世界で唯一、9種類のペンギンに会える!「長崎ペンギン水族館」vol.1

レポート
イベント/レジャー
2016.3.22

飼育下にあるペンギンを自然の海で展示するという試みは世界初

地球上に生息するペンギンの種類は、18種類。「長崎ペンギン水族館」(長崎県長崎市)では、その半分にあたる9種類のペンギンを飼育しています。ペンギンの飼育種類数としては、世界の動物園・水族館で最多。9種類の個性あふれるペンギンたちと出会えるのは、世界中でも同館だけです。さらに、飼育下にあるペンギンを自然の海で展示するという試みも、世界初。「ふれあいペンギンビーチ」では、プールとはひと味違う、ペンギンたちの行動を観察することができます。

「ふれあいペンギンビーチ」があるのは、水族館に隣接する自然体験ゾーンの海浜部。自然の海をネットと柵で囲い、その中でペンギンたちを展示しています。総面積は、約3,700㎡。そこで10数羽のフンボルトペンギンが、展示の時間内は自由気ままに過ごします。

ふれあいペンギンビーチ

ふれあいペンギンビーチ

砂浜には、安全のために境界線としてロープが1本敷かれていますが、ペンギンとの間に壁はありません。ロープのそばまでやって来るペンギンたちをじっくり観察したり、一緒に記念撮影をしたりして、楽しむことができます。

ふれあいペンギンビーチ

ふれあいペンギンビーチ

 

もともと、群れる習性を持っているというフンボルトペンギン。例えば、1羽が海に向かって行くと、それに続いて、他のペンギンたちも次々に海へ向かって行くなど、ビーチでも様々な集団行動を見せてくれます。

「ペンギンの食事タイム」には、飼育員さんがエサを海に向かって投げた瞬間に、エサをめがけて猛スピードで泳ぐペンギンを見ることもできます。また、土日・祝日には、ビーチでのエサやり体験イベント(有料)も開催。さらに、ビーチでの展示が終わるときに、飼育場までの約100メートルを、飼育員さんに誘導されながら、ペンギンたちがヨチヨチと歩く姿も見所の1つです。

※ビーチでの展示時間、イベントのスケジュール等は、同館の公式サイトや館内でご確認ください。

館内で注目したいのが、水深4メートル、水量200トンの大水槽。ペンギンは、潜水の名人でもあります。野生では、中型や大型のペンギンが、エサをとるために、300メートルから500メートルの深さまで潜ることもあるそうです。1Fからは、潜水の様子を見ることができ、2Fからは、プールに飛び込む様子などを見ることができます。

水深4メートルの大水槽

水深4メートルの大水槽

大水槽のある「亜南極ペンギン」ゾーンには、5種類のペンギンたちが展示されています。

キングペンギン

キングペンギン

同館で飼育されているペンギンの中で、一番大きいのがキングペンギン。

ヒゲペンギン

ヒゲペンギン

ヒゲペンギンは、アゴから耳の後ろまで、くっきりとした黒いラインが入っているのが特徴です。

ジェンツーペンギン

ジェンツーペンギン

頭の上に、白いヘアーバンドのような模様があるのがジェンツーペンギン。スロープを使わずに、水中からジャンプして陸に上がることができます。

そのほか、よく似たイワトビペンギンとマカロニペンギンが飼育されているので、館内にある解説を参考にして、見分けてみましょう。

 
長崎ペンギン水族館
住所: 長崎県長崎市宿町3番地16
営業時間:9時~17時(8月は18時まで)
休館日:年中無休
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