F/T15、主催公演の全ラインナップを発表

写真:記者発表会の登壇者、左から市村作知雄/安野太郎/渡邊未帆/アンジェリカ・リデル/宮城聰/多田淳之介/山岸清之進

写真:記者発表会の登壇者、左から市村作知雄/安野太郎/渡邊未帆/アンジェリカ・リデル/宮城聰/多田淳之介/山岸清之進

“融解する境界”がテーマ、「フェスティバル/トーキョー15」主催公演の全12演目が発表

10月31日から12月6日にかけて行われる国際的な舞台芸術フェスティバル「フェスティバル/トーキョー15」の記者発表会が28日、東京芸術劇場シンフォニースペースで行われ、主催公演の全ラインナップが発表となった。

第8回となるF/T15のテーマは「融解する境界」。国境を越えた共同製作や、演劇と音楽が結びついた作品、東日本大震災の経験を経て生み出された表現に目を向けて、12演目・3企画(シンポジウム・トーク・展示)の主催プログラムが行われる。また昨年度までのボランティアスタッフの仕組みを一新し、今年度から「F/Tサポーター」としてスタート。会期中の運営補助や公演サポートの他に、自主活動を積極的に展開することで、フェスティバルへの様々な参加の機会を提供する。

⇒ 主催プログラム全ラインアップ発表!(ページ中ほどより)

記者会見の冒頭では、F/T15ディレクターズコミッティ代表の市村作知雄氏が「昨年度からの新たな『複数人のディレクター』による体制(ディレクターズコミッティ)が、今年は本格的に機能しており、各プログラムにしっかり反映されています」と挨拶。今年度ついて「“境界”シリーズは昨年から引き継いでおり、とくに演劇と音楽との癒合、震災を経験した中から生またものを取り上げたい」とし、「世界中で“多様性”のほころびが顕著な中、『(アートを用いて)多様性の中にいかに対立を含ませるか』を考えていきたい」と同フェスを通じた“アートの力”の可能性についても語った。

また、昨年から力を入れる「アジアシリーズ」では、昨年の韓国に続き、今年はミャンマーから3組のアーティストを紹介する。来年以降についてはマレーシアや中国を取り上げる予定であることも語られた。

記者会見では、カラフルで明るいイメージが印象的なメインビジュアルも発表となった。アートディレクションを担当した氏家啓雄氏は、「個人的には(日本の神話にある)『天の岩戸』が開いたようなビジュアルをイメージしています」と語った。

<F/T15 主催プログラム一覧>
会期 10月31日(土)〜12月6日(日)

■『フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園』
総合ディレクション:プロジェクトFUKUSHIMA!+山岸清之進

■SPAC – 静岡県舞台芸術センター『真夏の夜の夢』
演出:宮城聰 / 潤色:野田秀樹
会場:にしすがも創造舎

■ゾンビオペラ『死の舞踏』
安野太郎(コンセプト・作曲)×渡邊未帆(ドラマトゥルク)×危口統之(美術)
会場:にしすがも創造舎

■地点×空間現代『ミステリヤ・ブッフ』
作:ヴラジーミル・マヤコフスキー/ 演出:三浦 基
会場:にしすがも創造舎

■『ブルーシート』
作・演出:飴屋法水
会場:豊島区 旧第十中学校

■『God Bless Baseball』
作・演出:岡田利規
会場:あうるすぽっと

■富士見市民文化会館 キラリふじみ『颱風(たいふう)奇譚』
作:ソン・ギウン / 演出:多田淳之介
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

■『地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)』
作・演出・美術・衣裳:アンジェリカ・リデル(アトラ・ビリス・テアトロ)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス

■パリ市立劇場『犀(サイ)』
作:ウジェーヌ・イヨネスコ / 演出:エマニュエル・ドゥマルシー=モッタ
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

■ギンタースドルファー/クラーセン『LOGOBI 06』
会場:アサヒ・アートスクエア

■ゲーテ・インスティトゥート韓国×NOLGONG『Being Faust – Enter Mephisto』
構成:ピーター・リー
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

■アジアシリーズ vol.2 ミャンマー特集
『ラウンドアバウト・イン・ヤンゴン』
会場:アサヒ・アートスクエア

<ディレクターズコミッティ>
代表:市村作知雄
副代表:小島寛大・河合千佳
メンバー:葦原円花・喜友名織江・十万亜紀子・長原理江・横堀応彦

 

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