カラヴァッジョ《法悦のマグダラのマリア》が国立西洋美術館で世界初公開
《法悦のマグダラのマリア》
国立西洋美術館にて2016年3月1日(火)より開催する「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」にて、カラヴァッジョの《法悦のマグダラのマリア》の出品が決定した。本作品の展示は、世界初公開となる。
《法悦のマグダラのマリア》は、カラヴァッジョが死ぬ間際に携えていたとされる3点の絵画のうちの1点。カラヴァッジョが殺人を犯してローマを逃亡し、近郊の町で身を隠していた1606年の夏に描かれたものとされている。2014年に発見され、科学調査を経たのちに“カラヴァッジョの真筆”と認定された。
本展では、その他にも日本初公開となる《バッカス》や《女占い師》のほか、《果物籠を持つ少年》《ナルキッソス》《トカゲに噛まれる少年》など、貴重なカラヴァッジョの傑作11点が紹介される。この11点は、日本でも過去最多、世界でも有数の規模で開催される展覧会となる。
日本初公開となる《バッカス》
《果物籠を持つ少年》
「西洋美術史上最大の革新者」「ルネサンスを超えた男」」「天才画家にしてならず者」と評されるイタリアの鬼才、カラヴァッジョ。常に「劇的」と形容される彼の作品を、存分に堪能できる展覧会となるはずだ。圧倒的パワーをもった作品の数々を、ぜひその目で確かめていただきたい。
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