日本公開6月25日に決定!宮藤官九郎監督が香港国際映画祭に初参加!『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也・神木隆之介出演『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』が、諸般の事情で公開延期となって再始動の時期を待ちわびていたところだが、このたび6月25日(土)に公開されることが決定した。
そして、現在開催中の第40回香港国際映画祭において招待作品として本作が公式上映され、宮藤監督が舞台挨拶に登壇した。
今回で40回目を迎える香港国際映画祭は、香港で開催されるアジアを代表する国際映画祭の1つで、毎年3月下旬から約2週間にわたり約280作品が公開され、約60万人が参加する香港を代表する一大イベント。宮藤監督は、2月にロッテルダム映画祭を訪れており、本作で2度目の国際映画祭参加となった。この模様をお届けしよう。
『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
3月28日(現地時間21:00)に行われた舞台挨拶は、遅い時間だったにもかかわらず、会場である「香港文化センター」の前には、上映を待つ長蛇の列ができ、客席1,700席は満席の大盛況!会場を歩くと大勢のファンからサイン&握手を求められ、注目度バツグン。まず上映前に舞台挨拶に登壇した宮藤監督は、「遅い時間にも関わらず、足を運んで下さりありがとうございます。楽しんでください。」と挨拶。そして、上映後に会場が明るくなると、客席で鑑賞していた宮藤監督に向け、観客によるスタンディングオベーションが起こり、それには監督も手をふり喜びをかみ締めていた。
『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
上映終了後に行われたQ&Aで、地獄の映画を撮ろうと思ったきっかけを尋ねられた宮藤監督は、「長瀬君と一緒にバカみたいなロックの映画をやりたいと思ったのが最初です。長瀬君とはドラマも映画も含めて何本も一緒に仕事をしていて、そろそろ人間じゃない役をやって貰ってもいいんじゃないかと思った。地獄の鬼がギターを持って地獄に立っていて、そこに神木君演じる大助が何度も落ちてくるというシーンがまず最初に思い浮かんだ。そこから、地獄と輪廻転生の映画にしようと思いました。」と明かした。さらに会場からは、劇中歌の歌詞について質問が飛び、宮藤監督は「歌詞は深く考えたものもあれば勢いで書いたものもあり、色々ですけど、“あなたがいれば そこは天国”という歌詞がこの作品のテーマを語りつくしているので、好きな人がそばにいればそこが天国というのが一番のテーマです。」と語った。
宮藤官九郎『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
最後に監督にとっての青春は?と聞かれると、「難しい質問ですね(笑)。僕はもう45歳になりますが、まだ青春が続行している感じだと思います。他の作品でも一貫していますが、ある程度年を重ねた大人の中にも青春が残っているというのがずっとやりたいことだと思うので、扱うテーマは変わっても青臭い部分というのはこれからも描いていきたいと思います。」と観客にメッセージを送り締めくくった。会場を出ると監督を待つ観客の波に囲まれ、現地での宮藤監督の人気の高さが伺われた。
宮藤官九郎『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
迫り来る地獄の責め苦の数々が、笑いの責め苦となって観る者すべてに襲いかかる、世界初!【超絶地獄】コメディに期待したい!
『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
■公式サイト:http://tooyoungtodie.jp/