「マイ・フェア・レディ」霧矢大夢、真飛聖、寺脇康文が登場！「午前十時の映画祭７」特別試写会

4月2日（土）からTOHOシネマズ日本橋ほか、全国55劇場で開催される「午前十時の映画祭7」。2010年よりスタートし、今年で累計7回目を迎えるこの企画は、累計動員数300万人を超える人気企画となっている。

今年度の映画祭スタートを記念して、3月31日（木）TOHOシネマズ日本橋で催された特別試写会ではオードリー・ヘップバーン主演の映画「マイ・フェア・レディ」を上映することとなり、試写会のスペシャルゲストとして、今年7月10日（日）から東京芸術劇場プレイハウスで上演されるミュージカル「マイ・フェア・レディ」に出演する霧矢大夢・真飛聖・寺脇康文が登場し、トークショーを行った。

ミュージカル版でイライザ役をＷキャストで務める霧矢と真飛、そしてヒギンズ教授を演じる寺脇。美しい舞台衣装に身を包んだ姿に、観客から溜息のような声が上がっていた。

「この企画はもちろん知ってました」と語る寺脇。一方、今回初めてこの企画を知ったという霧矢と真飛。「映画館で映画を見るというのが宝塚の現役時代は難しくてDVDで済ませてしまうことが多かった」と霧矢。「（お客様たちと）一緒にこのまま映画を見て帰りたい」と真飛が言うと、自らがかぶっている大きな帽子を指して「（これが）邪魔ですから！」と自分にツッコんで笑いを取っていた。

初演時、寺脇は「言語学者の役なので言葉を間違えてはいけないからセリフを噛めない。そこがいちばんプレッシャーだった」と語る。一方、宝塚退団直後のミュージカルだった霧矢。「一番最初にこのドレスを着て記者会見をしたときにちっちゃい声で『女のポーズ、わからん』ってつぶやいていた」と寺脇にばらされて大笑い。真飛は真飛で「宝塚では霧矢さんが一期先輩だったんですが、退団は私のほうが早かったので、女子の先輩として…」と言いかけたところ、「腰に手を当てといたらいいのよ」とざっくりとしたアドバイスをしていた、と寺脇にばらされ、こちらも大笑いとなっていた。

映画「マイ・フェア・レディ」の中で、下町育ちのイライザの言葉遣いが違う、とヒギンズが指導する場面を日本版ミュージカルでどう表現するか、となったときに「ひろいひたい（広い額）」を「しろいしたい（白い死体）」と言わせて「それ、怖いよ」とツッコむことで表現していた、など舞台ならではの工夫も披露。寺脇は「演出のG2さんが、再演に向けて新たに書き直してくださるということで、より進化した舞台を披露できると思う。イライザは同じセリフで同じ役を演じているのに、二人とも違う魅力があるのでぜひ両方の舞台を見てほしい」とアピールしていた。

なお、今年の「午前十時の映画祭」のラインナップで気になっている作品は？という質問に、「僕のベスト１映画が入っているんです。『バック・トゥー・ザ・フューチャー』！時間を旅行するという話が昔からすごく好きで。エンターテイメントのすべてが凝縮されているんです」と力説する寺脇。霧矢は「『アマデウス』。宮殿の華やかな場面とドロドロとした人間模様がすごく好きでハマった思い出がある」とコメント。

トーク終わりのフォトセッションの際、「（午前十時の映画祭の）パネルを寄せていただけますか？」とカメラマンがスタッフに依頼すると「これですか？」と真飛がささっとパネルを動かし、スターらしからぬ動きの速さにスタッフが慌てる一幕も。

三人が薦める「午前十時の映画祭7」、そしてミュージカル「マイ・フェア・レディ」。ともにこれから楽しんでいただきたい。