辺えり。二人が「いつか共演を」と願い続けて半世紀。その執念とも言える熱い想いが、完全書き下ろしの新作ミュージカルとしてついに実現する。
舞台は、初日を目前に控えた劇場。主演不在、トラブルの連鎖、絶体絶命の窮地——。残された4人の俳優が20役を演じ分けなければ幕は開かないという極限状態の中、19世紀イギリスの重厚な劇中劇と、現代を生きる俳優たちの葛藤が螺旋状に絡み合う。
共演には、圧倒的な歌唱力と表現力でミュージカル界の頂点に立つ中川晃教、日向坂46を卒業後もバラエティやドラマ、舞台など幅広いジャンルで引く手あまたの影山優佳、次世代の演劇界を担う若手俳優として注目を集める東島 京ら、新劇場の幕明けにふさわしい最強の布陣が集結。
渡辺特有のユーモアと鋭い社会への警鐘、そして情感豊かな音楽とパワー全開の芝居、舞台を作るプロたちの執念が混ざり合う、演劇愛に満ちた祝祭劇の誕生を、ぜひお見逃しなく。
ミュージカル『シークレットステージ』舞台写真 山田正男役:市村正親
物語はダークで幻想的なシーンから始まる。無数の青い蝶が飛び交う夜の庭園で、年老いた庭師(市村)が歌っている。そこに現れる白い服の少女。様子がおかしくなる庭師…と思ったら、もう一人の庭師(中川)が出てきて美しいハーモニーと共に歌う。ダークで謎めいたファンタジー?ミステリー?と思っていると、突然、嵐の中、青年(東島)が登場。馬車が動かなくなって、途中からずぶ濡れになって歩いてきたと主張する。熱血漢というか台詞の言い方や動きが大仰で、これはどういう展開? と驚いていると、「台本が違う」とスタッフが登場。一気に場の空気が緩み、現代に話が戻った。
森山英一郎役:中川晃教
百合子役:影山優佳
パク・スビン役:東島 京
岩崎直子役:渡辺えり
ミュージカルの本番まであと10日というところで、主演の歌舞伎役者が倒れて入院。共演のキャストはその弟子筋の人たちだが、みんな師匠に付き添わなければならず、稽古をボイコット状態。急遽、一番弟子の山田正男(市村)が主役を務めることになった。ほかにも現ミュージカルスター(中川)、高校生の女優(影山)、韓流スター(東島)が急遽呼ばれ、稽古を始める。それでも人が全然足りず、マネージャー(渡辺)まで巻き込み、一人何役もやりながら、幕を開けるために全員が走り回る。性別も年齢も関係なし。 その時に手が空いた人が、その場で慌てて衣裳とかつらを付けて、役になる。役者って瞬時に役になれるのか!と目を見張る瞬間が続々。また本物の演出・衣裳・ヘアメイクスタッフが、舞台上で着替えを手伝い、セットを転換する様子も芝居に取り込まれている。ミュージシャンも時折演技をするのが楽しいし、ピアノ、バンドネオン、ヴァイオリンによる生の音楽がドラマを際立たせている。
山田正男役:市村正親
森山英一郎役:中川晃教
百合子役:影山優佳
パク・スビン役:東島 京
岩崎直子役:渡辺えり
ドタバタのバックステージものとして笑いながら観ているうちに、いつしか劇中劇のミュージカルに没入してしまう。イギリスの歴史ある侯爵家に漂う暗い影。音楽家ショパンや詩人ノルビィトが登場し、話は意外な展開に。後半、山田正男はミュージカルで主役の庭師を演じながらも、師匠の過去を彷徨うようになる。他の役者たちもそれぞれ抱えた過去と向き合うことになる……。
(左)森山英一郎役:中川晃教(右)山田正男:市村正親
(左)山田正男役:市村正親(右)岩崎直子役:渡辺えり
山田正男役:市村正親
ミュージカルはもちろん、イギリス演劇、歌舞伎、落語、K-POP、アングラ劇などをもとに、鮮烈なシーンがこれでもか!というほど詰め込まれ、一瞬たりとも見逃せない。これは市村正親が、渡辺えりが辿ってきた演劇人生そのものと言えるだろう。市村と渡辺のペアダンスにキュンキュンさせられ、市村と中川の対決に『モーツァルト!』の父子を思い出してグッときたり。影山と東島が小劇場ブームの頃の芝居に見えて、懐かしさを感じた。
何より市村正親の芸達者ぶりと存在感。そして渡辺えりの創造力。演劇一筋に生きてきた二人がこの作品で結実し、花開く。“秘密の花”は新しい劇場で咲き続けるに違いない。
コメント
※本コメントは9月9日の初日開幕前にキャストより寄せられたもの。
■市村正親(山田正男役)
今まで見たことのないような新作を作り上げてきたので、どのように皆さんに見てもらえるのかドキドキしています。えりさんに、難しくて僕が弱っちゃうぐらいの作品を書いてほしいとお願いしたものだから大変でした。言わなきゃよかったと思ったけど、言っちゃったから(笑)。えりさんとは青春時代を池袋の舞台芸術学院で過ごしたという共通点があり、僕はあの頃に戻ったような気持ちで稽古をしました。精神的に飢えていた時期でもあり、台本を読むとえりさんとは感動の仕方が似ているなぁと。この作品にはそういったエピソードがたくさん盛り込まれています。新しい劇場でお待ちしています!
■中川晃教(森山英一郎役)
市村さんとえりさんが夢を実現されるという感動の舞台が実現するということ。僕もその一員として関わることができて本当に嬉しかったです。これは役作りの上で一番大事だなと実感しています。音楽がとても素敵で、えりさんの作品の世界を音楽がきちんと表現していますね。えりさんはこれまで多くの音楽劇をやられてきましたが、この“アングラミュージカル”はえりさんにとって新しい幕開けになると思います。
■影山優佳(百合子役)
尊敬する皆様と同じ舞台に立たせていただけることを光栄に思う稽古期間でした。新しい刺激をたくさんいただき、楽しかったです。稽古を重ねるほどに、えりさんが人生で感じてきた繊細な感情を台詞として言うこと、舞台の上に存在させることの難しさと凄さを感じました。この作品は複数の世界線が折り重なって展開します。たくさん笑って心を震わせ、いい夢を見ていただけるお芝居を、お届けできたらと思っています。
■東島 京(パク・スビン役)
稽古はとても貴重な時間でした。何よりえりさんの演劇に対する熱と愛! とことん追求し、ギリギリまで練って作られた本作、ミュージカルの新しいジャンルを開拓されたように感じています。役の人物はどのよに生まれるのか?不思議な体験をしていただけることでしょう。稽古でえりさんが「こんな人みたいにやってみて」と例を挙げても、僕は全然わからなくて。えりさんから映像のリンクを大量に送っていただき勉強しました。
■渡辺えり(岩崎直子役)
舞台芸術学院の先輩である市村さんとの出会いから約50年。念願の初共演です。二人が上京し、苦労した話や体験したこと、本当の話をこの作品に入れました。市村さんには102歳の庭師や若い頃の回想、女性など多くの、しかも今までやったことがない役に挑戦していただきます。台本は全て当て書きです。稽古場でのキャストたちの一挙一投足を見て、書いたところもあります。また現実で水谷八重子さんや美輪明宏さんが亡くなられた。そんな現実も影響し、私は書きながら、現実と虚構が一緒になるような瞬間が稽古場で何度も味わいました。演劇を愛し続けた先達たちへの想いを込めて、誠意を持って上演していきたいです。
文:三浦真紀 撮影:田中亜紀
公演情報
<スタッフ>
脚本・演出:渡辺えり
音楽:近藤達郎/三枝伸太郎
美術:岩本三玲
照明:宮野和夫
音響:長野朋美
衣裳:西原梨恵
ヘアメイク:馮 啓孝
歌唱指導:亜久里夏代
演出助手:菅田恵子
舞台監督:榎 太郎
<キャスト>
市村正親
中川晃教、影山優佳、東島 京
西本竜樹、内河啓介
渡辺えり
【ミュージシャン】
ピアノ:三枝伸太郎/佐山こうた(Wキャスト)
バンドネオン:鈴木崇朗
バイオリン:武田圭司
<東京公演>
日程:2026年9月9日(水)~24日(木)
会場:東京建物 ぴあ シアター
主催:ホリプロ/ぴあ
企画制作:ホリプロ
<大阪公演>
日程:2026年10月2日(金)~5日(月)
会場:新歌舞伎座
主催:新歌舞伎座
お問い合わせ:新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222(10:00~16:00)
<香川公演>
日程:2026年10月9日(金)~10日(土)
会場:シアターマド(丸亀市民会館)
主催: 公益財団法人 丸亀市福祉事業団
お問い合わせ:シアターマド(丸亀市民会館)開館準備室0877-85-8971(平日9:00~17:00)
<静岡公演>
日程:2026年10月17日(土)~18日(日)
会場:三島市民文化会館
主催:三島市民文化会館
お問い合わせ:三島市民文化会館 055-976-4455(9:00~18:00※ただし、休館日を除く)
<宮城公演>
日程:2026年10月24日(土)~25日(日)
会場:仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
主催:仙台放送
共催:仙台市市民文化事業団
お問い合わせ:仙台放送 事業部 022-268-2174(平日11:00~16:00)
<新潟公演>
日程:2026年10月30日(金)~31日(土)
会場:長岡市立劇場
主催:サンライズプロモーション北陸
お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸
TEL:025-246-3939(火~金:12:00~16:00/土:10:00~15:00)
初日を1週間後に控えた稽古場。主演が倒れ、残されたのは「訳あり」な4人のみ――。
ミュージカル『シークレットフラワー』の上演を目前に、主演の歌舞伎俳優が突如病に倒れる。絶体絶命の危機に代役として白羽の矢が立ったのは、一番弟子の山田正男(市村正親)。長年師匠を支えてきたベテランだが、彼は過去のあるトラウマから「少女」という言葉を口にするとセリフが止まってしまう致命的な弱点を抱えていた。急遽、主演を引き受けることになったミュージカルスター・森山英一郎(中川晃教)だったが、現場への不満や文句をぶちまける始末。他の弟子たちも師匠の看病を理由に全員がボイコット状態。
稽古場に残されたのは、言葉を失うベテラン・山田、毒舌スターの森山、若手女優の百合子(影山優佳)、そして熱烈な韓流ドラマファンであるマネージャー・岩崎直子(渡辺えり)が強引に連れてきた韓流スターのパク・スビン(東島 京)のわずか4人。
「この4人で、20人以上の登場人物を演じ分けなければ、幕は開かない」
怒涛の早替わりで役を繋ぎ、極限状態に追い込まれた彼らの中で、次第にそれぞれの秘密が明らかになっていく。果たして無事に初日の幕を開けることができるのか?
公式X=https://x.com/secretstage2026
#シークレットステージ