小野賢章らキャスト登壇　4月アニメ『田中くんはいつもけだるげ』イベントレポート

4月から放送開始の新アニメ『田中くんはいつもけだるげ』は、『男子高校生の日常』や『月刊少女野崎くん』など人気のアニメ化作品を輩出しているガンガンONLINEで連載中のユルユルまったりなインセンシティブ青春コメディ。

TV放送に先駆け、3月20日に新宿ピカデリーにてトークイベント付き最速先行上映会を開催した。第１1話＆第22話の先行上映とメインキャスト登壇のキャストトークで盛り上がった。

 

まったり平和な気持ちになれる日常系アニメ

ダラダラまったり、いつもけだるげ、基本動かず頑張らないことがモットー。体育にはダラダラするための体づくりとして前向きに取り組む。けだるく過ごすことに関してストイックな姿勢をみせる田中。そんな田中を見守るおかん系男子・太田や、師匠として慕う宮野など派手な行動を起こさない田中に対して、いろいろ世話を焼いてくれたり、積極的な行動をみせる周りのキャラクターも魅力的。特に太田の寛大な優しさには、視聴者も田中が羨ましく感じるはず。田中の周りがどんな風に賑やかになっていくのか、今後の展開が楽しみだ。

 

BGMまでけだるげ!?　キャストも驚く豆知識

アニメ先行上映のあとは、メインキャストの小野賢章(田中)、細谷佳正(太田)、高森奈津美(宮野)、 小岩井ことり(白石)、諏訪彩花(越前)が登場。アニメとはまた違ったゆるいトークを繰り広げた。

主人公、田中役の小野は、「けだるいといっても、そんなにゆっくり喋らないようにしています。ゆっくりというよりは、ニュアンスだったりとか、話し方でけだるい空気感を出せたらいいなと思って。」と、なるべく抑えて繊細に演じるように気をつけているそう。

ツッコミ役でもある太田を演じる細谷は、なぜか唐突に“つり橋”を引き合いに出し、「このアニメは優しいアニメなんです」と語りだす場面も。不思議な空気になる中、小野は「細谷さんの言うことが最近ちょっとズレている。先日もアフレコ現場で『人類は2年後に滅亡するんだ』と、巨人族の話をされた」と告白。会場は笑いにつつまれた。

そんな細谷は、自身の役である太田のことを「振り回されているように見えるけれど田中のことをある種、尊敬していて自分にはない個性をちゃんと尊重できる人」と分析。田中のことをよく観察しているよね、という話になると「僕が賢章くんを観察しているのとよく似ています」とコメント。

4月9日（土）より、シネ・リーブル池袋にて毎週先行上映の開催が決定し、『田中くんは映画館でもけだるげ』のメインビジュアルも発表。「これが映画化するんでしょ？」と言う小野に続き、細谷が「僕たちはこの作品でハリウッドに行こうと思います！」と挨拶すると、他のキャストも「ハリウッドに行きます！」の宣言でステージを去る、謎の展開でイベントは終了した。

ハリウッドへの夢（？）を掲げる、熱意あるキャストたちが作り上げた、けだるげな青春コメディを是非ご覧いただきたい。

(C) ウダノゾミ／スクウェアエニックス・製作委員会はいつもけだるげ

『田中くんはいつもけだるげ』

TOKYO MX 4月 9日より毎週土曜22:00～
MBS 4月 9日より毎週土曜25:58～
広島テレビ 4月10日より毎週日曜26:20～
テレビ愛知 4月10日より毎週日曜26:35～
BS11 4月10日より毎週日曜27:30～

※シネ・リーブル池袋にて毎週先行上映