映画館とフィルムの記憶を巡る中馬聰の写真展『映画館』に100点超
©2015 Satoshi Chuma
写真展『映画館 映写技師/写真家 中馬聰の仕事』が、本日4月12日から東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開催されている。
関西でフィルム映写技師を務めながら、2007年から全国各地の映画館を訪れて建物や映写室などを撮影した中馬聰。2015年には37都道府県の142か所で撮影した作品をまとめた自身初の写真集『映画館』を刊行した。
同展では、『映画館』の収録作を中心に100点以上の作品を展示。全国55館の映画館を写した約80点の写真に加え、閉館した映画館で使われていた座席や劇場看板、東京国立近代美術館フィルムセンターが所蔵する戦前の映画館の写真24点などが紹介される。なお会期中には、中馬や映写技術者・脚本家の荒島晃宏、建築史家・建築家の藤森照信によるトークイベントも行なわれる。詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。
イベント情報
『映画館 映写技師/写真家 中馬聰の仕事』
2016年4月12日(火)~7月10日(日)
会場:東京都 京橋 東京国立近代美術館フィルムセンター 7階 展示室
時間:11:00~18:30(入場は閉場の30分前まで)
休室日:月曜、6月13日~6月17日
料金:一般210円 大学生・シニア70円
※高校生以下、障がい者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
トークイベント
『アーティスト・トーク―映画館をめぐる旅』
2016年4月23日(土)
会場:東京都 京橋 東京国立近代美術館フィルムセンター
講師:中馬聰
料金:無料(申込不要)
トークイベント
『いまフィルム上映とは』
2016年5月21日(土)
会場:東京都 京橋 東京国立近代美術館フィルムセンター
講師:荒島晃宏
料金:無料(申込不要)
トークイベント
『建築としての映画館』
2016年6月11日(土)
講師:藤森照信
料金:無料(申込不要)